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プロジェクト管理ツールのLinearがシリーズAで$13Mを調達など:米国主要VC投資調査vol.22
今週は11件。
お知らせ
7月から米国主要VC投資調査マガジンを始めました。
米国トップVCと呼ばれるAndreessen Horowitz、Kleiner Perkins、Sequoia Capitalの3社についてまとめています。スタートアップやベンチャーキャピタル、投資家の方の参考になれば幸いです。
【2020/12/07〜2020/12/13】
< Andreessen Horowitz:5社 >
・BioAge $90M / Series C / バイオ
・Deepcell $20M / Series A / バイオ
・Orbit $4M / Seed / コミュニティ
・Tecton.ai $35M / Series B / 機械学習
・Reface $5.5M / Seed / 顔交換アプリ
< Kleiner Perkins:1社 >
・Pair Team $2.7M / Seed / プライマリ・ケア(医療)
< Sequoia Capital:5社 >
・Graphiant $34M / Series A / ネットワーキング
・Linear $13M / Series A / プロジェクト管理
・Salt Security $30M / Series B / サイバーセキュリティ
・Sunday $19M / Series B / 芝生整備(SaaS)
・Wiz $100M / Series A / クラウドセキュリティ
< Andreessen Horowitz:5社 >
BioAge $90M / Series C / バイオ
参照元/HP:https://bioagelabs.com/
バイオテクノロジー企業のBioAgeがシリーズCで$90Mを調達。
Andreessen Horowitz、Elad Gil、Kaiser Foundation Hospitals、AARP Foundation、Phi-X Capital、Caffeinated Capital、Redpoint Ventures、PEAR Ventures、AME Cloud Ventures、Felicis Venturesなどが参加した。
2015年に設立されたBioAgeは、加齢や老化に関連する疾患を治療するための医薬品を開発しており、a16zのゼネラル・パートナーであるVijay Pande博士は「アルツハイマー病、心血管疾患、虚弱体質など、高齢者に大きな影響を与える疾患の原因を解明する可能性を秘めている」と述べています。
北沢:企業名の通り、加齢に伴う疾患の医療品を開発するバイオテック企業。
超高齢化社会の日本でも、類似企業を探せばありそうな気がしますが、同じく超高齢化社会に突入しているイタリアやドイツでは、こういったバイオテックはどう進んでいるのかが気になります。
話が少し逸れますが、リモートワークの普及により、男性の美容意識(オンラインでの自分の顔にショックを受ける方が多かったとか)の高まりが注目されていると、何かの記事で読んだ覚えが。
加齢と美容意識は密接に繋がっていると思っているので、日本で同じスタートアップがあるとするなら、ヘルスケア分野で攻めるより、美容分野で攻めると認知が取れそう。
うまく言葉にできなかったのですが、ユーザー側の視点として「病気の解決」よりも「美容・健康の一環」としてアプローチを受ける方が受け止めやすいのかなと。
Deepcell $20M / Series A / バイオ
参照元/HP:https://deepcellbio.com/
AIを使って細胞を識別するスタートアップDeepcellがシリーズAで$20Mを調達。
Bow Capitalがリード、Andreessen Horowitz、50Y、DCVC、エンジェル投資家のJeff Dean氏、スタンフォード大学などがこのラウンドに参加しました。
2017年にスタンフォード大学からスピンアウトしたDeepcellは、その技術により、RNA、エピジェネティクス、タンパク質の含有量など、細胞固有の情報にアクセスすることができる。
同社の機械学習アルゴリズムは、約4億個の細胞からなる「細胞アトラス」に、1日あたり100万個の細胞を追加し、細胞を分類する際の根拠となる。
共同創業者/CEOのMaddison Masaeli氏は「Deepcellのテクノロジーは、AIを活用したアプローチにより、抗体染色や類似の方法に依存する従来の細胞分離技術よりも高い精度で細胞の種類を区別することができます。」と述べている。
北沢:バイオ企業に投資するときはどこを見ているのか?と調べるたびに思うのですが、その分野の担当者がいるのでしょうか。うーん、大きいVCだと専門家がいそうな気がしますし、ショットでコンサルを依頼するのもありそう。
今月すでにバイオ企業で4社が株式公開をしており、分野としては正直関心が薄いのですが、もう少し理解を深めたい...今は全部同じに見えているので、それぞれ特徴が掴めるようにしたいなと。
今月IPOしたバイオ企業はこちら(12月9日時点)
・Sigilon Therapeutics:http://sigilon.com/
・Silverback Therapeutics:https://silverbacktx.com/
・Kinnate Biopharma:https://www.kinnate.com/
・Seer:https://seer.bio/
Orbit $4M / Seed / コミュニティ
参照元/HP:https://orbit.love/
コミュニティ体験プラットフォームのOrbitがシードで$4Mを調達。
Andreessen Horowitzがリード、同じくa16zのCultural Leadership Fund、エンジェル投資家のHeavybit氏、Harrison Metal氏、Chris Aniszczyk氏、Jason Warner氏、Magnus Hillestad氏などが参加しました。
2019年に設立。現在は140以上の組織でOrbitのツールが利用されており、同社はこれを「コミュニティ体験プラットフォーム 」と表現。
Orbitの共同創業者であるPatrick Woods氏は「コミュニティが、市場やビジネスにどのような影響を与えるかについての理解が不足している。」と述べている。
あるコミュニティに1ドルを投入したとしても、それがどこから出てくるのか、0.5ドルで出てくるのか100ドルで出てくるのかを知ることは難しい。これは、あらゆる規模の企業に共通する課題とのことです。
OrbitはすでにPostman、CircleCI、Kubernetes、Apollo GraphQLなどの150社弱の企業と提携している。
北沢:コミュニティ体験プラットフォームを提供するOrbit。イメージは「オンラインサロンを提供するDMM」と解釈したら全体が掴みやすいと思います。
今年1月時点で650以上が開設されており、有名なものだと堀江さんの「堀江貴文イノベーション大学校」や、落合さんの「落合陽一塾」あたりでしょうか。
しっかりとDMMのサロンページを見たことがなかったのですが、会員数が公開されていないものもあるんですね。てっきり全部出ているのかと思っていました。
業界の知名度のある方が開設したはいいけど、会員数が少ないとイメージが悪くなるのはありそうですし、ここだけでもオーナーから課金できそうな気がしますw
そんなことを考えていたら、DMMから2020年度のオンラインサロン表彰についてのリリースが出ていました(現在は開設数が700以上‼︎)。
話が逸れましたが、Orbitのリリースの中に、どんなにコミュニティに対して考えや哲学を持っていたとしても、最終的には投資利益率を設定し有料会員を増やす必要がある、とありこれがすべてだなと。
課金に繋がらない施策も時には必要ですが、サービスを伸ばす・売り上げを出すためにはユーザーに価値を感じてもらい、有料会員になってもらうこと。
コミュニティでなくとも、仕事の基本は「価値の提供」であり、利益が出ないのはそれができてないからで、利益を出すこと・結果を出すことに拘っていく必要があると改めて感じました。
Tecton.ai $35M / Series B / 機械学習
参照元/HP:https://www.tecton.ai/
機械学習向けデータプラットフォームを提供するTectonがシリーズBで$35Mを調達。Andreessen HorowitzとSequoia Capitalがこのラウンドに参加した。
3人の元Uberエンジニアによって、企業に機械学習を導入する上で、最大の障害となっているデータの課題を解決するためにTectonを設立。
今年4月までステルスで活動していた同社は、スタートアップからフォーチュン50社まで幅広く顧客を抱えている。
Sequoia Capitalのパートナーであり、Tectonの取締役でもあるMatt Miller氏は「10年後には、すべての企業システムが自動化され、機械学習によって運営されるようになるでしょう。それを可能にする技術は、Tectonが提供するサービスです」と述べています。
北沢:翻訳したら「機械学習機能ストア」と出てきて、これは、機械学習に必要なデータの販売(?)という解釈をしましたが、いまいちよくわからず。Tecton.ai の記事によると以下のことができるそう。
これで分かる方は少数な気がしますw Githubがソースコードのプラットフォームだとするなら、Tectonは機械学習のプラットフォームでしょうか。
そもそも「機械学習」への認識がふわっとしているので、これを機会に概要が説明できるくらいにはなりたいなと思いました。
Reface $5.5M / Seed / 顔交換アプリ
参照元/HP:https://reface.ai/
世界100カ国で最もDLされたアプリのトップ5の1つ、フェイススワップ/顔交換アプリを提供するRefaceがシードで$5.5Mを調達。
Andreessen Horowitz、TQ Venturesに加えて、SupercellのCEOであるIlkka Paananen氏、Unity Technologiesの創設者David Helgason氏、Josh Elman氏、Sriram Krishnan氏など多くのエンジェル投資家が参加しました。
AIを活用した顔交換アプリを、今年1月にリリースされてから約7,000万回DLされており、Google Best of 2020 Awardsを受賞しています。また、米国のAppStoreでは(一時的に)1位を記録。
同社はユーザーのデータの安全性を保証するために、利用した写真をクラウドから24時間以内(通常は1時間以内)に削除するようにしている。
北沢:これは、日本でもSNOWのように流行るのでは?と思ったのですが、レビューを見た感じだと「英語でよく分からない」「勝手に課金される(ひどいレビューですねこれは)」など、英語表記でつまづいている様子なので厳しいのかなと。
無料でも利用ができるようですが、PROだと12ヶ月で3,000円、1週間で300円のプランがありました。
Instagramでは「#refaceapp」というタグで18.4万件の投稿があったので、ざっと見ていたのですが、交換先の元ネタが分からないと楽しめないかもしれませんw ハリーポッターシリーズもありましたよw
いずれ日本語に対応したら、メインユーザーになりそうな学生の方に使った感想を聞いて見たいです。
< Kleiner Perkins:1社 >
Pair Team $2.7M / Seed / プライマリ・ケア(医療)
参照元/HP:https://www.pairteam.com/
プライマリ・ケアのプラットフォームを提供するPair Teamがシードで$2.7Mを調達。
Kleiner Perkins、Craft Ventures、Y Combinatorがこのラウンドに参加しました。
2019年に設立されたPair Teamを活用することで、医療機関はユーザーのデータを元に、適切なケアをできるようにしています。
Covid-19の影響でユーザーが医療機関や、対面での医療ケアを避けている状況でも、ユーザーの訪問率を3倍にしている。また、インセンティブだけで、年末までの収益を15%増加させる見通しとのこと。
医療の大部分がローカルな環境で断片化されている不便さから生まれたPair Teamは、フロント、ミドル、バックオフィスをカバーするシンプルで包括的なサービスを提供しています。
北沢:プライマリ・ケアとは、「患者の抱える問題の大部分に対して、家族及び地域という枠組みの中で継続的に対処できるヘルスケアサービス」を指すそうで、簡単に言えば、「なんでも相談できる病院」とも言えるかと。
以前ネットニュースか何かで「御年配の方は、用がなくてもとりあえず病院に行く」「診察をしなくても、他の患者さんや受付で喋って帰る」という話を聞いたことがありますが、この環境を切り出したものがプライマリ・ケアに当たるのではないでしょうか。
前述した話は、他の通院されている方からしたらいい迷惑だとは思いますが、日本でも今後さらに高齢者の人口が増える中で、こういった場所・何かあった時に話が聞ける環境の重要さは増していくはず(これは御年配に限らずですが)。
大阪に「日本プライマリ・ケア連合学会」という社団法人があり、概要説明・セミナー・研究活動など、様々な説明が載っていたので興味のある方はこちらもどうぞ。
< Sequoia Capital:5社 >
Wiz $100M / Series A / クラウドセキュリティ
参照元/HP:https://wiz.io/
https://www.finsmes.com/2020/12/wiz-raises-100m-in-series-a-financing.html
ステルスで活動していたクラウドセキュリティ企業のWizがシリーズAで$100Mを調達。
Index Ventures、Sequoia Capital、Insight Partners、Cyberstartsがこのラウンドに参加しました。
今回の資金調達に伴い、各VCからDoug Leone氏、Shardul Shah氏、Jeff Horing氏、Gili Raanan氏が取締役メンバーとしてチームに加わる。
カリフォルニア州パロアルトとイスラエルのテルアビブを拠点にするWizは、今年1月にCEOのAssaf Rappaport氏、CTOのAmi Luttwak氏、プロダクト担当VPのYinon Costica氏、R&D担当VPのRoy Reznik氏によって設立。
過去には同じメンバーでAdallom(同分野)を創業・運営しており、2015年にMicrosoftに3億2000万ドル(約320億円)で売却。その後は同社のクラウドセキュリティグループとしてチームを率いていました。
CEOのAssaf Rappaport氏は、「エレガントなクラウドセキュリティプラットフォームを求める市場の需要に応えるために、このような経験豊富で、評価の高い投資家チームと再び提携できることに興奮しています」と述べている。
北沢:これは期待値が高そうですね。過去の実績があると出資を受けやすいでしょうし、同じメンバーというのも意思疎通・調整コストが、新規メンバーで取り組むよりも少ないと思うので良さそう。
元々は、Microsoftに在籍している時にニーズを発見し創業したとのことなので、早い段階で2度目のMicrosoftへの売却も有り得るのでは?
Sunday $19M / Series B / 芝生整備
参照元/HP:https://www.getsunday.com/
芝生のケア用品のサブスクリプションを提供するSundayがシリーズBで$19Mを調達。
Sequoia Capitalがリード、TuskVentures、ForerunnerVenturesもこのラウンドに参加しました。
以前はスナック菓子会社の創業者でもあった、Sunday創業者/CEOのコールター・ルイス氏は、芝生のケア用品の買い物をしていた時に、山のように積まれた殺虫剤や除草剤の悪臭が、あまりにも強烈で無視できなかったと言う。
米国の一般的に管理されている芝生は、1エーカーあたり平均的な工業用農場の5倍の農薬を使用している。市場に他の選択肢がないことから、コールター・ルイス氏は自分でケア用品を作ることを決意。
BizWestとのインタビューでは、2020年の売上高は2019年の8倍で、当初の予想をはるかに超えていると述べた。
参照元/HP:https://www.getsunday.com/
北沢:芝生整備というかなりニッチな分野でしたが、Instagramに30,000人のフォロワー(設立されてからわずか1年の間に)がをいるのを見ると、自分が思う以上に需要はある様子。
IGには、こういった比較画像も有り、自宅に庭のある方は関心がありそう。
アメリカだと戸建てには庭がついているのが多いため、需要があるのか?と思っていたのですが、どうやら賃貸契約の項目中に庭の状態を保つことがあったり、コミュニティ全体の不動産価値を下げないためといった説があるそうで、「綺麗にしたい!」よりも「綺麗にしなければならない」という動機ではないかと。
ちゃんとしたソースが見つからなかったので、曖昧な部分が多いですが、芝刈りをしないと罰金、放置すると固定資産税にペナルティーがかかる、近所の住人から苦情がくるなど、景観を保つために庭の手入れは必須なのは間違いなさそうですね。
今後は公園やゴルフ場にも市場を拡大していく予定で初期の検討段階とのこと。
いやー、これは全然知らなかったので調べてて面白かったですw
Graphiant $34M / Series A / ネットワーキング
参照元/HP:https://www.graphiant.com/
コンピュータネットワーキング企業のGraphiantがシリーズAで$34Mを調達。
Sequoia Capital(Lead)、Two Bear Capital(Lead)、Atlantic Bridgeがこのラウンドに参加しました。
今年8月に設立されたGraphiantは、コンピュータネットワークの次の進化を牽引するスタートアップとして、事業の拡大を進めていく予定です。
創業者/CEOのKhalid Raza氏は、vIPtelaの共同創業者兼CTOであり、Ciscoではエンジニアを務めていました。創業者/CTOのStefan Olofsson氏も、vIPtelaの有能なエンジニアであり、Ciscoではグローバルソリューションアーキテクトを務めていました。
北沢:ステルス企業のGraphiant。ネットワーキング(人と人の輪のような繋がり)事業ということしか明らかになっていないので全貌がつかめず。
ネットワーキング事業ということは、SNSのようなサービスをイメージするのですが、コアな技術畑のベテラン2人が作るものでない気がします。
作るのであれば、エンジニア専用チャットツールとか、コード管理兼コミュニティサービスかなーと思うのですが、SlackやGuthubがあるのでそれもどうなのか?エンジニア向けの何か、という予想を立てておきますw
Linear $13M / Series A / プロジェクト管理
参照元/HP:https://linear.app/
プロジェクト管理ツールを提供するLinearがシリーズAで$13M を調達。
Sequoia Capitalがリードし、Stripeの創業者/CEOであるPatrick Collison氏や、2012年にAirbnbに事業を売却したLenny Rachitsky氏など、他にも多くのエンジェル投資が参加しました。
2019年に設立されたLinearは、企業がより少ないコストで多くのプロジェクトを管理できるようにしたいと考えており、プロジェクトのマッピング・タスクの調整・バグの追跡など、エンジニアやデザイナー、プロダクトマネージャーを対象にしたツールを提供。
プランとしては無料でも利用ができますが、より多くの機能を必要とする場合には、月8ドル、月12ドルと設定されている。
北沢:サービスとして伸びそうだなーと思って調べていたら、投資家のメンバーが豪華で驚きました。前述した二人に加えて、Goldenの創業者/CEOのJude Gomila氏、Y CombinatorのパートナーGustaf Alstromer氏など。
期待値がそれだけ高いということなのか分かりかねますが、シェアが取れれば無双できる分野だと思いますし、第一印象としてもなんとなく伸びる気がしたので期待w
デザインツールのFigma、コード管理のGithub、コミュニケーションツールのSlackなどの様々なツールと連携することができそうで、逆に、これができないとユーザーとしては使う意味がないかなと。
Salt Security $30M / Series B / サイバーセキュリティ
参照元/HP:https://salt.security/
APIのサイバーセキュリティ企業であるSalt SecurityがシリーズBで$30Mを調達。今年6月にも$20Mを調達しており、APIセキュリティ市場のリーダーとしての立場を確固たるものにします。
Sequoia Capitalがリード、Tenaya Capital、S Capital VC、Y Combinatorなどが参加した。
Salt Securityは、イスラエル国防軍(IDF)の卒業生や、サイバーセキュリティ分野のシリアルアントレプレナーによって2016年に設立され、シリコンバレーとイスラエルを拠点に活動しています。
同社は、リサーチ&アドバイザリー企業であるガートナー社の「2020 Cool Vendor in API Strategy」に選ばれ、APIの各段階に対応した唯一の特許取得済みAPI保護プラットフォームを提供している。
数分で導入できる同社のAPI保護プラットフォームは、機械学習とAIを使用して、APIを自動的・継続的に識別して保護することで、APIをサイバー攻撃から守ることができます。
北沢:APIもサイバー攻撃の標的になると今回初めて知りました。そもそもAPIとは以下の通りです。
『ソフトウェアコンポーネント同士が互いに情報をやりとりするのに使用するインタフェースの仕様』|引用元:ウィキペディア
Facebookのアカウントがあれば、すぐにInstagramのアカウントが作れるように、他のアプリケーションに対して、ユーザー情報や、それに値するデータを共有するための機能だと解釈しています。
ここを攻撃されることで、ログインに必要なパスワードが盗まれたり、アカウントを乗っ取られる可能性など、個々のアプリで情報が流出するよりも被害が大きくなります。
ソースが曖昧だったので半信半疑ですが、過去には専門の担当者が、Uberアプリの支払いAPIを調べたところ、ユーザの降車時に支払方法があることを発見し、実際にそれができたパターンもあるそう。
APIに関して法人はもちろんですが個人の被害も大きい分野だと思ったので、始め調べた時はあまり関心がなかったのですが、伸びてほしいです(単純)。
以上です。
来週は、21日月曜日に更新予定です。
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