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ヒュッゲな暮らし

【おっさんたちの往復書簡】
↑高校の友人とやってる往復書簡(6往復目に突入)です。

あけましておめでとう!間が空いてごめんなさい。
昨年は、ほんと大大大逆境だったんだな。でもミョウの思考や行動を見ていると、寂聴さんが何かの本で言っていた「逆境もご縁だと思って活かしましょう」という言葉を思い出す。そんな教訓を他人に助言するのは簡単なんだろうけど、いざその境遇に立たされた時、心を平静にして、状況を受け入れるのは難しい。去年の後半あたりからミョウに何度か会っているけど、noteに書いている心持ちが実際の言動ににじんでて頭が下がります。もちろんスッとその領域に入れたわけではないだろうけど。それでもやっぱりすごいよ。俺も見習いたいです。


さて今回は、少し軽めの話題で書簡を書こうと思います。テーマは、住まいと暮らし。俺は建築家でも設計士でもないので深い含蓄はありません。ただ最近新居を構えたいと思うようになり、始めて自分が家に求めるものを真剣に考えました。前回のnoteで「自宅をリフォームした」と書いてあったし、ミョウの考えも聞きたいと思いテーマに選びました。通勤は〇時間以内とか、間取りは〇LDKとか実用面のスペック以外で、住まいや暮らしに求めるものをまとめてみます。

大きな公園と神社が近くにある

家の近くには大きな公園があってほしい。これまでの住まいも、東京では井の頭公園、京都では宝ヶ池公園が近くにありました。コーヒーかビールをもって、もしくはおにぎりをむすんで公園に出かければ、何の変哲もない週末が幸せな一日に変わるよね。思い立ったらふらっと出かけられる距離に公園がほしい。
それから神社も近くにあってほしい。その町に昔から人が住んでいた証しだし、ちゃんと理由があって神社はそこにある(周囲を見渡せるよう高台にあることが多い)わけだから。防災の観点からも一つの目印になるよね。車窓からうっそうとした茂みが見えると「あそこに神社があるんじゃないか!?」とgoogleマップを開いてしまいます。

人が集まる空間を設けたい

子供が大きくなって自分の部屋にこもりっきりになるのは親としてさみしいもの。また友人や知人が遊びに来て気軽にワイワイできる空間があると嬉しいよね。リビングは、人が集まりたくなる場所にしたいです。個性的になりすぎず、シンプルで清潔にしておきたい。踏み心地がよくぬくもりのある床、大きめのダイニングテーブル、落ち着く照明、ゆったり座れるソファー、壁にはお気に入りの絵……夢は膨らむね。居心地のいいリビングになるといいな。子どもが3人もいて、末っ子がまだ1歳の我が家で実現できるかどうかはさておき、(あ、金銭的にも限界があるわ!!(笑))それが理想です。
とある調査によると「人とのかかわりが増えることで高まる生活満足度は約1200万円の年収増に相当する」そうです。今の年収を1200万円プラスするのは難しいけど、人が集まりたくなる工夫は考えられるので、楽しみながらあれこれ想像したいと思います。

手間をかける

年末の大掃除、俺たちが子供のころに比べるとずいぶん手軽になったよね。大掃除は単に家をキレイにするだけでなく、昔は年に一度のメンテナンスの機会でもあったように思います。しかし今の我が家は「壊れたら買い替える」サイクルが染みつき、何かをメンテナンスして長く使う感覚は薄れ、大掃除は手軽になりました。もちろん一度知った「便利」を手放したいとは思わないけど、一方で手間をかける楽しさを改めて味わいたいとも思います。使い込むことで深みが増す素材を住まいの中にいくつか取り入れたいな。


ところでさ、「ヒュッゲ」という言葉は知っている?数年前に少し流行ったようですが俺は最近知りました。デンマーク語で「人との温かいつながりをつくる方法」「心のやすらぎ」「お気に入りのものに囲まれる幸せ」「心地よい一体感」とかの意味(日本語するのが難しい)らしい。何か存在するものではなく、その場の空気や経験をあらわす言葉だそう。毎年の世界幸福度ランキングで、トップ3の常連であるデンマーク。デンマーク人の幸福の裏側にはヒュッゲ的な時間が隠れているというわけです。

デンマーク人が言う「ヒュッゲ的時間」を住まいや暮らしの中で実現するのが俺の理想!さてさてその理想にどこまで近づくことができるのか、挑戦しようと思います。
ミョウは住まいに何を求めてる?また暮らしの質を高めるためにしている工夫はありますか?何かあれば教えてほしいな。(もちろん公開できる範囲で!!)



こんな感じで、苦悩を綴りつつも一方でゆるいテーマを織り交ぜながら今年も続けられたらと思っています。どうぞよろしく!

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