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大陸縦断鉄道体験記 【オーストラリア旅行記】ダーウィン #3

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ノーザンテリトリーの北端ダーウィンからオーストラリアど真ん中にあるウルル(旧エアーズロック)の玄関、アリススプリングスまで南下します。



いきなりハイライト!

この日はいきなりオーストラリア旅行のハイライト!
豪華列車移動の旅でございます♡

その名も
「THE GHAN」

詳しくはマニアな人(俺もね)がいっぱいブログってるんで興味ある人は検索してみて。ちなみにウェブサイトには日本語の案内もあります。

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ザ・ガン (The Ghan) は、オーストラリアのアデレードからアリススプリングスを経由しダーウィンを結ぶ長距離旅客列車で、オーストラリア大陸の縦断列車である。ジャーニービヨンドレールによって運行され、アリススプリングスでの4時間の停車を含めて2,979キロメートルの距離を54時間かけて走る。
列車の名称は、ニックネーム「ザ・アフガン・エクスプレス (The Afghan Express)」を省略したものである。由来は2つの説があり、1923年に乗員の1人であったアフガニスタン人から命名された説と、19世紀後半に、ラクダをオーストラリアに持ち込み、内陸部の探検を手助けしたアフガニスタン人から来ているという設である。
Wikipediaより

実際アリススプリングスには昔のAfghan Expressの線路跡なんかもありました。


てか今回!
旅程にすっごい悩んだ!
この列車水曜日発しかなく

ダーウィンに3日もいらなくね?

とか

列車移動の日は日本からめんどくさい案件の電話がかかってくるような日に当てたい!

とか

グレイハウンドのバスだったら半額以下だけど?
時間もそんなに変わんないのに。

とか

着いたその日にウルルいかなきゃいけないのはちょっとハードかも~

とかとかとかとか。
まあこのひとときが一番楽しい時間でもあるのよねw
んで結局やっぱどうしてもこの列車のってみたい!ってことで無理くりスケジュールくみました。


予約はサイトで(日本語ページあり)

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で、サイトから予約。もちろん一番安いキャビン。食事はさすがオーストラリア、飛行機並にいろいろ選べます。いろんなバックグラウンドの人がいるからね。自分はグルテンフリーのベジタリアンフードをお願い。
これ、自分はアリススプリングスで下車だけど、ほとんどの人は最終目的地のアデレードまで3日とかかけて行く。一日一カ所数時間停車してちょっとしたオプションツアーを選択できるという仕組み。
なので全部ヘリツアーにすることも可能。💰
アリスではセスナツアーとか気球ツアーとかもあったみたい。💰💰
まあ自分は当然追加料金なしの「渓谷のぼりツアー」を選択。
さらにホテルピックアップもついていてそれもメールにて依頼しました。


でいよいよ当日。
ホテルにピックアップのバスが到着。俺以外にもう一組H on Smithから乗る人が。ホテルは堅実にしてピンポイントにお金かける、俺と同じタイプかなw

Darwin駅に到着。
駅ではカントリー歌ってる人がお出迎え。

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列車ごっつーい!ながーい!全長800m!
それって日比谷を発車した日比谷線が銀座通り越して次の次の駅の東銀座についてもまだ最後尾は日比谷駅にいるみたいな距離感。(わかんねーよ)
新宿アルタから新宿2丁目仲通くらい、でわかるかしらw
てか、実際タイムラプスで撮ったら30秒もかかったよね。(見せたい)
ちなみに最後尾は自動車運搬用の車両もついてて2台ほど積載されてました。
アデレードまではおろせないのかな?途中下車で車で自由に移動したりするのかしら?

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それぞれの客車ごとにCAがいて俺のところはアシュリーだったかな?
その人がずっと面倒みてくれます。なんでも聞いてね!みたいなかんじ。
中に入るとキャビンの通路は蛇行しててプライバシーに配慮されてます。

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が、いかんせん外人たちなので電話で大声で話してるのはだだ聞こえだよねw
キャビン内はすっごいコンパクトだけど機能的!80センチくらい幅のシートが小さなテーブルを挟んで向かい合わせになってる。ちょうど飛行機のファーストクラスくらいの広さかな?
洗面台や充電設備もついてる。でベッドはシートを平らにして後ろの壁をばーんと手前に引くとベッドになってしまうという。なんか前にインスタ広告でそういう家具みたことある気がする。

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↑アメニティはオーガニック

ただノーチェックだったのがWIFIが飛んでないという!よく考えたらどこにも書いてなかったwえーショック。まあ一応Skyroamもってきてるから最悪、これ使えばいいけど。(→使えなかった)

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ちなみにSkyroamは世界中で使えるポータブルWifiデバイス。自動的に自分がいる国のデータ用の電波を拾ってくれてそれをWifiでつないでくれるやつ。(説明下手すぎwww)陸続きの多国間の移動の時とか国が変わるたびに設定とかSIMカード変える必要がないからヨーロッパや東南アジアでめちゃくちゃ便利です。でも最近ほかにももっといいブランドでてるはずなので興味ある人は調べてみて。日本で提供されてるポケットWifiより全然エリアも広いし、電波も強いと思う。さすがに砂漠の真ん中や山奥だと電波来ないことも多々あります。でも以前カンボジアに行った時は友達のイ○トのWifiよりは、ずっと電波拾ってました。
24時間で8USドルくらい。たまにセールをしててお得に10日分とかを購入できるのでそういうときにチャージしちゃってます。
とはいえ、結局The Ghanの中ではほとんど電波拾わずでした。。。砂漠だしね。😭 まあ、それくらいの期待感で使用すべし。


いざ出発!
そうこうしてる間にゆっくりと出発。
しばらく景色みてたけど、まあ代わり映えのしない低木林が延々と続く感じ。
速度はおそらく100キロくらいは出てそうな感じ。ごっついからそんなに揺れてないけど景色を見る限りは結構早い。見た目すっごいうるさそうで遅そうだったけど意外と最新設備なのかもねw
って砂漠を通るんだからそうに決まってるか。

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そしてランチタイム。
なんかこれがもうほんとときめいた。結構期待してなかったんだけどうまかった~。グルテンフリーブレッドにピクルスが挟まってるキッシュともまた違う感じのやつ(なんつうのこういうの?)。たぶんオーストラリアではよく食べられてるのかねー(←のちのち結構食べることになった)
んでもちろんワインもいただきました。まずはシャルドネから。んまいもう一杯w。日本ではあまり馴染みのないリースリングもトライ。これもシャイニーで美味しかった。そのあとはソーヴィニョンブラン。これ、香りの割にドライで自分かなりハマってしまった。←ノミホだからっていい加減にしな。
銘柄を覚えるのがほんと苦手で、食べ物も飲み物も美味しい!とは思ってもそれの名前を覚えようという思考回路にならないんですよね。たぶんどっか切れちゃってるんだと思うwww (代わりに写真載せときます)
部屋に戻ってしばらくしたら車内放送で諸々今後の予定など。キャサリンには2時くらいについてオプションツアー楽しんでくださいね~くらいの。

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キャサリン到着
キャサリンではそれぞれ希望のツアーのバスが待ち構えていてそれに乗り込みます。そこからはほぼガイドツアー。いわれるがままについて行くだけです。
ボートに乗る前にカンガルーさんと遭遇! 感動~~~あーーでもすぐいっちゃった~~!と思ったら別のが目の前に。
渓谷はなかなかの迫力なんだけど
もうハエと日差しがすごすぎて。

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車両に戻ってからはしばらくバーなんかでビール頼んだりして過ごします。
白人シニアちゃんたちはすでにボックス席で飲みながら談笑してたり。
こちらはバーテンの女の子とちょっと話してみたり。ドイツ出身でこの仕事してるの~とかなんとか。
アリスいったらここいくといいよーとかブリスベンはつまんないから早くバイロンベイいった方がいいよとか、とか。
オーストラリアとニュージーランドのソーヴィニョンブランは最高よ〜♪ということでこのあとずーっとマルボロという産地のものを飲み続けることになりましたw
クラフトビールも2-3種類あって飲み比べしたり。
すいませんもちのろんで銘柄までは覚えてないです。
オーストラリアのクラフトビールもなかなか期待できそう~~!

ディナータイム

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そうこうしてるうちにディナータイム。
基本的に何時から何時までに食堂車にきてね、というシステム。
自分の席は決められており、ウェイトレスも固定。
ディナーでは俺以外はイギリスからきてる男性、カナダからきてる男性、カナダから来てる女性、という風にお一人様を4人くっつけたテーブル。
ほかも老夫婦同士くっつけられてたりして配慮してくれてるのね。
ディナーは基本アペタイザーやメインとかそれぞれ3〜5種類ある中から選べる。
でこれまたなかなか魅力的なのね。オーストラリアンフュージョンという感じで
いろんな国のエッセンスがそれなりに混じってて。
で。迷ったのがメイン。カンガルーやクロコダイルを使ったメインもあった。カンガルーも基本増えすぎた個体を使ってるって聞いたことあるし、まあ大枚はたいた夜だし解禁しちゃうか、ってことでいただきました。
たまにこういう形で肉を解禁しちゃう、テキトーなベジタリアンです。
(正確には魚は食べるのでペスカテリアンといいます)
カンガルーのお味は、意外とたんぱくでニクニクしい味はしなかったです。
ささみみたいな食感。いただきました。ごちそうさまでした。

それからそれぞれ自己紹介しながらだんだんお互いの話とかするんだけど
俺も完全に理解できる訳じゃないのねん。
とはいえ楽しいディナータイム過ごせました。
カナダの人がすごい北の方の街にすんでるみたいで、世界地図みたらグリーンランド近いですね。。。みたいな。
世界って広い。
カナダもノーチェックなんだよね~ 早くいってみたい。
コロナの話なんかには全くならず、オリンピック楽しみでしょー?とか。
ロンドンのオリンピックバブル凄かったよーとか
カナダでと取れる魚の話とか。まあそういう系統の。
そのあとはバーに移動して飲んだりして
部屋に戻ったらベッドメイクがされていた。

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シニアの人たちがカップル同士で意気投合してるのとかみてたら
こういうところで世界中の同年代のお友達がまたできたりもするんだね
と思うとシニアも楽しそうだな~
でも一人だよね~
どうすんの〜
でもこんなことできてる俺ってばどんだけ幸せよ。
とか言い聞かせながら何も見えない外の景色にブラインドも下ろして、寝た。

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つづく


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