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2024年3月に読み終わった本

6冊読了。
買ってすぐに読んだ本が多いので積読本はあまり崩れていない。
3月末までまだ日がありますが今月はもう読みきれる本がなさそうなので。

『クオリアと人工意識』(茂木健一郎)講談社現代新書

人工知能をテーマにした本は、すぐに陳腐化し賞味期限が短い。
トレンドを追って紹介するような本ではないのであまり重要なことではないのですが、執筆当時の"最新の"生成AIとしてGPT-2が話題として取りあげられています。
この本は積んでから約三年半熟成させていたので素人ながら少し古さを感じます。

本書の内容は「意識」「クオリア」について、未解決な問題を次々に提示し著者の考えを展開していくというものです。
新書なので各話題が広く浅く紹介される程度にとどまりますが、それらを飲み込むためには哲学、認知心理学、発達心理学、情報学など幅広い知識が必要だと思います。

中盤飽きてしまい途中で本を閉じようと思いましたが、第9章の「クオリアの豊穣」という言葉が出てくるあたりから胸が熱くなる内容で、終わりまで一気に読みました。

『改訂3版英語耳 発音ができるとリスニングができる』(松澤喜好)KADOKAWA

英語学習は発音からやると効率がいいらしいぞ、と知りさっそく発音の本を購入。
英語学習市場はパイが大きく、参戦する企業が多いので学習手段の選択肢が豊富にあり、消費者にとってありがたいです。

とりあえず発音がわかって音声がスマホで再生できれば十分なので、時の試練に耐え近年改定もしている本書を選びました。

毎日通勤中に音声ファイルをつかって発音練習しています。車通勤は読書ができないかわりに声を出し放題なところが○。
多くのレビューに書いてあるとおり、各所に挟まる著者の自分語りコラムは読む必要無いです。

『Pythonで学ぶはじめてのデータサイエンス』(吉田雅裕)技術評論社

サンプルデータを使って手を動かしながらデータサイエンスを体験する本。
各項目のしくみや意味、ポイントなどが広く学べる。
この本で体験してみて、より深い学びは別の本へ……といったところ。
すべてのコードを試してはいませんが、わかりやすくていい本でした。

『数学書の読みかた』(竹山美宏)森北出版

定義、定理、証明の読みかたを丁寧に解説する本。
例題の文をこまかく分割して、一文ごとに文意を確認していきます。
デカルトの方法序説にある、「問題をそれ以上分割できないところまで分割して考える」を繰り返す。

第6章は難しくて流れだけ拾って読了。
薄い本ですが内容は詰まっており無駄が無い本です。
何度もめくって使う本になりそう。
独習者におすすめ。買ってよかった。

『たくさんのふしぎ 2023年10月号 いろいろ色のはじまり』(田中陵二)福音館書店

サンプルを見て勉強の箸休めによさそうだったので購入。
福音館書店の『たくさんのふしぎ』は小学校中学年向けの月刊誌ですが、大人が読んでも楽しめるシリーズ。
色がきれい。わが家の幼児はあまりが興味なさそう。

『石は元素の案内人』(田中陵二)福音館書店

たくさんのふしぎ傑作集。
こちらも小学生向けの本。美しい写真がたくさん載っている。
こどもを寝かせる前にパラパラめくって日々楽しんでいます。


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