夜の公園で歌手と会う話 part1 ( 読み手参加型小説)

この小説は、読んでいただいている皆様にストーリーを決めていただく物語です。つまり、主人公の行動や言動をいくつかの選択肢の中から皆様に選んでいただき、決まった選択肢に応じて主人公の運命が変わるという事です。

この小説を書こうと思った背景には、"自分が面白いと思うものを、どの程度見ていただく人にも共感していただけるかを知りたかったから"というのがあります。  (もちろん「スキ」欲しさの承認欲求もありますが・・・笑)

~参加~                              主人公にしてほしいアクション番号をコメントで選択。コメントをくださった番号が多かったものを選び、進んでいきます。締め切りは投稿した日から24時間後で、一つもコメントがなかった場合は、スキの数で決まります。例:1スキ→① 2スキ→② 3スキ→③ 0スキ→連載終了      4スキ以上→④     

という感じです!!よろしくお願いします!



僕の名前は鈴木悟。先月長かった受験生活をようやく終え、無事に合格し、今年の春から理系大学に通い始める僕は、二か月間という貴重な暇が出来た。

自分で自信の持てる趣味をお持ちの方はこういった時間を有意義に使うんだろうが、僕はこれといって好きなものはないし、特に打ち込んでるものもない。

つまり、僕にとってはこの暇が長ければ長いほど、趣味に打ち込んでる奴らと差をつけられてしまう期間なのだ。ちくしょうめ。

と、下らないネガティブ思考を家の自室の天井を眺めながら働かせていた。

旅行行こうか?・・・でもお金ないし。

自己啓発本でも読んでちょっと自分を変えてみるか・・?いや、読書は嫌いだ。文字を読んでるだけでストレスたまるし、読んだところでそんなに自分の内面なんか変化しなさそうだし。

僕はそんな類の自問自答を毎日繰り返しては、毎度同じ結論に到着する。

「結局、家にいるのが一番いいよなあ・・・」と。

こんな長い間暇して過ごせる時間なんてそうないだろうし、あえて割り切ってだらけてしまうのもまた一興だと、僕は思うのだ。

そう考えていた時、僕のズボンポケットから振動音が鳴った。こいつは恐らく友人からの着信である。

そういえば昨日、こいつの好きな歌手が新しくCD出して今日がその発売日だから、それ買いに行くの付き合えって言われてたんだった。

こういう頼み事を二つ返事ですぐ了承してしまうのも、僕の悪い癖である。

昨日約束した事なのに、もう僕の頭の中からはこいつとの約束事は消えていた。

僕は今日という日を、この愛すべきピロー(枕)と共にする気満々でいたのに…

僕はこの友人のおかげで外に出ることを強いられる羽目になった訳だが、僕はこの枕とお布団を手放したくはない。さぁどうしたものか・・・


①友人からの電話を無視して寝る

②電話に出る

③1度無視してから15分程寝て、こちらからかけ直す

④友人からの電話に出た後「今、西暦何年だ・・・?」と言い放ち、タイムスリップ系物語の主人公のようなボケをかます


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