【ツアレポ】妖怪愛好家と行く！なごや妖怪まち歩きツアー【天狗編】

こんにちは、大ナゴヤツアーズです。
今回のツアーレポートは、
「妖怪愛好家と行く！なごや妖怪まち歩きツアー【天狗編】」。
妖怪というと恐ろしいイメージですが、このツアーはまったく怖くない妖怪まち歩き！歴史的背景やいわれなどを知ることで妖怪が当時の社会の中でどんな役割を果たしていたのかがわかります。
それでは2019年5月19日（日）に開催した時の様子を中心に、天狗編をちょっとだけお伝えしますよ。

天狗＝赤い顔に長い鼻？

ツアーのスタートは導きの神様の猿田彦から。猿田彦がなぜ天狗と関係があるかというと、見た目が天狗のように長い鼻を持っていたとのことから。
「天狗」というと赤い顔に長い鼻で、手には芭蕉千というおなじみのイメージがありますが、権力を持ち外道に堕ちてゆく僧の姿であると言われているそうで、元来は「異形のもの」として伝わっているのだとか。そのため先ほどのイメージのものだけでなく、「得体の知れないもの」「超絶な力をもっているもの」に対しても天狗と言ったそうで、地域によってたとえるものも変わってくるのだとか。この地域では「天狗」が多いそうです。

つづいてやって来た金刀比羅神社は水の神様で、特に天狗を眷属として扱っている神様なんだそうですよ。水の異形のものといえば「河童」ですが、異形のものといった点で河童と天狗は近しい存在なんだとか。

「熱田さん」で親しまれている熱田神宮の宝物館にも天狗がいます。多数展示されているお面の中に、まさに天狗のお面がありました。残念ながら館内は撮影ができないため、どんなお面だったのか、みなさんの想像で補ってください。

隠れ天狗を探せ

最後にやって来た円通寺は、秋葉大権現をお祀りしているお寺ですが、その秋葉大権現が天狗に似ているといわれていることから、境内の至る所に天狗由来のモチーフを見つけることができます。

あっちにも、こっちにも、天狗が手に持っているアレがありますね！

そして極めつけはなんと「天狗御籤」。みなさんどんなことが書かれていたのでしょうか。

天狗と言う存在は形や伝承を変えて、意外にも身近な存在として今も残っていることに大変驚きました。これを機に身の回りの天狗を探してみるのもおもしろいですね。

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開催地：愛知県名古屋市
ガイド：島田尚幸さん　 / 　あいち妖怪保存会 共同代表
ガイドさんHP：あいち妖怪保存会

島田尚幸さん / あいち妖怪保存会 共同代表

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