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やまねの塒日誌|vol.3|ロゴに込めた想い

これまでの記事では、屋号の「塒」と「やまね」について綴ってきました。

そろそろここいらで、ロゴについても触れてみようと思います。

このロゴは、2023年7月に生まれました。
大山町で暮らし始めると同時に、地域おこし協力隊として活動をはじめて
4ヶ月目の頃です。
この大山町という大好きな地域で、
これからどんな想いをもって根を張って生きていきたいのか、
みなさんに知ってもらうための旗がほしかったのです。

山・ヤマネ・屋根の、大きく3つのイラストで構成されています。

まず下部から、北壁の大山。
日本海側の大山町で暮らす人々にとって、日常的な風景です。
大山は中国地方最高峰を誇り、古くから信仰の対象となってきました。
美しい水や自然の恵みを与えてくれ、天災からは守ってくれる。
地元の人々は「大山さんのおかげ」と表現します。
わたしたちの暮らしの、文字通り基礎となっています。

まんなか、大山と屋根のねぐらでまんまる姿で眠るのは、ヤマネ。
ヤマネは大山にも棲息している、国の天然記念物。
ヤマネのような希少生物が暮らすことのできる生態系を守ることは、
回り回って人の暮らしを守ることにも繋がっていきます。
時にキツツキやネズミ類の古巣を利用して暮らす生態にフォーカスし、
森の空き家活用の達人としての象徴になってもらいました。

そして上部には、山陰地方に特徴的な橙色の石州瓦の屋根と、
リボンを掛け合わせて表現しています。
大山山麓の素晴らしい自然環境のもと
いまわたしたちが暮らすことができているのは
先祖代々の人々が汗水たらし、脈々と護り育て続けてきてくれたおかげ様。
敬意と感謝、そして私たちが未来へプレゼントとして繋いでいけますように、
という想いを込めて。


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