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#101 仕事がしんどいからこそ見えること

超・久しぶりにnoteを記載します。

みなさん、GWが明けた今、どのようなに日々過ごしていますか?
新年度になって間もない今、身の回を見回すと色々なことを思います。

「新たな環境になって右も左も分からない!」
「今後の仕事の見通しがつかず怖い!!」
「GWが明けて次の長期休みもなく辛い…!!!」

ただ、これはどれも、どちらかというとネガティブな内容です。

さて、今回、noteに記載しようと思ったきっかけですが
結構周りをみていても、中間管理職が潰れる様子が多いのです。
そして5月病と言われるまさにこの時期が多いのです。

「ではこれはどうして起きてしまうのか。」
「そして、こういう状況になったらどうするべきかのか。」

自分なりに最近感じることを下記に備忘録としてぼやきます。

1. この時期、潰れるのはなぜか

私自身、中間管理職としてやりはじめて4年目になり、管理職の部下も持つようになったのですが、こぞってこの時期に潰れかける人が増えます。

潰れかけるとは何かというと会社の「産業医面談」の数が増えて、体調不良・メンタル不全を訴える人が増えるということです。

ではそこで、どんな面談結果が共有されるのか。一言でいうと

「適応障害」

が起きています。

■ご参考リンク(適応障害とは)

「適応障害」というと、言葉のイメージとして、学校で静かに話を聞くことができずに動き回っているような子、みたいなイメージをもってしまうのですが、それは一部です。

広義で捉えると、その環境になじめない、特に環境が変わった時にそこに適応するのができずに辛いという状況になるということです。

そして、最近思ったことがあるのですが、これ、新入社員よりも中間管理職の方がなりやすいです。

新入社員の場合、ストレスが多くかかるとはいえ、周りが1年目として教えてやろうという感覚で接する場合が多く、本人も想いをもって入社しており、辛くても頑張る!とふんばるケースが(私の周りには)多いからです。

一方で、中間管理職の場合はどうか?

ある程度、会社でも評価をされて、それなりの責任のあるポストになり、現場のメンバーから、一転してメンバーをマネジメントする立場になります。

一見すると昇進だし、良いように見えるのですが、なってみて思ったのが下記の3点です。

  • 現場から離れることによる職務の変化

  • 任される期待と役割レベルの変化

  • 立場が変わることによるコミュニケーションの変化

個人的にはこの3つの変化に対応するのが難しくて倒れる人が多いような気がします。

特にコロナになってリモートが増える中で、リアルコミュニケーションが減ると、メンバーのマネジメントがしづらくなるという側面もあり、それもボディーブローのように聞いている気がします。

色々と調べると、みな似たような状況のようです。

■ご参考リンク(管理職が潰れる要因)

ただ、何を隠そう私自身も、会社からの期待に対して今年度は毎朝ゲロ吐きそうなほど辛い気持ちで朝起きています。

では、こんな時にどういうスタンスで臨めばよいのでしょうか。

2. 辛い時に思い出したいこと

この回路に入ると、本当に良いことがありません。

「朝が辛くて動悸がする、夜目覚めてしまう…」
「全然集中できない、気づいたら時間が経っていた…」
「周りの人が怖い…辛い…辞めたい…」

など、どんなに前向き心理学を駆使しようとおもっても、目の前の期待値が高すぎる(というよりは、これ無理ゲーでは?)と思うことを任されて見通しが立たないと、こういう状況に陥ります。

こんな時に、上昇志向が強い人の行動パターンを考えるとこういう思考になると思います。

「これではいけないもっと前向きに捉えなければ!」
「気持ちが弱いだけ頑張ろう!!気合い!気合い!気合い!」
「辛い時こそ、自己研鑽を崩してはいけない!勉強だ!!」

はい、これ、最近までの私の考え方です。

ただ、これを続けるとどうなるかというと

「現行の集中力/生産性がより下がる」

という事態に陥ります。

ただ、これ、20代の結婚する前は、これでよかった気がします。なんだかんだ睡眠削って、土日でリカバリーすればそれでなんとかなりました。

これはもう無理では?と思う時もパワープレイでなんとかカバーしてきました。

しかし、管理職になって問題のハードルが上がり、かつ家族ができると、このアプローチでは無理です。というより、そこで無理をすると、より悪化します。

これは、下記の本を読んだりしてよく理解できました。

■ご参考図書(自分を変える教室)

ここで言及されていることは、ストレスがかかりすぎると「意志力」が弱まり、悪い行動(暴飲暴食、浪費、不倫など)が増えて後悔が増えるということです。

そのため、本当にやりたいことを実現したいなら無理をして意志力を下げるのではなく、意志力をあげるための努力と行動をするべきだ、ということがテーマで、その具体論まで記載されています。

とっても良い本だったので、下記にまとめています。

では、上記を踏まえてどうするか。

もっと好きなことを本気で考え抜いて、本気でパワーを割かないといけない。

これが個人的な見解です。

何かというと、仕事の成果は一旦おいておいて、本当にやりたいことは何かという点に思考を回す方が良いということがわかりました。

「いやいや、それじゃぁ目の前の課題解決にならないし…!」

と思っていたのですが、結局、課題のレベルが無理ゲーレベルまであがると、もはや自分の力でどうにもできない状況になるケースが多々あります。

そうなると、どうあがいても無理で、できることとしては、関係者に無理ゲーだということ認識を合わせることまでです。

できないことに対して謝罪するなり、目標を下げるなり、解決できない中での敗戦処理をする必要がでます。

こんな辛いことをずっと四六時中、休日も考えていたら、頭が変になって、生産性だけが下がり、何も解決されません。

で、あるならば、やるべきことは、余暇の時間を起点にやりたいことをどう実現するか、何を今したいか。の軸で考える方が生産的です。

これは現実逃避なのではなく、自分のメンタルを守るためでもあり、意志力を上げるためでもあり、今の環境を変えるきっかけにするためでもあります。

3.最後に

最後に、このように辛い時に考えたいのが、自分に興味の方向性を移すということです。

辛い時に自分の興味へ検討すべき観点を移すと、

「そもそもなんで働いているんだっけ?」
「何を目的に働くのだっけ?」
「今やるべきことはなんだっけ?」

と、そもそも論を考えるようになってきます。そうなると、ネガティブではなく、ポジティブな意味合いで、今の目の前の仕事の意味づけができるようになってくると思います。

逆に、意味づけができないのであれば、はたき方を変えるやら、転職活動をはじめるやら、次の活動に繋がっていくのだと思います。

先日この動画をみていて、特にそんなことを考えさせれられました。

個人的には、上記5:30の「健康と人間関係こそが大事」という話は刺さりました。

上記で語られているのは「お金なんかよりも長い目で見れば健康と人間関係の方が絶対大事、お金は最低限は出る、身の丈に合った暮らしのレベルに変えることが大事」ということです。

つまり、仕事や勉強や節約など、良かれと思って頑張っていることで、自分の心身の健康と、家族を含む人間関係が崩れたら本末転倒に思うわけです。

特におかねの使い方などは目的・目標ない中で、節約節約だけしてストレスを溜めてしまってはあまり意味がないなとも思います。(当然、なんとなくで浪費するのは良くないと思いますが。。)

自分のやりたいことを再考した時に、プライベートの時間とお金の使い方、そして仕事のあり方、を再定義しようと思いました。

この記事を宣言に、自分が大事に思う家族との関わりや、仕事の関わりは再定義して今年度から変えていきます。

本当に辛い時、というのは、こういう大きな判断・意思決定をするためのアラートなのかなと感じています。

今後も、この想いを踏まえて、気づきや学びで積み上げるものはブログを起点に積み上げつつ、プライベートの育児やワクワクすることはこのnoteで徒然なるままにぼやこうと思います。

駄文を長々と書きましたが、似たような境遇で、頭を抱えている人の参考になっていたら嬉しいです。

ご精読いただきありがとうございました!٩( ᐛ )و

ここまでご覧頂き誠にありがとうございます!今後も誰かのためになるような小ネタや気づきを発信し続けたいと思いますので、スキでもコメントでもフォローでもリアクション頂けると死ぬほど嬉しいです🙇‍♂️🙇‍♂️