中学生年代のバスケ指導から学んだもの(モチベーション編)
僕は大学6年間、中学校高校のバスケの監督をしておりました。その経験から学べたことについて少し書きたいと思います。
僕が教えていた学校は進学校でお金持ちのおぼっちゃま達が集まるところでした。決してバスケに対してやる気があるわけではなく、勉強最優先という子達が多い中での監督でした。
挨拶などの礼儀作法やモップがけ、人の話を聞く力、忍耐力などスポーツにおいて初期装備していないといけないものすら備わっていませんでした。
他校の強豪校などはミニバスからバスケを始めた子達が多く、僕が指導した学校は初心者の子達が多かったです。
こんな環境の中で始まった僕の監督人生は、最初から全く思う通りにいきませんでした。僕が言った練習を全力でやらない、練習はサボる、試合は負けても当たり前、声を出さない、すぐに諦める、闘争心や負けん気は皆無。このようなことは当たり前です。
正直始めの1年は全く結果も残せませんでした。僕のモチベーションも保てませんでした。僕の言うことを聞いてくれない選手を怒鳴り、強制的に前に向かせようとしました。でも、進学校のおぼっちゃま達にはそんなことは逆効果で、時代の流れとも逆行していると気付きました。
そもそも、僕が選手の時にああしろこうしろと怒鳴られて、言うことを聞いてなかったことを思い出しました。僕には僕の考えがある。このように思って違う行動を取ってました。
そこで、選手の時代のことを思い出し、選手の気持ちを考えた指導をしようと思いました。
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