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#46 『明け方の若者たち』を読んで

こんばんは!おおたお創です!

最近ツイッターで話題になっていたカツセマサヒコさんの『明け方の若者たち』を読んだので、感想を残しておきたいと思います!

そもそも僕がこの本を手に取ったのは三浦さんのこのツイートをみたのがきっかけです

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三浦さんに当てはめて書いたわけでもないので、当てはまったように感じてしまうほど、この本は人の共感を呼ぶのかと思って、気になって読んでみました。

実際読んでみて、この本を一言で言うならば、、「誰もが経験したことがあるありきたりな本」っていう感じでした

それで、この感想を聞いた時に「めっちゃ評価わるいじゃん」と思う人いると思うんですけど、そうじゃなくて、、!!

誰もが経験したことありそうだからこそ、すごく自分を投影しやすくて、気づいたらこの本の世界に入り込んでるっていう感じでした。

けど、不思議なのは、この本ので言われている人生のマジックアワー、20台前半の人生っていうのは、僕にとって振り返るものではなく、真っ只中にいるんですよね、、

そして、この本の中で出てくる主人公が良く言っていた「こんなはずじゃなかった」未来というのは僕のとってまだ思い描いている未来のはずなんです

だから、まだ「こんなはずじゃなかった」って思わない人生を歩む可能性もあるはずなんです

けど、この本を読んだ時に、すごく共感できたし、誰かの話を読んでいるのではなく、自分の話を読んでいるようでした

音楽を聞いてる感じって言った方がいいでしょうか?3〜5分という短い時間の情報量だからこそ、抽象的なことが多くなり、それが返って多くの人が感情移入できる要因となります。

しかし、小説は長編になればなるほど、主人公の色が強くなり、自分を重ね合わせるというよりかは、登場人物のことを考えて、感動させるものが多い気がします

そんな中、『明け方の若者たち』は長編でありながら、誰もが自分の物語のように読めるのです

誰もが感じたことあるような感情を言葉にするのが本当に上手なんだなと思いました。

そして、カツセマサヒコさんの年齢の人たちに30代前後の人たちにとって人生のマジックアワーが20代前半であるように、人によって、年齢によって人生のマジックアワーは必ず存在するように感じました

そして、10年後の自分にとってのマジックアワーは今の時代の自分かもしれない。いや、きっとそうなると思います

僕自身高校生の時は中学生はよかった、早く大学生になりたいと言って、大学生になると高校生うらやましい、、とか早く社会人になりたいなんて言ってたりもします。

けど、そんな風に言ってたあのころも今の自分にとってはかけがえのないマジックアワーなんですよね、、

今の時代をどんなにつまらないと感じたり、報われないと感じてもいずれ、自分にとって美しく感じられるようになると思います

あーあ、高校生戻りたいなーーー!笑


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