写真を見て思うこと。
宿泊のお客様にプレゼント中の2024年版カレンダーですが、とても喜んでもらっております。ただ、ライダーさんやチャリダーさん、そしてバスで来られるお客さんにはこのサイズはちょっと邪魔‥。濡れてしまうかもしれないし、旅の途中に扱いが難しいので、無理に渡すことはしておりません。それでもほしい人はぜひ！！！
写真を見て思うこと
昨年までは月ごとにめくるタイプのカレンダーを作っていました。そのため、1月の写真、2月の写真‥と撮影日を確認して12ヶ月を選ぶ必要がありました。冬のような絵になる季節の写真は多く提供いただいたのですが、季節の変わり目などは皆さんあまり撮影していないので、集めるのに毎年苦労。それでも、誰かがカバーしてくれて作ることが出来ました。
12月から3月だったら雪景色だし、そんなに気にしないでもいいのでは？？
と思ったのですが、大山が好きなお客さんがみると思うと、ウソはつけません。見る人が見れば、どこの光景で、どの季節なのか一目瞭然です。太陽の登る場所に、沈む場所。見える星や月の満ち欠け。もちろん、森の色も変わるし、動植物からも季節を感じ取ることができる。
例えば、この写真は11月。影大山の位置がかなり美保湾側にあります。冬になるとご来光が大山の南側に回り込むので、影は北へ伸びる。
でも、夏は太陽が北東の方から上がるので、影大山はもう少し左へ、つまり西に伸びる。
そして、6月。同じ山頂の様子ですが色合いがこれだけ変わるんですよね。
ちなみに、こちらは2023年版の1月の写真を選ぶ際に迷った3枚の写真。
「B」も「C」も、ふもとから撮影で雪の気配を感じないので、別に1月の写真と言わずに7月の朝の写真ですよ‥といっても気づかないのでは？？と思うのですが、太陽の位置が季節を物語るので、これらはすべて1月に撮影されたものになります。採用しなかった‥とはいえ、素敵すぎる写真。
下の写真は今回の2024年版カレンダーに採用した1枚。8月撮影のご来光です。山頂まで上がらずに8合付近からみることで海岸線(北東より)から太陽が上がってくるのを見ることができます。冬1月のご来光「A」の写真と比べると太陽の位置がずいぶん違います。冬はずっと右側、つまり南東から上がってきます。
実はそうやって3年にわたり、各12ヶ月の写真を選ぶ際はとても時間を費やしました。みなさんからいただいた数百枚の写真を毎年見比べながら、大山の四季の移り変わりをじっくり見る。今まで気が付かなかったことや、こんな景色があったんだなぁ～など、写真で得られるいろいろなことに都度驚かされました。
※カレンダープロジェクトでは、「みんなで作る大山のカレンダー」がテーマだったので、まずは、私が各月3枚を選び、最終的にはNoteを見ている読者の方や、FBをみている寿庵のフォロワーさんのオンライン投票で各月に採用する「あなたの好きな大山」を1枚選んでもらいました。
さて、2024年版カレンダーは1枚もののポスタータイプにして、ランダムに大山の写真を配置しております。投票ではなく過去利用した写真と、この度私の好みでピックアップしたマニアックな大山の写真を追加して48枚をインスタ風に並べました。
当初はいつもと同じスタイルのカレンダーを作るつもりだったのですが、とっておきの写真を3年にわたって提供していただいたため、ネタがない！と提供者に言われたのも理由かもしれません。
「そう思ったら定期的に写真展や写真集を出すようなカメラマンはすごいよね‥」
と、写真提供してくれたNちゃんとそんな話になりました。スペシャルを撮り続けるって本当に大変なこと。しかも山岳写真になるので、天候にも悩まされる。採用したカレンダーの写真だって、「きれいで美しいね‥」だけではなく、撮影の苦労が目に浮かぶので、1枚1枚に感情移入してしまう。
ネタがない～～！と言いながらも、3年にわたり、1000枚以上の写真を私に提供していただいたみなさんにはあらためて感謝したいと思います。
と、なんだか話が長くなったのだけど、1枚の写真から読み取れる色々な情景を思い浮かべながら、2024年版カレンダーをぜひ手に取ってほしいって思います。
宿泊の皆さんへはプレゼントさせていただいておりますが、宿泊以外の方へは1枚500円で販売中です。送付も可能ですが、その場合は、梱包材におよそ110～150円かかります。そして定形外郵便で送るので、220円かかります。そして、支払いは振り込みになるので、振込手数料もプラスでかかります。それでもほしい！と思う方はぜひご連絡くださいね。
購入希望はこちらのフォームに記入し送信くださいね。
問い合わせは、Gmailへお願いいたします。
daisenguesthouse.juan@gmail.com
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