見出し画像

Web制作 or Web開発どちらを勉強する?

1.はじめに

今回の記事では現在転職や副業で人気が出ているWeb制作、Web開発についてどちらを勉強するのがいいのかを解説していきたいと思います。

ここ最近、コロナの影響で打撃を受けた業界の人やコロナをきっかけに自身のキャリアを見つめなおす人たちを中心にWebのエンジニアが転職先として人気となっています。

私自身色んなWeb自社開発企業やWeb制作会社の人事の方とお話しさせていただく機会が多く、未経験者からの応募が急に増えたという話を聞きました。

そんな人気の出ている職種におけるWeb制作、Web開発についてそれぞれ違いを交えながら話を進めていきたいと思います。
私自身、本業でWeb開発案件に参画していますが、Web制作の案件をこなしたこともあり、両方とも経験しています。

2.Web制作、Web開発案件の特徴と向いている人について

①Web制作について
文字通り、Webサイトを制作する仕事

特徴
・HTML,CSS,jQuery,JavaScript,Wordpressなどを中心に学習が必要。
・Web制作会社(Webサイトの制作をおこなう会社)に就職するだけでなく、クラウドソーシング等に案件が数多くあり、副業としても人気がある。

向いている人
・何か目に見えるものを作るが好きな人
・プログラミングを本業ではなく、副業にしたい人
・デザインに興味がある人

②Web開発について
Webサービスやアプリを作成する仕事

特徴
・Ruby,PHPなどのサーバーサイドを中心に学習が必要。
・副業で稼ぐのは余程の実力がある人でないと難しいため、Web開発をおこなう会社に就職する必要がある。

向いている人
・プログラミングを本業にしたい人
・Webサービスの開発に興味がある人
・高単価なフリーランスになりたい人


一般的に副業で稼ぎやすいWeb制作の方が勉強の難易度が低いため、参入はしやすいです。プログラミングを本業ではなく、副業程度でマネタイズしたいという方は
Web制作案件がオススメです!

一方で、Web開発案件は勉強する範囲がWeb制作に比べて広いため、会社に入社してからも勉強を継続しないと業務についていけないという状況になりやすいです。
一方である程度実務経験を積んだ後は月単価が60万以上の高単価な案件も多く、将来的にフリーランスで稼ぎたい方にはWeb開発案件がオススメです

※企業にもよりますが、どうしても駆け出しエンジニアの正社員は給料がかなり低いため、修行期間中はあまりマネタイズできないです...

3.フリーランスになる場合の違いについて

Web業界に入りたい理由の一つとして、将来的にフリーランスになりたいという方も多いと思いますが、フリーランスになる場合のWeb制作とWeb開発の違いについては以下の通りとなります。


①Web制作フリーランス

・請負契約(成果物を完成させるまで報酬が発生しない契約)で働くことになる。
・フリーランスになるまでの期間が短い
・案件の数をこなさないと収入を増やしづらい
 ・リモートワーク、在宅ワークが中心


②Web開発フリーランス

・準委任契約(スキル、知識を持った人が決められた時間働く契約)で働くことになる。
・フリーランスになるまでの期間が長い
・それなりの実務経験があれば、Web制作よりも単価が高い傾向
 ・在宅ワークを認めていない企業の場合、企業の事務所に常駐して働くことになる。

Web制作は納品までの時間が短ければ時間単価がどんどん上がっていきますが、納品に時間がかかると時給単価が低くなってしまいますが、Web開発は稼働時間での契約となるので、その辺の懸念はありません。

単価だとWeb開発>Web制作ですが、Web制作は期間が短くてフリーランスになりやすいこと、企業に常駐する必要がないこと等web開発にはないメリットがあります。

結論として、早めにフリーランスになりたい場合はWeb制作、安定した時間単価で稼ぎたい場合はWeb開発を選ぶのが無難だと思います。


4.まとめ

勉強的に大変なのは圧倒的にWeb開発案件ですが、Web制作、Web開発のどちらを選ぶかは各個人の描くライフスタイルややりたいこと等色んな要素が絡むので
どっちがいいとは必ずしもいえませんが、今回の記事がWeb制作、Web開発のどちらを勉強するかを検討中の人にとって参考になれば幸いです。

※なお、別記事でWebエンジニアとして転職する際の注意点をまとめた記事をまとめていますので興味のある方は是非覗いてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?