将軍流、人事戦略（再）

昨日はクレームを何件か頂きましたので、今日は真剣に。

継がせて頂いて8、9年ぐらい経ったと思うが、一番最初に変えたのは人事評価だった。

「人が公平な評価をされ、適切なギャラをもらう」ことができるかどうか？というところを重点的に変えていった。

もちろんあの時は経営のことも初めてだったし、コンサルなんて入れられないので自分で勉強したし、ある大手の人事評価シートも独自のルートで入手し、参考にさせてもらった。

その時本当に、やばかった会社がみるみるうちにやる気がみなぎる会社になったのは今も覚えてる。

人が会社を変えていくから、その人を変える評価制度を作るべきだ。

時間が経ち、コロナも終わり新たに評価制度を作り直すことになった。

今、構想していることを社内のみんなにも共有を込めて、noteに書いておこうと思う。考え方も共有したい。

今回のコンセプトは

「猿でもわかる人事評価」

という衝撃的なコピーでいきたいと思う。

大きく変わる点は店長の評価基準。
店長&料理長を重要視する。
なぜなら売り上げを作っているのは現場を統括している店長と料理長である。
店長&料理長＞本部社員　という構図を社内に取り入れる。
もちろん本部社員も色々なポジションがあるので、一概には言えないが
たとえばエリア統括など最高ランクのポジションは最高年商店舗の店長経験を1年以上必要とし、売り上げを上げ続ける必要がある。
今回会社の成長をしていくための重要な項目をシンプルに評価する
それが売上、利益、QSCだ。

【売上】　店長は配属店舗の年商ベースでの月収決定
売り上げが高ければ高いほど、月収【店長ランク】が上がる。
もちろん年商が下がれば月収【店長ランク】も下がる。
店長成り立ての場合は年商規模が小さい店舗からスタートする。
つまり売り上げを上げられれば店長&料理長は高待遇になっていく。

年商が高い店舗ほど運営レベルが上がる。マネジメントする人の量や管理する数字が大きくなるし経営に与えるインパクトが強くなるので年商が高い店舗に優秀な店長、料理長を配属することが合理的。

焼肉業態
ショーグンホルモン→BUTAMAJIN→大将軍

SHOGUN BURGER
やっぱりw新宿店→A店→B店→C店・・・

SHOGUN PIZZAやTOTONなどの新規ブランド
年商規模を決め達成率で店長ランクを決定

【営業利益】賞与は店長、料理長は利益ベースで分配する。

FLの管理、その他経費の管理をすることで営業利益が上がってくる。この営業利益をどのぐらい上げられるかでその店舗の利益を分配する。一般社員は今検討中。
売り上げを上げても利益が上げられない店長、料理長は賞与が減る構造になるし、利益を上げられる店長、料理長には賞与が増える構造になるので年収があがる。

【QSC】毎月の店舗チェックや面談、店舗内ヒアリングにより店長&料理評価

SVの店舗のクオリティチェック、SNSからの評価、商品クオリティチェック
提出物、無駄な残業をしていないか？部下にさせてないか？その他運営ルールに沿っているかどうか？そう言ったチェックシートを毎月使用し、評価する。
見習い＋0円　ブロンズ+１万円　シルバー＋１万5000円　ゴールド＋2万円　プラチナもある？　（まだ決まっていない）

これら３つの方向から店長&料理長を評価することにする。またこの店長の評価ランク自体はおよそ公開される。（詳細すこし分からない状態）この評価の透明化をすることで、何をしたら良いか？どうしたら評価されて給与があがるのかが分かりやすくなると思う。

色々やってきて、会社の規模も大きくなっておもったことが
うちの会社は「自分の頭で考えて行動すること、改善して売上をあげていくこと」を店長にやってもらいたいことだった。規模が大きくなると、社員が増えてきて、どんどんポジションを与えていかないといけなくなる。本部社員がなんだか現場も入らなくていいし、かっこいいし、楽しそう。みたいな感覚に陥りがちでみんな本部社員を目指すが、本来は飲食店で最も大事なのは現場。
現場の店長が超優秀であれば、どんどんいいお店になるし、どんどん利益が出る会社になるだろう。かっこいいお店作ってほしいんだよね、俺は。

そして本部社員にも伝えたいが、なにより現場。答えは現場にある。
ガネーシャでは本部にも週２、３以上必ず入るようなそんなハイブリッド型の本部社員を求める。
もっともっとお客様とふれあい、観察してもらいたいし、現場のスタッフの顔を見てほしい。
今後は人材不足にもなるし、全員の給与を上げていかないといけない。そうなればいかに少ない人数で、多くの利益を出すかが重要だ。

最後にもう一度言う。
売上を作り、利益を生むのは現場であり、現場をもっともっと大事にしよう。

店長たち、マジで頑張れ、必ず還元するよ。