時間泥棒から時間を守る5つの方法
こんにちは、マティです。
本日もよろしくお願いします。
あなたは、自分にとって大事な事、やりたいことをやる時間がありますか?
夜寝る前になって初めて、自分が、やりたいことや、やるべきことができなかったと後悔することはありませんか?
また、自宅にいると、ついついほかのものに気を取られて、気づいたら時間を浪費していることはありませんか?
そんな時は、ついつい自分を責めがちになりますよね。
自分の意思がもっと強ければ、自分がもっとしっかりしていればと思います。
けれども、意志を鍛えようと考えても、最後にはへとへとになって敗北することも多いと思います。
なぜなら、これらのことは起こるべくして起きているのです。なぜなら、身近なところに時間泥棒が潜んでいるからです。
その時間泥棒とはスマートフォンです。
これから、スマートフォンがどれだけ時間を奪っているのか、その手口の一部とスマートフォンから時間を守る方法について説明していきます。
1.現代のスマートフォンの使用率
現代は、スマートフォンが普及しており、どんどん使用率が増えています。
その時間は、1日に2時間から3時間ともいわれています。
これは総務省が提供しているデータですが、この表から見てもわかるように、高校生に至っては、3時間どころか、217分という、4時間近くをスマホに奪われていることがわかります。
上の図は、2016年のものですが、2016年の時点でも、20代の方は2時間を超えていることがわかります。30代の方も1時間を超えています。
このように、高校生に限らず、20代の方、30代の方も多い傾向があります。
もしかしたら、スマホを使っていても、勉強などに役立てているはずだと思うかもしれませんが、その内訳は、下の通りです。
このグラフのように、勉強などに使われているのは、ほとんど1時間にも満たず、大半は、趣味や、友人などのコミュニケーションに使われています。
そして、このグラフからわかるように、趣味というのは、ゲーム、動画視聴、音楽視聴が多いです。
つまり、現代人は、スマホによって、1日のうち2時間以上、多いときは、4時間以上の時間を動画を見たり、ゲームをしたりなどに時間を奪われているということですね。
4時間って、かなり危ないですよね。年間算したら、1300時間以上の時間を奪われているということです。
2.時間泥棒の使う、意志を奪う手口
時間泥棒が、私たちを操るために利用しているもの、それはドーパミンです。
あなたは、こんな経験をしたことはありませんか?
たとえば、twitterなどで、自分の投稿した記事にいいねがついたときに、とても、気分がよくなって、もっともっと、投稿したくなったり、
LINEの返信を待ちわびて、ようやく返信が来たときに、やったと有頂天になるほど喜んだり、
たくさん、いいねがついている記事をみると、テンションが上がったりなどです。
これらは、全て報酬による喜びをつかさどる、ドーパミンを分泌している状態であり、私たちはそれらを得ることによって、快感を覚え、もっと欲しがるようになります。
実際に、逆のパターンで考えてみると、自分の投稿にいいねがつかなったり、LINEからの返信がなかなか返ってこなかったりすると、落ち着かなくなりますよね。
それは、報酬が与えられなかったことにより、ドーパミン切れをおこして、まるで、中毒者に麻薬が与えられなかったのように、神経をイラつかせているのです。
そして、スマホとそのアプリはドーパミンを操るプロフェッショナルです。
スマホや、そのアプリをデザインしている人たちというのは、いかにして、ドーパミンを操るのかということをとても深く研究しています。
実際に時間術大全という本を執筆したGoogle, youtubeの、主なwebデザイナーを務めたジェイク・ナップ氏とジョン・ゼラツキー氏は著書の中でスマホから時間を取り戻す上で、ある結論に達しています。
人間の『意志力』などほとんど役に立たない
ジェイク・ナップはグーグルで、ジョン・ゼラツキーはユーチューブで、人の目を「1分、1秒」でも多く引きつける仕組みを研究し続けてきた「依存のプロ」ですので、スマホがいかにドーパミンを操ることにたけているのかがわかります。
つまり、スマホに根性論では太刀打ちできないということです。
3.具体的にどうしたらよいのか。5つの戦略。
根性や意志の力では、太刀打ちできません。
スマホに時間が奪われるのを防ぐためには、なるべく意志の力を使わずに戦わずして勝つことが大切になってきます。
3-1 1番目の戦略:消去
スマホが気になる理由として、一番の理由は、その中に、魅惑的なアプリが入っているからですよね。
戦わずして勝とうとおもうならば、まず、それらのアプリを消してしまうということが一番です。
アプリさえ、消してしまえば、もう魅惑されることもなくなります。
いやいや、そんなことができないような大事なアプリもあるんだ。だからそんなことができないという人もいるかもしれません。
確かにLINEとかは消せないかもしれませんね。
ただ、ここで大事なことは、その存在を目立たなくする、またはそれに簡単に到達できないようにするということがポイントなので、
そういった、消せないアプリの場合は通知をオフにする、
またはアプリをまとめることで、アイコンを小さくして目立たなくする、
あるいは、ホーム画面から外して、スライドしないと見れないようにする
などといった、目立たなくする工夫が役立ちます。
こんな風にフォルダにまとめれば、アプリも目立ちませんね。
とにかく、目にいれない、存在感を出させないことが大事です。
3-2 2番目の戦略:封鎖
次の戦略は、様々な情報について見直すということが大切です。
具体的には、自分が、その情報を欲しがる、心理的な部分を見直すということです。そして、いらない情報については、どんどんシャットダウンしていくことが、大事になってきます。
たとえば、毎日入ってくる、ニュースについて考えてみましょう。
いつも、メールを圧迫してくる、ニュースや、通知ばかり来るニュースは何か作業をしていても、気になりますよね。
ニュースが入ってくると、早くその情報を確認しなければ、いけない気になります。それは、良い情報を逃さないようにするためでもあります。
でも、ここで、よく考えてみます。
わたしたちにとって良い情報は何でしょうか?
それは、世界情勢や、社会の抱えている問題や、どこかで殺人事件がおきたとか、痴漢事件がおきたとか、そういった自分の手に負えない、あるいは関係ない情報ではないはずです。
これらは、世界で何が起きているのかを知るために見ているのであって、劇的に自分の生活を向上させるような大事な情報ではないはずです。
このように考えられたら、ニュースを確認するのは、週に一回に減らして、ざっと確認するというようにして、ニュースアプリにとられる時間を減らすことができます。
同じように、コミュニケーションについてもよく考えてみることが大切です。
本当にこんなに頻繁に連絡を取る必要があるのか、あるいは、連絡を取る時間をこんなに長くする必要があるのかなど、見直す必要があります。
こうして、考え方を変えることによって、意志の力を使わずとも、自然と欲求が消えて良い工夫のアイデアが生まれます。
3-3 3番目の戦略:燃焼
ここまで、誘惑の力を弱めることに成功したら、次は、自分の、やりたいことに対するモチベーションをあげることでさらに打ち勝ちやすくなります。
具体的には下のようにします。
これらのことをすることによって、モチベーションが上がりやすくなります。
3-4 4番目の戦略:運動
運動することによって、意志のエネルギーがチャージされ、強くなります。
また、運動することによって、体のエネルギーが発散されて、ストレスを解消することができます。
私たちが、スマホをたくさん見てしまうのは、一つにはストレスが溜まっていることが挙げられます。
そのため、運動をすることは、ストレスを減らすことにもつながりますし、同時に、意志も強くなるので、スマホ離れを加速させます。
ここで、おすすめの運動が、ウォーキングです。
運動といっても、激しい運動をする必要はありません。
軽めの少し汗ばむくらいの運動をすればよく、最も手軽なのがウォーキングです。
また、運動以外にも意志の力を強めるもので、瞑想もお得です。
瞑想は簡単で、すわって、3秒間でたくさん息を吸い、7秒間でじっくり息を吐くということを、背筋を伸ばした、きちんとした姿勢で繰り返せばよいものです。
3分でも5分でもよいので、お手軽です。試しにやってみてください。
3-5 5番目の戦略:仲間を呼ぶ
それでも、くじけそうになった時には、同じ目標を持つ仲間を作ることも大切です。
いまは、完全にネットの時代ですので、ネット上でオンラインの仲間を作ることも簡単になりつつあります。
アプリでも、仲間を作るアプリなどもたくさんあります。
そこでおすすめしたいのが、みんチャレというアプリです。
このみんチャレというものを使えば、仲間を作ることができます。
挨拶と、報告をしっかりしていれば、入れるグループも多いですし、自分で作ることもできますので、とても良いアプリです。
自分一人だと厳しいときには、仲間を集めてやることも良い方法です。
4.最後に
いかがでしょうか。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
すこしでも、スマホの使用時間を減らせそうと思っていただければ幸いです。
やはり、スマホで無駄な時間を過ごすことは少しでも減らしたいですね。
今自粛中であることもあって、ますますそういったことが大事になると思います。
この記事が誰かの役に立つことを祈っております。
今回、参考にした図書のリンクを張ります。興味がわいたら、読んでみてください。
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