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わたしの読書法〜15年かかって、マイオンライン本棚をつくっています

みなさん、こんばんは。
カイロスマーケティングという会社で代表をしております、佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。

社会人になって、20年以上も経ちます。いろいろなことを学ばせていただいたと思っています。その学びは、お客さま、仕事、そして本から。

でもその過程には、自分と本との変な戦いや葛藤がありました。


本をたくさん読むことで本棚と戦うことになってしまった

社会人になって、とてもたくさんの本を読んできました。本を読んでは、本棚にしまって。という生活があたり前になったら、あっという間に本棚が読んだ本でいっぱい。そして、大きな本棚を買って、また本を買って読んで…。を繰り返していたら、また本棚がいっぱいになって。

本棚の本を取捨選択すれば良いのですが、あの本はここが大事で、この本はもう一度読もう。などと考えることになりました。むむむ。選択って難しい。

どの本を取っておくべきか、考えるのが面倒になってきたため、どの本も等しく処分しよう!と、自分勝手ルールを定めることにしました。ちょっと無謀だと思っていましたが、今から考えるとナイスな選択でした。

だって、どうせその本を読むのは1年に1回だけ。だったら思い切って処分してしまおうと。

本を処分しようと決めたら、なんだかもったいなくなった

どの本も気持ちよく処分できたらよかったのですが、やはりそうはいかない…。いつかもう1度読むかもしれない…。まだこの本からは学べそうだからもったいない…。

こんな感情が湧いてきました。

よく考えてみると、その本を読み返したい理由は、その本の一部のページだけでまだまだ学べるかもしれないと思っているからなんですよね。

本で学んだことが自分の行動として、考え方として身についてしまったらもう学ぶことはできないのですが、そうはいかない。そして、その本から学べることは、おそらく本全体の1/3以下の量。なんだか効率が悪いな。

だったら、学びたい箇所をあらかじめ抜き出して保管すれば良いと。でも、本棚にしまうと、また本棚と葛藤することになる。だから、大事な部分をファイルに抜き出してデジタル化しておけば良いんですね、と。


大事だな、学べるな、と思ったら迷わず線を引いて書き出す

本を一通り読むときに、大事だなと思った箇所に線を引くことにしました。その本を読み終わったら、線を引いた箇所をWordに箇条書きで書き出して、ファイルとして保存する。これを繰り返す。読んだ本の数だけWordファイルが増えるだけ。

本の読み方については、こちらの記事で詳しく書きましたので、ご参照いただけますと幸いです。

本はなんとか1〜2時間程度で集中して読み切る。本を読むときに、紙の書籍なら黄色い蛍光ペンで線を引く。電子書籍なら。電子書籍の機能でハイライトしておく。これだけです。

この本を読み終わったら処分してしまう。と思うと、ここも線を引いたほうがいいかな、というガイドラインが勝手に出来上がります。

この自分ガイドラインに従って、どんどん線をひきながら本を読み進めています。


線を引いた箇所をWordにまとめる

本を読んだら、線を引いた箇所をWordファイルに書き出します。箇条書きが便利です。段落の機能を使って改行の際に段落の間を大きくとって見やすくすると良いです。

もし図面もWordファイルに残したい場合には、スマホでその図面を写真に取って、その写真もWordファイルに残しておきましょう。

Wordファイルに残す作業はとても大切です。できるだけ誤字脱字を減らしながら、もう一度その本を思い出して、自分が感じたことをうまくまとめられるようにしておきましょう。ある程度時間をかけてWordファイルにまとめる作業をしても良いと考えています。

このWordファイルが、本棚にとっておきたいと思う本の価値と同じくらいになるわけですから、時間をかけるだけの価値があると考えています。今はキーボードでタイプするスピードも速くなったため、1時間もあればWordファイルに線を引いた箇所をまとめられるようになりました。

本のまとめのWordファイルが完成したら、iCloudなどのスマホからもファイルを読み込めるようなクラウドストレージサービスに保存します。

1冊の本が1つのWordファイルになるようにして、本の題名がわかるようにWordファイル名をつけておくと便利です。

iCloudでフォルダを作って、本のカテゴリ別に保存すると、なお良いです。

これで、自宅の本棚がクラウドサービス上にできあがります。外出時でも移動時でも、スマホからアクセスできる自宅の本棚が完成するというお話です。

いまでは自宅に小さな本棚が1つあるだけです。読みかけの本と、辞書的な本があるだけになりました。

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