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【彫刻家の舞台裏-#01】Inverted Drawing/反転するドローイングの制作プロセス

線と地の二項の間で揺れ動く様を具現化したドローイングで、2014年にドイツで制作を始めました。このドローイングは、地と線の白と黒が反転しています。一見すると、鉛筆と白い鉛筆で描かれているように見えますが、実は、鉛筆でドローイングを描き、一部を消しゴムで消します。そして、消した線の周辺を再び鉛筆で塗り込んでいきます。

つまり、白い線は、紙の白色なのです。また、黒い線と白い線は、もともと同じ線なのでつながっているのがわかります。シンプルですが、コツコツとした地道な工程を経て具現化する作品となっています。

鉛筆で描いた線と紙に浮き上がった白い線との境界はどこにあるのでしょうか?

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