第二次TUF 本格始動フライ級前線。
みなさんお久しぶりです。
今回は再始動し、各団体の王者が集まっているUFCフライ級の現在マッチアップされてる試合や契約した注目選手などについてかいていきます。
何故 第二次TUFなのか。
→過去に世界各国のフライ級王者が集まりデメリトリアス・ジョンソンへの挑戦権を争うというTUFのシーズンがありました。(日本からは修斗王者の扇久保選手が参戦)今のフライ級は当時のように世界各国のフライ級選手が集まっているので第二次TUFと書いています。
↓↓↓以前書いたUFCフライ級の記事
では早速。
Tagir Ulanbekov🇷🇺 vs Aleksandr Doskalchuk 🇺🇦
日本時間7月16日 ファイトアイランドinアブダビ
ウランベコフのTapology
ドスカルチュクのTapology
ついにウランべコフがやってきます。
ウランべコフは前に書いた世界のフライ級ファイターの記事でも書いている GFC(Gorilla Fighting)のフライ級チャンピオンです。
↓以前書いた記事です。GFCやウランベコフのGIFはここに。
ウランベコフはハビブ、マカチェフのテイクダウン、ウマルの足技と自分自身の極めの強さをミックスさせたような次世代ロシアンファイターです。
右ストレートをミートさせギロチンを極めたり、アンクルピックでテイクダウンを奪いじっくりRNCを極めたりと"攻めのバリエーション"が多い選手でとても面白いです。
そして3R漬けきるクレバーな試合もできます。
↓フィニッシュまでの流れが完ぺきだったマトス戦
間違いなくフライ級を混沌とさせるとおもいます。
対戦相手のドスカルチュクはウクライナ出身でウランベコフのGFCと同じロシアのmmaプロモーション "M-1Global"の元フライ級チャンピオンです。
テイクダウンからのポジショニングやパウンドが強くギロチンやアームバーなどのサブミッションも積極的に仕掛けていく選手です。
スタイルとしてはウランベコフと似ていると思います。
お互い右ローなどで距離感を図るスロースタートになると思いますがぶつかったときの爆発力はすごそうです。
Raulian Paiva🇧🇷 vsZhalgas Zhumagulov🇰🇿
日本時間7月12日 UFC251inアブダビ
パイヴァのTapology
ジュマグロフのTapology
個人的に注目していたカザフスタン人のFNG(Fight Nights Global)チャンプのジュマグロフがついにUFC初参戦です。
ジュマグロフは14日に予定されていたUFCカザフスタン大会でジョーダン・エスピノーザと対戦予定でしたがコロナウイルスの影響でキャンセルとなっていました。(エスピノーザは14日にあったAPEX大会でマーク・デラ・ロサと対戦し判定勝ち・)
FNGでは元UFCファイターのアリ・バガウティノフや現UFCファイターのタイソン・ナム、そして前述したGFC王者ウランベコフに勝利しています。
スタイルとしてはごつごつと前進し打撃を的確にヒットさせていくストライカーです。
特に前手のフックはかなり強くフライ級とは思えぬパワーも秘めています。
しかしバガウティノフ戦は負けてたと思います。(組で終始おされてた。)
それでもこの階級でこのスタイルの選手はめずらしいのでみてて面白いです。
対戦相手のパイヴァはUFC戦績1勝2敗のブラジル人選手。
DW's Contender Seriesで同じくブラジル人のアラン・ナシメントをスプリットで下しUFCと契約を結びました。
初戦は現トップランカー カイ・カラフランス。
非常に僅差でしたがスプリットで敗れました。
パイヴァが勝ってたとの声もあります。
そして二戦目は同じブラジルの選手 ホジェリオ・ボントリン。
テイクダウンされ立ち上がるも膝でカット。惜しくもTKO負け。
二連敗となり最後のチャンスとして挑んだデラロサ戦は素晴らしい右オーバーハンドで見事KO勝ち。連敗脱出をはたします。
パイヴァはランキング以上の強さを秘めていると思うのでジュマグロフにとって大きな壁になると思います。
タイトル戦3試合ととにかく豪華な大会ですがこのカードも大注目です。
Rogerio Bontorin🇧🇷 vsManel Kape🇦🇴
日本時間 8月16日 UFC252
ボントリンのTapology
ケイプのTaplogy
RIZIN王者ケイプついにUFC初戦を迎えます。
ケイプはもともとローカルではフライ級でやってましたし、RIZINでも伊藤戦や中村戦なんかは純バンタムではなく57や58と少し軽い体重設定でした。
ケイプはトリッキーと言われますが僕はクレバーで現代MMAならではの柔軟な選手だと思います。
スタイルとしてはスイッチを多用し、ローやミドルなどの蹴りを散らしながらパンチを当てていくスタイルだと思います。
グラウンドでは積極的にギロチンやRNCを狙うなどアグレッシブですがテイクダウンを取られるシーンは多く見られますね。
ここ最近ステップワークとボクシングの進化が著しく、伊藤盛一郎選手との試合ではコナー際でのダーティボクシングで削り最後はロング左ボディで仕留め、
水垣選手との試合は右アッパーを打ちながら水垣選手の斜めにステップし振り向いた水垣選手を右ショートでKOするなど近距離でのボクシングが素晴らしいです。
王座を獲得した海選手との試合でも打ち合いの中で雑に前手の左フックを放ってきた海選手に対し内側から右ショートストレートをミートさせ倒しました。
シングルでのテイクダウンやリフトアップも使うなど野生とはかけはなれたクレバーぶり...
対するはブラジルのグラップラー ホジェリオ・ボントリン🇧🇷
ブラジルローカルで無敗のまま10連勝しパンクラスに参戦。HEAT王者春日井選手に一本勝ちも体重超過のためノーコンテスト。その後Katana Fight(グスタボやガブリエル・オリベイラなども出場経験があるブラジルローカル)やBraveCFなどに出場し勝ち星を重ねていたところGRANDSLAM代役で参戦が決定し再来日。
相手は元UFCファイターの田中路教選手。
(当初はパンクラス王者 ハファエル "モルセゴ" シウバが田中選手と対戦予定でした。今思わなくても凄いカードです,,, 見たかった...)
代役参戦&階級上という中々の状況の中試合に挑みました。
結果は3RRNCで一本負け。田中選手がめちゃくちゃ強かった,,,
この試合の再生回数が1万回以下なのおかしい.... みんな見ましょう!
その後ローカルで復帰戦を3RTKO勝ちで飾りDW's Contender Seriesに出場。
打撃でKO寸前まで追い込まれるもスープレックスからのスタンディングRNCで大逆転一本勝ち。
この一試合でUFCと契約を結びます。
UFCデビュー戦はWSOFチャンプ マゴメド・ビブラトフ🇷🇺
ビブラトフが計量失敗したこの試合は組で攻めるボントリンに対し右ボディやスピンキックで攻めるビブラトフという展開が3R続き非常に僅差ながらボントリンがスプリットで勝利をものにしました。
ボントリンは極めもそうですが、際でのポジショニングがポイントゲームがかなり厄介なのでケイプにとってはかなりやり辛い相手だと思います。
Alexandre Pantoja🇧🇷 vsAskar Askarov🇷🇺
日本時間7月18日 inアブダビ
パントージャのTaplogy
アスカロフのTaplogy
お互い過去のノートでしっかり書いている選手なのであまり長くは書きませんがこの二人の勝者とブランドン・モレノがタイトル挑戦権を得ると思ってます。
現在4位のパントージャはバックテイクを得意としながらもストライカーとも容赦なく打ち合うオールラウンダーです。右のパンチはフライ級トップの殺傷能力を秘めています。
対するロシアMMAの覇者アスカロフは外掛けやがぶりからのサブミッション、そして積極的なセットアップを武器にACBからUFCに参戦後ブランドン・モレノ🇲🇽と引き分けた後TUFウィナーのティム・エリオット🇺🇸を下し現在7位につけています。
ロシアンファイターはトップをとったときの強さがすごいのですが、アスカロフはボトムでもスイープやサブミッションで優位に回れるのが強みですね。
ACBでの試合もとても面白くハイレベルなので視聴をオススメします
この二人の試合はパントージャのスタンド、アスカロフのセットアップ、そしてその中でのスクランブルと見どころがかなり多い試合だと思います。
同日にはフライ級のタイトル戦が組まれているだけに目が離せません。
Deiveson Figueiredo🇧🇷 vsJoseph Benavidez🇺🇸 Ⅱ
(フライ級王座決定戦)
日本時間7月18日 inアブダビ
フィゲイレードのTapology
ベナビデスのTapology
アスカロフvsパントージャ同様この二人も過去のノートで書いてるのでサクッと書きます。
いい加減報われてほしいベテラン ベナビデス vsイケイケハードパンチャー フィゲイレードのこのフライ級王座決定戦は約4ヵ月前に行われていますがフィゲイレードの体重超過によりタイトルが空位のままでした。
その仕切り直し。
前戦では体格差がかなり目立ちました。1Rアームバーを極めかけたフィゲイレードが2R右ストレートからのパウンドで仕留めました。
ベナビデスは前戦のように打ち合わずスクランブルに持ち込んで削りたいところ。
フィゲイレードの武器はハイパーリカバリーによるハードパンチとサブミッション。フォルミーガにはうまく漬けられましがエリオット、パントージャ、モラガを完封しています。
本当に強い選手なだけに体重はきちんと守ってほしいです。
以上で現在決まっているカードの紹介を終わります。
このほかにもフライ級には
"オオヤマ"のパニッシャー
アレックス・ペレス🇺🇸 #5
TitanFC王者ホセ・トーレスや古豪フォルミーガをKOしているチームオオヤマ期待のオールラウンダー。
アサシンベイビー
ブランドン・モレノ🇲🇽 #3
TUF一回戦負けから奇跡のランク入りをしたシンデレラボーイ。
一度UFCをリリースされるも再契約後ランカー相手に2連勝しタイトル前線へ。
長い手足を活かしたジャブや蹴り、サブミッションが得意
コロラドの極め師
ブランドン・ロイヴァル🇺🇸 #11
LFAで秒殺一本勝ちし見事LFA王者に。下からのサブミッションが武器。
UFCデビュー戦でTUFウィナーのエリオットの肩固めで一本勝ち。
さすらいの剛腕
タイソン・ナム🇺🇸
WSOF,EXC,KOTC.X-1など様々なローカル、セミメジャー団体を渡り歩いていたベテラン選手。
代役でUFCと契約するも2連敗。
しかし先週復活の秒殺KO勝ち。
このようにフライ級には面白い選手がたくさんいます。
ぜひ注目してみてください。
見てくださりありがとうございました。
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