チェロ ナイーブな時もある
雨が降っていて、心もナイーブな日だった。
小学生たちと一緒に乗るエレベーターに目の前でドアを閉められ、大いに凹む。
前回初見で全く弾けなかったので、練習曲2つをかなり練習していった。
1つは何とかイメージできたけれど、もう1つはやっぱり難しかった。
早速授業開始。
先生から、前回の進捗状況を聞かれる。
「これ、もう1回やっとこうって感じだったけ?」
「もう1回どころじゃなく、全くできたもんではなかったです」
そう前回リズム感ゼロだったので、家ですごく練習したさ。
と思ったら、1発合格した。
練習した成果がかなり出た。
「できてるよ!」
でしょう!とマスク下でにんまりする。
すごく練習したもんでと言ったけれど、マスク下の私は小声すぎてもちろん先生には届かない。
2曲目の練習曲はまだまだ練習が必要だった。
第1ポジションから第4ポジションへの移動がまだちゃんとできていなかった。
続いて課題曲はジブリでも使われていた曲。
最近のテクノロジーで課題曲はダウンロードすることができる。
一応普通の速度で何度も練習をしていった。
だが、しかし。
前々回の3週間の授業の空白は大きかった。
未だ、左指の薬指・小指の力は復活せず、全く音がちゃんと出てこなかった。
練習をしていないと、練習以前に逆戻りするという説は想像以上に影響するもんなのね。
指の力だけでなく、ポジションも定まらなかった。
なもんで、また一小節を超えるマイペースぶりを発揮し、先生に指摘される。
先生は、「マイペースは決して悪いことではないのだけれど・・・」と何度もフォローの言葉を入れながら、私が弾く曲のスローテンポさを指摘する。
どうもお気遣いありがとう。
CDに合わせて曲を弾いたけれど、右手も左手もパニックになっただけだった。
練習曲ができれば、課題曲ができず。
まぁ今週は1つクリアしたからよしとしよう。
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