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スコッチウイスキー代表格、ダルウィニー

エディンバラからフォート・ウィリアムに向かう途中で立ち寄ったダルウィニー蒸留所(Dalwhinnie Distillery)のお話をば。

名称未設定

場所はこちら。地図で見るとなかなか北上していることがよく分かる。よく頑張って運転したものよ。

・ダルウィニー蒸留所の基本情報

ダルウィニー蒸留所は1897年の設立。

創業当時は「ストラススペイ(Strathspey)」と呼ばれていましたが、オーナーが米国人に代わったと同時にダルウィニーと改名されました。1919年に再びスコットランド人がオーナーに戻り、今は蒸留酒で世界最大手の英ディアジオの傘下として運営を続けています。

ここは、スコットランドで最も高い場所に位置する蒸留所の一つ。年間平均気温は6度で、人間の居住場所としてはスコットランドで一番寒いらしいです。

(昔、11月にハイランドに行こうと計画を立てたことがあったけど、雪で電車が走っていないって言われて諦めたことがあったな・・・)

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白い壁が一層眩しいわ・・・!この日の気温は23度(8月某日)。日差しがきつくて体感的にはちょっと汗ばむ感じ。

ダルウィニーの特徴は何と言っても飲みやすさと言われています。私はスコットランドにいたにも関わらず、周りの友達同様、ジンばかりばかばか飲んでいたため、あまり詳しくないのです。でも、スペイサイドとかは知っていて、一丁前にエルギン(Elgin)のウイスキーを買って帰ったことがあります。

ダルウィニーはそこまで癖が強くなく、ソフトな感じ。そもそもスコッチウイスキーは日本のと比べても香りや味わいが強めなので、ハイボールよりはロックとかで飲む方が良いらしいですね。

私はちょっと厳しいので、ハイボールにしちゃいます。大人の世界はまだまだだ

・店内の様子、購入品

なんたる失態。

店内の写真データを消してしまっている・・・。仕方ないので記述します。

新型コロナ対策で入店制限がありました。20〜30分ほど待ち、体温チェックからのアルコール消毒をして店内に入ります。

定番の15年ものから25年もの、「ウィンターズエディション」などもありました。そのほか、ウィスキー用の石やグラスといったグッズがあったり、併設されているバーでは利きウイスキーもできます。

おばさまおじさま複数人が和気あいあいと利き酒中。

混ざりたかったけど運転という使命があったので我慢しました(そしてそんなに飲めない私。新潟のぽんしゅ館でもフラフラだった)

私が買ったのはど定番の15年もの!!!

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選んだ理由はただ一つ、大きさがちょうど良い小ささ。私の本来の目当てはジンを買うことだったので、重さを考慮しました。

このサイズ、ばっちし。

・初の女性トップが作ったウイスキー

せっかく蒸留所に来たのだから、ここでしか買えない商品はあるのか気になりました。

やはりありました!

お店の人が教えてくれたこちらのウイスキー。その名も

「Dalwhinnie Lizzie's Dram」

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リジー・スチュワートさんは、スコットランドの蒸留所で女性として初のウイスキー職人になった一人。およそ30年にわたる職人人生の集大成としてこのウイスキーを作ったのだそうです。

彼女がダルウィニー蒸留所で働き始めたのは1987年。当時のスコッチウイスキー産業は完全な男性社会でした。

リジーはそんな環境の中で、常にスコッチウイスキーと向き合って来たそうです。そしてディアジオを代表する女性の蒸留酒製造業者でありエンジニアでもあり、ブランド大使となりました。同社のスコットランド事業では、見習いの4分の1が、蒸留所で働く17%が、そして幹部の4割が女性だそうです。

ボトリングされたリジーズ・ドラムはわずか7,500本。まさしく限定ものです。

でも私からしてみれば95ポンドは高すぎた。

・現地民のスコッチウイスキーの位置付け

スコットランドにいた時、みんなスコッチウイスキー飲むのかなあと思っていたら、案外そうでもないみたいです。

私が仲良かった子たちは大学生とか若い子たちばかりで、その子たちとよくパブや宅飲みをしていたのですが、

みんなウイスキー飲んでないやん。

となったわけで。理由を聞いてみました。

”ウイスキーは古くさいで。おじさんが飲むもんや”

ワラッタ。

日本人でいうと、焼酎?みたいな感覚なのかな。

彼らがよく飲むのはビール、サイダー、ジン。クラフトジンは特にポピュラーで、オーソドックスなものからフレーバー付きのもの、一風変わったものまで様々で、私もとっても大好き。

そして蒸留酒だから太りにくい!(これ大事)

個人的には、Cross Billとかルバーブやジンジャーフレーバーのジンがおすすめです。Fever Treeのトニックウオーター、レモンソーダと割ったら完璧に美味しいのでぜひ試してみてほしいです。

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手前の青いジンは、トニックと割ったら色が変化して綺麗だよ〜と言われてつい浮かれて買ったけど、全く変色しなかった。

ダマサレタ・・・。

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