【特集】Chabacco(チャバコ)って知ってますか?~森川社長インタビュー~【ちょっと一服】
いやあ、静岡です。
「富士山を撮れよ!」
という声が聞こえてきそうですか、海派なので駿河湾です。
静岡は自然にあふれた良い街でした。
おしまい。
(文責 デイリーチャンネル編集部)
ん?
今、イカした外国人男性たちが緑茶を持って、なにやら会合していませんでしたか?
気のせいですかね。
では、今回は静岡からお届けしました!
よい週末を!
(文責 デイリーチャンネル編集部)
出とるがな。
適当に静岡語ると、出るんだもんなあ。※出ません。
今回の記事の主役は『静岡のお茶』なんです。
その名は『Chabacco』
Twitterで相互フォローさせて頂いている企業さんの中でも一際目を引くのは…
こちらのタバコの箱。ではなく…
Chabacco(チャバコ)です。
初めて見た時、タバコのようなデザインで斬新だと思いました。実はこちらのチャバコは『タバコのパッケージをモチーフにした箱入り日本茶』なんです。中には粉末のスティックが入っており、お湯、水に溶かして飲むことができます。
ホームページを拝見すると以下のような記載があります。
「世の中を、”茶化”そう」。そんなコンセプトで誕生した静岡県掛川発の”笑顔が生まれる”粉末茶スティック「チャバコ」。「世界農業遺産」に認定されている伝統農法「茶草場農法」によって生産された掛川市産100%の高級茶葉を使用し、水かお湯さえあれば、いつでも、どこでも本格的な日本茶の味わいをお楽しみいただけます。
「世の中を、”茶化”そう」なんて、カッコいいですね。
Webマーケティング×チャバコ
チャバコさんの公式Twitterをのぞくと次のようなツイートがありました。
これは、『チャバコを買ったことがあるかどうか。また、それは公式アカウントを通じて知ったかどうか』を調べるためのTwitter上のアンケートでした。
開始早々さまざまなフォロワーさんからチャバコさんに回答が集まります。 デイリーチャンネルもこれに回答。チャバコさんの存在はTwitterのおかげで知りましたが、買ったことはありません。『公式アカウントで知ったけど買ってない』と答えると全体のアンケート結果が出ました。
今月19日の午後6時頃だとデイリーチャンネルのように『公式アカウントで知ったけど買ってない』がダントツでした。
でも、これはどの企業も共通の課題かもしれません。SNSを通じてフォロワーを獲得して認知度は上がるが、買って頂くのは難しいという感じです。しかし、チャバコはなかでも目を引く商品のはず。うーむ。なんででしょう。
そう言えばチャバコってどこで買えるの?
ホームページを見てみます。
『静岡茶100%?静岡の企業だったのか…』と今更過ぎる気付きを得ながらホームページを見ていきます。
冒頭の方でよく出たイカした外国人男性たちが緑茶を持って、なにやら会合しています。そして『Love and Peace,Love and Teas』の文字が、お茶に対する愛情を感じさせます。
チャバコと検索するだけで、色々な情報が出てきました。大人気YouTuberのSEIKIN(セイキン)さんがご自身のチャンネルで紹介されていたり、静岡県の掛川市内5施設に“チャバコの自動販売機”を設置したときには各メディアから話題を集めていたことが分かりました。現在は静岡だけでなく、東京、大阪などでも購入できます。※詳しくは下記URLまで。
ちなみに秘境でも買えます。
これからのチャバコ~森川社長に聴く~
「チャバコ」の名前が有名ですが、会社名は株式会社ショータイムです。本社は静岡県掛川市にあり、代表取締役は森川翔太さんが務めています。
――色とりどりのチャバコですが、現在は何種類が販売されていますか。
「弊社が自社商品としてレギュラー展開している掛川茶を使ったチャバコは『茶草場深蒸し茶』『茶草場ほうじ茶』『有機煎茶』『有機玄米茶』『茶草場紅ふうき』『プレミアム有機抹茶』の6種類です。パッケージの数で言うとレギュラー商品6種と掛川観光記念チャバコ(限定パッケージ)5種、Web限定パッケージ4種の計15種類です。
それ以外にも、さまざまな企業さんや店舗さんとのコラボレーションによる掛川以外のお茶産地の茶葉を使った“ご当地チャバコ”が県内県外に存在していて、それらを含めるとパッケージの種類は30種類以上になります」
――『世の中を茶化す』というのは、面白いコンセプトですね。
「ありがとうございます。このコンセプトには、
1)世の中(多くの人々)のライフスタイルの中にもっともっと茶葉を浸透させたい。
2)ストレス社会と呼ばれる現代において、お客様の生活や心にお茶を通じて少しでも笑いや平穏がもたらされてほしい。
という2つの思いを込めています。
また、お茶は嗜好品なので、どんなに品質の高いお茶でも、暗い気分の時に暗い部屋でひとりで飲んだらそのお茶の美味しさは十分には伝わらないと思います。
だからこそ、「世の中を、茶化そう。」のコンセプトのもと「このお茶を自分が手に入れることで、誰と、どんなやりとりが発生するか?」をお客様に想像していただきやすい、楽しいコミュニケーションのきっかけとなるようなお茶商品を作りたいと思いました」
――お買い上げになる層はどのような方々が多いのでしょうか。
「幅広い世代のお客様に楽しんでいただいていますが、「若い世代のお客様にも手にとっていただける茶葉商品」であることが、チャバコの大きな特長だと思っています」
――チャバコのこれからの販売目標(展開など)について教えてください。
「掛川以外にもお茶の名産地は全国に数多く存在しますし、飲み比べできる商品が増えれば、お客様に「産地ごとの特長やこだわり」をより深く知っていただくことができると思うので、今後もいろんなお茶産地とコラボレーションして“ご当地チャバコ”を増やしていきたいと思っています」
――課題はありますか?
「これはお茶業界全体の課題ですが、現在日本においては、お茶生産者やお茶畑の面積が年々減少の一途を辿っています。
日本が世界に誇る茶業のバトンをこれ以上荒廃させることなく次世代につなぐためにも、チャバコを含め、もっともっとお茶の面白さを知っていただくための努力が必要不可欠だと思っています」
――2020年もそろそろ終わります。今年の振り返りと来年の抱負をお願いします。
「今年は掛川茶を使った自社商品だけでなく、さまざまなお茶産地の茶葉を使ったチャバコが産声をあげた、弊社にとって忘れがたい1年になりました。
一方で、全国にはまだまだお茶の名産地が、そして、お茶作りに情熱を傾けている生産者がたくさん存在します。
来年もいろんなお茶産地とコラボレーションしてチャバコシリーズの仲間を増やしていくことで、よりいっそう、世の中を茶化していきたいと思います!」
突然の取材となりましたが、快く取材を受けて頂き、どうもありがとうございました。
(文責 デイリーチャンネル編集部)
※冒頭の静岡の写真は2019年のものです。
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