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【映画】やっぱり、撃たれると痛いの?

 みなさん、こんにちは。☺️今日は大好きな【12】というVAPE用のリキッドを葉巻きのように燻らせながら懐かしく新しい映画を観ています。😌

terminate : 終わらせる

 terminate(ターミネイト)と聞くと直感的にTERMINATOR(ターミネーター)を思い浮かべると思います。☺️今回のお話はTerminator 2: Judgment Dayです。

 前作で結ばれた、サラ・コナーと未来から来たカイル・リースとの間に出来た息子ジョンこそ、未来での機械との戦争で人類を導く指導者だった。そして、機械たちはジョンの暗殺を目論み、再び1994年ロサンゼルスにターミネーターを送り込んでくる。一方、来るべき未来の戦争を知る唯一の人間サラは、狂人扱いされ精神病院へ入れられていた。

 前作のTERMINATORの続編です。TERMINATORシリーズの中で、私はこの作品が一番好きです。一作目は緊張感溢れる未来からの暗殺者という物語でした。
 無敵のサイボーグというコンセプトでサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を暗殺しようとするサイバーダインシステムズ・モデル101シリーズ800(アーノルド・シュワルツネッガー)の恐怖を物語にしていました。
 二作目であるTerminator 2: Judgment Dayは一作目で起きた事件を解決すべく物語は進みます。
 しかし、Terminator 2: Judgment Dayの魅力はメインの物語にはなく、様々な見方で魅力が引き出されます。☺️

サラ・コナー

 ターミネーターシリーズのヒロインと言えばサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)です。一作目では未来を救う救世主を産むという重要な役割を持ち、カイル・リース(マイケル・ビーン)に救いを求める下弱い一般人でした。
 Terminator 2: Judgment Day(以下T2)で最初に驚いたのはサラ・コナーの変貌ぶりでした。
 未来の危険性を世に伝えようとしたサラ・コナーは誰からも信用されず、警察の精神病院に収監されています。至極当たり前な事とはいえ驚きます。😓
 優しく、柔らかな雰囲気でターミネーターを恐れていた前作のサラとは真逆に戦闘用に調整された体を持ち、目は獣のような眼光を放つ女性に変化していました。未来のため、愛したカイル・リースとの間に産まれる救世主を護るため、あらゆるサバイバル技術を身につけたのです。

Terminator

 サラ・コナー最愛の息子ジョン・コナーを護るべく未来から転送されるサイバーダインT-101(アーノルド・シュワルツネッガー)はもちろん、T2では新たな刺客サイバーダインT-1000(ロバート・パトリック)という液体金属で構成された新型が登場します。
 液体金属とは考えたな。😏と当時感心しました。(笑)
 この頃はSF映画・アクション映画がたくさん公開されていた時期で黄金時代と言ってもよかったと思います。
 T−101は物理的にダメージを負うに対し、T−1000は物理的ダメージを受けません。ここにスカイネットの失敗からの経験という賢さを感じます。この当時は物理的に破壊できない悪について「どうすれば?」とわくわくしたのではないでしょうか?☺️液体がゆえにさまざまな者に変化し、声を変え分子構造を変化させ物になったり格子をすり抜けたりなど力技で世を渡り歩いたアーノルド・シュワルツネッガーと非対称な知的な雰囲気を出すロバート・パトリックを起用したのは素晴らしいキャスティングだったと思います。
 銃や刃物では倒せないTerminatorの登場は、その後の映画でも多く真似られたのではないでしょうか?

愛すること、悲しむこと学ぶ機械

 このTerminator 2: Judgment DayをSFサスペンス物語という見方をすると素晴らしいアクション映画で終わってしまいます。この物語をまた観たくなってしまう理由はね。☺️
 サラ・コナーとカイル・リースとの短くも熱い愛と息子への尽きることのない自己犠牲の中にある深い愛。そして感情なく任務を遂行するしか脳の無い機械が愛を理解する物語ではないかと私は感じています。
 一作目のターミネーターはしつこいほどの任務遂行能力を持ち、ただただ恐怖でした。しかし、T2のターミネーターは少年ジョン・コナーを護るという任務がゆえ、ジョンと深く関わり合います。人間は関わりが深くなればなるほど愛着や愛情が湧いてくるものです。
 ジョンが命じた「人を殺すのはよくないこと。」というコマンド。これは単にジョンが命じたコマンドではないという変化が見え始めます。「誰も殺すなって言っただろう?」という言葉にニヤリと笑い「信用しろ」と返すターミネーターは、過酷な未来から平和な現代へ来て人間との関わり合い方を学んだのではないでしょうか?

人間がなぜ泣くか分かった……

 この最後の台詞は、分かり合えた暗殺用殺人マシーンとの深いお互いの愛情から生まれた言葉なのだと思います。
 ジョンとサラを家族のように愛する感情を持ったターミネーターは自分の部品がこの世界に残るとまた誰かが開発し、回避した未来を再び危険に陥れる可能性があると理解したのです。少年ジョンと別れる事を悲しむターミネーターは「涙を流す機能がない」と言います。もちろんこれは別れに涙を流したいという気持ちを表していると思います。
 ジョンを護るという任務からジョンを愛するという感情に変化したこの映画はとても好きな映画になりました。

いろんなところにある笑いどころ

 最後に今回のTerminator 2: Judgment Dayにあるさまざまな笑いところについて書こうと思います。
 とにかくたくさんあるのでみなさんも観る機会があったら探してみてください。(笑)
 例えば、T−1000が鉄の格子を抜ける時に手に持つ拳銃は自分の部品ではないため、引っかかるシーン。まんべんの笑みで今こそ怯えるがいいくらいの表情で透抜けたあとに「ん?」という顔をします。(笑)とか。古い映画を観直すと当時は分からなかった事を多く見つけます。
 是非探してみてくださいね。☺️

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