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メリンブラでみたペリカンと森林火災跡【オーストラリア旅行記】#15

シドニーからはまた別の友達のいる、メリンブラというところへ。
オーストラリアの小さい街をつなぐリージョナルエクスプレスという航空会社。
これが、高い!ほんの1時間のフライトに3万円くらい!泣泣泣!

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シドニーからメリンブラへ

シドニーのチェックインも搭乗口もなんかすごい端っこのわかりにくいところだった。。。
ディスプレイで表示してなくて、館内放送のみで搭乗の案内してて、ちょっと緊張した。
フィリピンの島とかじゃないんだから・・・

飛行機も小さいやつ。1列に3席しかないやつだった。お客さんも10人くらいだったかなー。
小さい飛行機。。。嫌な予感。。。
いざ、離陸したら嫌な予感的中!!!!
すんごい揺れる〜〜〜〜〜〜〜!!!! 怖かった。
1時間頑張って耐えて、いざ、メリンブラ到着。
滑走路折り返して、ターミナルというか待合室の前に止まりタラップを降りる。
待合室で荷物を受け取る。というかすぐそこにもう友達が迎えに来てくれていた。
ほんとひさしぶり〜〜〜〜!


彼女はオーストラリア人で、東京で若い頃を共にした友達。主にクラブや外国人の集まるコミュニティ。この前に会って来たシドニーの友達とも共通の友達。
前にあったのは10年くらい前に仕事でロンドンに行った時。その頃は向こうがロンドンに住んでいたんだけど、数年前にパートナーとオーストラリア移住を決断してメルンブラの山に住んでいる。フェイスブックなんかでは連絡取り合っていたものの、やっぱりこうやって顔付き合わせて会うのは嬉しい〜〜!楽しい〜〜〜!


メリンブラの街

メリンブラ空港からパンブラという小さな街に行って、ちょっと買い出し。どのお店もお互い名前を呼び合って挨拶するようなほんとにちいさーーーな街。酒屋も一軒しかない。でもオーストラリアも日本に負けず劣らず、缶のお酒充実している。
Jim Beam、Jack Daniels、Johnny Walker、Canadian Club、Wild Turkey、Jameson、Bacardiなどなど、、、

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ちなみに、アジア諸国行くと、日本のビールと一緒に「ほろよい」シリーズとかも結構売られてる。日本に旅行に来た人が、母国に持って帰りたい食べ物でいつも話題にでるくらい、人気みたいです。


そして、友達のパートナーが待っている街のパブに立ち寄る。そこで何杯かパイント飲んで(サイコー)、友達のおうちへ。
山というのは大違いで、なだらかな丘が折り重なっているという感じがぴったり。よくイギリスの田舎とかでみるような。とんでもなく美しい。えーーちょっとさいこーじゃん。

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友達の家にて
おうちもポーチに囲まれたカントリーハウス。これもっとさいこーじゃん。
疲れたでしょってことで、ベッドルーム案内されるも、俺が、いやいや、お互いのキャッチアップじゃない?っつってポーチでまったりとビール飲みながら、お互いの近況など話したり。

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↑巨大コウモリラン 何年生きてるんだろう


パートナーが夕食作ってくれて、これまたすんごい腕のいいシェフさんなんですよ。温厚なイタリア人で、いちいちウィンクするような。ほんとこんなスウィートな人絶対離しちゃだめだかんね、って言ってるw

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↑ウェルカムパーティ中www (BGM:Hypnotize by Notorious BIG )

みんなでご飯食べて、音楽聴いたり、踊ったり、昔の写真みたりして最後にはチル。あしたビッグサプライズがあるからってんで、適当に寝る。


朝の散歩
朝起きて、家の周りを散歩。
ここオリーブ畑にするんだーとかレモンとかもたくさん植えてて、さすがイタリア人だね、みたいな。
昔のトラクターを修理して使えるようにしてる、とか。毎日そういうことしてるだけであっという間に終わっちゃうのよね。って。すんげー幸せそうじゃんか!
いま世の中が憧れているもの全て手にしてるじゃん!って言ったら、こないだも言われたーと言ってて、ほんとのほんとに羨ましい。ジェラジェラジェラジェラ・・・・
そうこうしてるうちに、カンガルーの親子が!左がLil Kimで右がね・・・って名付けているらしく大ウケ。

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↑左が子供のLil Kimちゃん 右は忘れた


あーー俺も一刻も早くこういう生活をしたい。早くお金貯めてこういう生活を手に入れたら、とっとと浮世からはズラかるんだ。(スケバン風)


森林火災の脅威

つい1ヶ月前まで森林火災でヤバかった地域だった話をいろいろ詳しく聞いた。彼女たちもいっとき避難を強いられていて、実際家からちょっと行ったところは森林を伐採して延焼を防ぐ措置が取られたらしい。あの頃はほんとに洒落にならなかったと言っていた。避難中は二人でレスキュー隊のサポートボランティアとかもしたんだよ、とも。本当にご苦労様だったと思う。自分も日本から微力ながら寄付はさせてもらいました。

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⇅こんな感じで伐採されていた。手前は焦げている樹木

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乗馬体験🏇でカンガルーやシカの群れにあう🦘🦌

それから、「ビッグサプライズ」に連れってってもらう。なんとそれは乗馬でした。
乗ったことない!あがる!
やたら吠えるワンチャンに迎えられて、老夫婦が経営してる乗馬センター?について、さっそく、ちょっとした注意事項とレクチャーを受ける。背筋は伸ばして、爪先は上げ気味、そして何よりも人間のお尻から、馬の背中にこちらの緊張が伝わらないように、リラックス。こういうのはやっぱ犬飼ってるせいで、ちょっと感覚的に理解できる。
喋らない分、動物って本当にそういうとこ敏感。
何周かグルグルしたら、「なかなかいい感じ!センスありますね」ということで、いよいよ乗馬ハイキング。近隣の山をぐるーーーーっと一周。これがもう最高だった。シカやカンガルーの家族や群れが、こっちを見て近づくやいなや逃げていく。もうシャッタチャンス逃す逃さないの問題じゃなくて、次から次へと現れてくる。要は人間の人口密度より、彼らの方が密度が高いわけですね。

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↑カンガルーの群れ(右上の方)

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そうこうしてるうちにペースアップダウンや右いけ左いけみたいな指示がどんどん自然になってきた。うわ。これハマるかも。
楽しい〜!気持ちいい〜!ってなってたところで元の場所に戻り終了。はあーーありがとう❤️
馬ってなんて素敵な動物なんだろう。馬力もあって強いし、早いのに、性格は温厚で。もう馬肉とか食べる人は地獄に行くから!!!笑


コアラは・・・🐨

それから、近くのコアラが見れるミニ動物園へ。見れたには見れたけど、いかんせん全く動かないので、あらら・・・という感じでしたw
(写真も撮らずw)

それから友達が働いている、地元の複合施設へ。日本で言うところの「道の駅」みたいなところで、地元の特産物やクラフトビール園と、レストランがあるところ。そこでランチして、ちょっとビール園で一杯。友達も運転中なのに飲んじゃう。これほんと凄い。オーストラリアは1杯程度はオッケーというルール。
ビール園の青年からは来週ディスコパーティがあるからきてよ!と言われたけど、明後日にはメルボルン行くので残念〜〜〜!行きたかった〜! 田舎のディスコパーティ🕺


レモンチェロ🍋
家に帰ってからは、パートナーの手料理に、家で獲れたレモンを使った“イタリアのテキーラ”「レモンチェロ」をいただく。

レモンチェロとは90%以上の純度の高いアルコールとレモンの皮を漬け込んだお酒。イタリア人曰く、皮は可能な限り薄くピールするのが美味しくするコツ。とのことでした。皮を使うので、当然無農薬のレモンじゃないと作れない。
レモンチェロは、冷凍庫で保存してキンキンになってるショットをいただきます。
香りも熟成レモンのいい香りと口当たりも甘く飲みやすいのかと思いきや、次の瞬間テキーラと一緒で「カ〜〜〜!」っと脳天に来る感じ。

日本に帰ってきてから、ポーランドの96%のウォッカ「スピリタス」を買って、作ってみた。結構簡単に出来た。グラニュー糖バージョンとショ糖バージョンを作ってみたら、ショ糖バージョンの方が鼻にツーンのくるのが抑えられて、柔らかい感じ。興味があったらお試しあれ!

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↑ボトルと中身のお酒は違います

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↑見た目の清涼さとは裏腹にすげーーー強いです。ヤバいよ🔥


それともう一つ、「チョコチェロ」ってのもあって、同じ要領でチョコレートを漬け込んだお酒。こちらも度数は高いのにとにかく甘いお酒、飲みやすい。結構酒強い人はグビグビ行けちゃうクチ。でも調子に乗ったら飲みすぎたらぶっ倒れる系。(←俺)

いろんな種類のウォッカに漬けたものを3人で、テイスティングがてらショットをガンガン飲んで、酔っ払ってすんごい楽しかった。しばらくチルしたり、次に行くメルボルンにいる共通の友達とFacetimeしたりして、次泊まるエリア決めたりした。

メルボルンの正しい発音は?
メルボルンに行く前に、赤っ恥かかないように、そもそもメルボルンてどう発音すんの?って聞いたら
「メルボン」の「メ」にアクセントを置くのが正解だと
Melbournのrの発音も、「ボーン」と伸ばすのも要らないよって言われた。
びっくし。じゃあMelbonでいいじゃん、みたいな。
(後で知ったがオージーイングリッシュはRの巻き舌をしない事が多いらしい)


翌日は案の定二日酔い
翌日は二日酔いと頭痛でお昼くらいまでまったり。友達がタイフードデリバリーしてくれたんだけど、全然食べられずw

午後に夕食のために地元の海産物買いに港へ。日本の港と同じで取れたての魚介類が買えたりする。牡蠣がとれるとのことで地元産の牡蠣を買う。その入江にはペリカンの群れがいた。野生のペリカンとか初めて見た!

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↑野生のペリカンたち

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↑海産物やさん

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↑ちょうど船が出発したら背後からワンワン!と犬が吠えながら船を追いかけて来て、危機一髪、飛び乗っていた。なんか日常の一コマなんだけど、妙に印象に残った。
そのあとのドヤ顔かわいかったな〜。


なんというか、ウルルで見た日の出や日没も同じ1日。この漁師とこのワンチャンだってただの1日。俺がこうやってここに来れてることも1日。


イーデンルックアウトポイント(かつて捕鯨が行われていた街)
岬の崎の展望台にいったら、対岸の森林の一部は全部焼け野原になっているところも見えた。途中通った森林がまさについこないだまでの森林火災の被害地があったりして、痛ましい姿になってた。ところどころ延焼防止のために、道路の工事現場のように帯状に木が切り倒されていた。

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↑写真ではわかりにくいけど、本来もっとモサモサと森林があるはずなのに
 山肌がうっすら見えている。
 とはいえすでに緑が生え始めていて、自然とは強いものだなあと。

あの火災で夥しい数の動物が死んじゃって、考えるだけで胸が痛い。><

それと、その岬は、結構最近まで鯨漁をやっていたらしい。(1979年に禁漁になったとのこと)
それ以来、オーストラリア人は捕鯨する日本人を目の敵にしてますね。
ちなみにオーストラリア人の94%は捕鯨に反対だとか。

鯨肉おいしいけど、もう食べてないなあ。

帰って、いろんな種類の牡蠣、いただきました。
んまかった〜〜!

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まとめ
メリンブラみたいな、特別な街じゃなくても十分すぎるくらい魅力的でした。また来たい。
それと、その友達カップルのように暮らせたらいいな。。。と秘かな目標ができました。

あっさりと言ってるが、心の中にはすごいずっしりと来てた。


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つづく

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