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自己満足大事

私にしかわからない、心のクレンズ。

多動と過集中の習性から、「根気がない」のがコンプレックスだった。
ゆっくり物事に向き合うことが苦手で、そのせいでイロイロ中途半端に手を付けては、続かない言い訳と、情けなさで揺れ動いていた。

過去記事で、自身の環境も多少書いてはいるが、
様々な要因はあれど、「継続」への憧れが強かった。
それは、年単位とか時間としても捉えられるけど、なんというか、自分の心が安定し楽しんで向き合っていることが重要で。

常に他人を意識し、頭の中が思考でグルグルした混乱状態ではなく。誰かに評価されないとダメだと無意識に考えて。そういう余計なものを取っ払った状態でのこと。

野球に興味を持ち、TVを見ながらでも一緒になってストレッチするような奴で。チームプレイをしたくて、サッカーを始めたときは、何も説明もなく「キーパー」になり。みんなと一緒に遊びたかった、どうして私はこういうことになるんだろう?って。行きたくなくて、辞めた。コーチはしょっちゅう迎えに来たけど、「だって、やりたくないのに。。」って思ってた。

チームに馴染まない性質なんだろうと、あきらめていた自分。会社に入っても何故だかリーダーみたいなポジションになる自分。バカだから一生懸命やりすぎて、自爆する。そんなことの繰り返し。

そんなこんな、イロイロあったけど。

野球に出会って、改めてチームプレイの良さ、難しさを感じている。これは会社組織にも共通する感覚なのか?と、自分なりに意識して行動するようになった。いい歳してなんだろう。って思うけど、事実、私に計り知れない影響を与えてくれる野球。

急激に好きにならないように、ゆっくり楽しむ方法として、「つば九郎」を刺繍している。ワッペンにして、チームのTシャツに着けて行きたくて。そんなことしていたら。。。

根気がない自分が、それなりになんとか縫うことが出来ている。

ゆっくり、針を刺す。

楽しんで、時間をかけて楽しむ。それだけを意識して。

そうしたら、家族に「上手だね」と言われ、下絵を描いてくれた友人も褒めてくれた。ヤクルトファンの方にも褒めて貰えた。

レベル感が正直よくわからないのだけど、ある程度完成した段階で、無性に嬉しくて号泣してしまった。自分でもこういうことが出来るんだ。多動で根気がない自分でも、好きなことしてこういう感覚を味わえるんだ。と。

なにを小学生みたいなことを?と思われても、もういいか。と思って書いている。こういう気持ちって、どんなに他人から褒められようと、SNSのいいね!が増えようと、結局は「自分が行動して、実感する」しか解消されない。大人になると、自分の弱い部分や苦手なことと向き合うのって、面倒になるし、無意識化にいても気づかない振りをする。

でも、そういうことを続けると、根っこが解消しないから、自己受容も進まないし、いつまでも同じ自分から抜けられない。こればっかりは、人生のどこで向き合うのかは、その人次第。なんなら、気づかない。

運動が大好きだった私。家族の中で毛色が違った私。遠回りした私。他人との距離感がわからない私。自他の境界がわからない私。お馬鹿さんな私。

たくさん、たくさん、生きづらくて、辛くても。

やっぱり、私を助けてくれるのは、行動する・やってみるエネルギーがある私。嫌なことがあっても、人と言う生き物が大好きな私。

苦手なところは、普通の人?笑から、見よう見まねでテクニックを貰って。自分の負担が少なくなるように生活している。

まさか、こんな刺繍と野球で、こんな感覚を味わうとは思ってもいなかった。

2021年のヤクルトスワローズスタジアムソングを聴きながら、こつこつ好きなキャラクターと、好きな手作業が全部一緒で。

こんなに幸せな時間、あっていいんだ。知らなかった。

一人で、落ち着いてやれば、できるんだ。

書きながら、また泣いている。どうしようもないへなちょこだ。


2022シーズン、ヤクルトスワローズは連勝に向けて頑張るらしい。そんなに詳しくもない人間だけど、ちゃんと観ている。出来上がったワッペンつけて、神宮球場に応援に行くんだ。


自分で自分を満たす。

モノや、他人ではなく満たす。

これは、本当に大事な感覚。感じられて嬉しい。


。。。肝心かなめの「ヤクルト~」の刺繍をゆっくりやろう!




こんなやつが、実は仕事で人の相談や話聞くんだから、世の中は不思議だ。笑







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