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やまねの塒日誌|vol.12|学び記 おおなんDIY木の学校-床編③

座学終了後は現場へ移動して、いよいよ実践へ。
木の学校のゲストハウスになる予定の立派な古民家の一室。

床はすでに一度剥いであり、床下も見せていただく。
一部補強してあるものの、古い建物にもかかわらず、
根太は結構しっかり残っている。
床材もまだまだ使える。おそらく柿とのこと。
広葉樹はゆっくり成長する分、きめ細かく、重く、頑丈だ。

真ん中上の正方形の部分は囲炉裏の跡。
左はビス、右は木用ねじ。床材はねじで留める。
囲炉裏も床材で覆う。
墨壺で直線を引く。
床が水平になるよう、必要な高さをミリ単位で計測。
薄い板を組み合わせ、計測した数値に高さを合わせる
これで水平になった、はず!!!
間に断熱材を敷き込み、本日の作業は終了。

そしてまた、うづい通信部へ移動し、みんなで夕食をいただく。
ここも、木の学校を通してつくられた場所。
今回の参加者さんの中には、以前にも木の学校に参加された方もおられ
まさに、この場所で実践したそうで
「このあたりの壁、俺たちがやったんだよ〜!」と、嬉しそうに教えてくれた。
リノベーションって、ただただハード面だけではなく
ソフトな部分でも新たな価値が加わっていくんだなぁ、と思う。

冬は玉櫻の蔵人であるマスターお手製の、酒粕カレーと
担当者のかたが用意してくださった、地元のお野菜たっぷりサラダ。
(おいしすぎました)
わいわいと食事を囲んで。DIY仲間ができるのもこの木の学校の魅力。
目を引く壁一面の本棚も、木の学校でつくられたもの。
棚のデザインもさることながら、本のチョイスもすてき。
ドライフラワーでシャンデリアのようなライトに。やわらかい光にほっとする。

つづく

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