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オンラインイベントプラットフォームのWelcomeがシリーズAで$12M調達など:米国主要VC投資調査vol.20
今週は9件でした。
お知らせ
7月から米国主要VC投資調査マガジンを始めました。米国トップVCと呼ばれるAndreessen Horowitz、Kleiner Perkins、Sequoia Capitalの3社についてまとめています。
スタートアップやベンチャーキャピタル、投資家の方の参考になれば幸いです。
【2020/11/16〜2020/11/21】
< Andreessen Horowitz:1社 >
・Levels $12M / Seed / バイオ
< Kleiner Perkins:1社 >
・Welcome $12M / Series A / イベントプラットフォーム
< Sequoia Capital:7社 >
・Animall ₹444.9M / Series A / 酪農(牛の売買)
・D3 Bio $200M / Series A / バイオ
・Forter $125M / Series E / セキュリティ(不正アクセス対策)
・Observable $10.5M / Series A / データ解析
・Strava $110M / Series F / フィットネスアプリ
・Tourlane $20M / Series C / 旅行予約
・Turtlemint $30M / SeriesD / 保険
< Andreessen Horowitz:1社 >
Levels $12M / Seed / バイオ
参照元/URL:https://www.levelshealth.com/
バイオウェアラブル企業のLevelsがシードで$12Mを調達。
Andreessen Horowitzがリード、Marc Randolph氏(Netflix共同創業者・元CEO)、Dick Costolo氏(Twitterの元CEO)、マイケル・アーリントン氏(TechCrunch創業者)などが参加した。
ブドウ糖のモニタリングをすることで健康状態を把握。デバイスは腕の後ろに取り付けるセンサー型で、15分毎に自動的にブドウ糖を測定し、関連するデータを同社のアプリに送信して診断を行う。
医療用のハードウェアを使用しており、2週間で交換する1ヶ月のプログラムを提供しています。継続を希望する場合は、月額$1.99で利用することが可能。
同社曰く、現在4万5000人のウェイティングリストがあり、今回の資金調達ですべての予約注文に対応することが出来るとのことです。また一般販売は2021年初頭になると予想。
北沢:はじめテキストで見たときは「腕に取り付けるセンサー??」と、失礼ながらそんなもの利用するユーザーがいるのか?と思いました。ですが、動画を見ると「これはイケるのでは??」と考えが変わりましたw
YouTubeという場所だからというのもあるでしょうが、ユーザーにサービスを楽しそうに使ってもらえるのは最高の宣伝になるなと。
同社のサービスを利用しているユーザーの動画も。
(9分38秒から装着する際の説明があります。)
自分で消毒、専用機器をセッティングして、押し込む形で装着する流れになっており、最後にロゴがデザインされているシールタイプのステッカーを貼り付けて終了。
フィットネス系のウェアラブルは、Apple Watchが機能やデザインから見て一番強いと思っていましたが、これはApple Watchのカバーする中で、ニッチではあるからこそ、熱狂的コアなファンやユーザーがつくサービスになるのではないかと感じます。
Instagramのアカウントもあるのですが、見せ方が上手い。
ネット社会において、toC向けサービスに高いデザイン性は必須であり、そこがクリアできないといくら中身が良くても利用されなくなってしまう?
紹介したYouTubeの撮影者でもある、フィットネスYouTuberのAli Spagnolaさんのチャンネルも貼っておくので、興味のある方はこちらから。
相場が分からないのですが、フィットネス系でフォロワー1.6万人は相当すごいのでは?と思いました。
< Kleiner Perkins:1社 >
Welcome $12M / Series A / イベントプラットフォーム
参照元/URL:https://www.experiencewelcome.com/
Appleのような高品質のオンラインイベントを簡単に実現できるサービスを提供するWelcome がシリーズAで$12Mを調達。
Kleiner Perkins、Y Combinator、Kapor Capital、Webb Investor Networkなどが参加しました。
オンラインイベントの開催がリソースの関係で簡単でない企業にとって、Covid-19の影響の中、同社はそのセッティングの簡単さと、クオリティーの高さで差別化を図っています。
去年設立されたWelcomeは、当初は食品関連サービスを開発していましたが、経営難により、ピボットするか、死ぬか(倒産)の選択を迫られており、現在のオンラインイベントプラットフォームに事業転換をして今に至ります。
北沢:ピボットの話が資金調達のリリースで上がってくること自体珍しいなと思いました。
元々レストランと食品卸を繋ぐサービスを開発していた環境から、現在のサービスを7ヶ月の開発期間と3ヶ月のβテストを経てローンチ、というのがスタートアップらしいスピード感ですね。
同社のCEO兼共同創業者であるロベルト・オルティス氏は、過去にGoogleでプロダクトデザインマネージャーを務めた経験や、ヤフーに売却したBignoggins Productionsというスポーツ企業の創業者でもあり、売却後はヤフーではモバイルデザインのシニアディレクターも務めていたそう。
そういった経験への期待値もあるとは思いますが、立ち上げた事業をたたみ、全く違う分野に方向転換をしても、きちんと結果を出せることが何よりすごいのではないかと感じました。
結果が出せなければ(スタートアップでなかったとしても)撤退が求められますが、その中で活路を見出し、数字を出すというのは簡単にできることではないはず。
Appleのようにオンラインイベントが中小企業でも一般的になるか?と思うとピンとは来ませんが、こうした経営者が運営するスタートアップであれば、今は仮になかったとしても、自ら需要を作り、周囲を納得させるような結果を出せるのではないでしょうか。
< Sequoia Capital:7社 >
Animall ₹444.9M / Series A / 酪農(牛の売買)
参照元/URL:https://www.animall.in/
酪農プラットフォームのAnimallがシリーズAで₹444.9Mを調達。
Sequoia Capital India、Omnivore Partners、Lets Venture Fundが参加しました。
インドのベンガルールに拠点を置く、Animalは牛の買い手と売り手を繋ぐオンラインプラットフォームを提供している。また、酪農家は同社のサービスを介して、専門家や医師と相談することが可能。
Pashu Melaというアプリで、ヒンディー語を主な言語として運営されており、Google Playストアでは100万ダウンロードを超えている。
今回の投資で、Sequoia Capital Indiaが13.02%の株式を取得、Omnivore Partnersは4.34%の株式を取得した。
北沢:このマガジンの読者の方には「牛??」と思われた方もいるかと思いますが、上記の通りアプリが100万ダウンロードされているそうで、確実に需要があることが分かります。
インドでは牛は神聖な生き物とされているため、これはまずいのでは?と初めは思ったのですが、調べたところ、国民の8割を占めるヒンドゥー教徒では、確かに殺したり食べることは禁止されているそう。
ですが、残り2割に含まれるイスラム教徒では、牛肉を食べることは禁止されていないとのこと。詳しいことは下記の記事が分かりやすかったのでこちらもどうぞ。
ググったグラフは2018年のものですが、インドの人口が約13億5000万人で、2割以下でも2億7000万人、1割だったとしても1億3500万人の人々が牛肉を食べている計算になります。
1億3500万人といえば、日本の人口とほぼ同じくらいなので、マーケットとしては思っていたよりも大きいですね‼︎ そう考えればアプリの100万ダウンロードという数字は、まだまだ伸びしろがあるとも言えます。
意外とおもしろい内容で、期待できそうだと感じました。
D3 Bio $200M / Series A / バイオ
参照元/URL:https://www.d3bio.com/
中国のバイオテック企業D3 BioがシリーズAで$200Mを調達。
Boyu Capital、Matrix Partners China、Sequoia Capital China、Temasek、WuXi AppTecが参加しました。
多くの地域で世界的なパートナーと協力し、ガンと免疫学に特化した製薬を開発。
同社は、前臨床開発において、関連するガンのバイオマーカーと、治療法の改善・代替目標を明確に理解することで、効率的かつ、集中的な創薬開発が可能にすることができると述べています。
北沢:バイオ系でシリーズAの$200Mというのはかなり大きいのではないでしょうか。
過去に取り上げたバイオ企業を振り返ると、AIを活用したバイオ企業のXtalPiがシリーズCで$300M、 血液検査プラットフォームのFreenomeがシリーズCで$270M、(デバイス寄りですが)病気の事前予測のBiofourmisがシリーズCで$100M、そう考えたら特別大きなわけではなさそうですね。
しかし、遺伝子/ゲノム編集技術を開発しているEdiGeneはシリーズBで$67M、後述するバイオウェアラブル企業のLevelsはシードで$12Mなので、一概にまとめれない部分もあり、この幅の広さはどこで決まるのかなと思いました。
もちろん新薬開発とウェアラブルとでは違いますが、バイオ系への期待値のかかり方や、市場規模などの捉え方など、まだまだ分からないことが多いので引き続き調べていきたいです。
Forter $125M / Series E / セキュリティ(不正アクセス対策)
参照元/URL:https://www.forter.com/
PSP向けの不正防止プラットフォームのForterがシリーズEで$125Mを調達。評価額は13億ドル以上へ。
Bessemer Venture Partners、Felix Capital、Itai Tsiddonがリード、Sequoia Capital、NewView Capital、Scale Venture Partners、March Capital Partners、Commerce Venturesが参加しました。
2013年に設立されたForterは、オンライン決済のプロバイダーや加盟店、銀行と連携して、個人情報の盗難・アカウントの乗っ取り・クレジットカードの不正利用を検出、防止しています。
同社のセキュリティサービスは、サイト訪問〜購入までのフローと、決済のプロバイダーの間に導入されており、ユーザーの行動をAIで追跡、詐欺や不正アクセスの可能性がないかを分析します。
Covid-19の影響もありEC需要が増える中で、オンライン詐欺・不正行為は、小売業者に毎年220億ドルの損害を与えていると推定されており、3年以内には500億ドル近くに達すると予測されている。
これまでに8億人以上の消費者のデータを扱い、2000億ドル以上の取引を処理、消費者の購買体験を損ねることなく不正行為を防止しています。
北沢:PSPがペイメントサービスプロバイダーの略称だと初めて知りました。
ForterはMastercard、Worldpay、FreedomPay、Salesforce、Shopify、Adobe/MagentoなどのPSPに向けたBtoBサービスを提供。
同社の共同創業者兼CEOのMichael Reitblat氏は「Forterを導入する前の詐欺防止システムでは、不正行為や詐欺に関する十分なデータを持っていないため、新規ユーザーが拒否される可能性が5~7倍高くなっている。」と述べています。
これは新規としてサイトを訪れた場合に、購買データのない一般消費者と、不正目的で訪れた人の判断が難しいことが分かります。
明らかに転売目的で同じ商品を何十個と購入するケースならまだしも、少数の買い物で高額な商品を1点の場合だと、それを識別するのはまず無理ではないかと。
Forterでは過去のデータからそれを検知し、今までに不正行為を60% 削減、誤検知を75%削減するのに役立っていると主張しているそう。
多くのPSPから蓄積された購買データがあれば、1つのサイトで新規の場合でも、他のサイトで同じ買い物をしているかが把握できるため納得できる数字だと感じました。
ラウンド的にIPO路線ですねこれは。Sequoia Capital(イスラエル含む)が初期ラウンドから参加しているので20%くらいは持っていると予想して、リターンがどれくらいになるか楽しみです。
Observable $10.5M / Series A / データ解析
参照元/URL:https://observablehq.com/
データ解析のObservableがシリーズAで$10.5Mを調達。Sequoia CapitalとAcrew Capitalがこのラウンドに参加しました。
The New York Timesでグラフィックエディターを務めていたMike Bostock氏と、GoogleでエンジニアリングVPの経験を持つMelody Meckfessel氏によって2016年に設立。
ウェブ上のデータ探索・分析・可視化するための、オープンソースライブラリであるD3.jsを開発。470万人以上のユーザーが利用し、選挙やCOVID-19、大気質指数に、企業のダッシュボードなど幅広く活用されている。
世界の労働人口の76%以上がデータを読む・分析する・議論する能力に対して、十分な自信を持っていない世界で、Observableはデータの可視化をより身近でソーシャルなものにするとのことです。
北沢:データ可視化ツールは、昨年Salesforceが買収したTableauが人気があるそうですが、その中で「エンジニアから趣味の人まで、幅広い層に使ってもらえることを目指した最初のプラットフォームである」とMelody Meckfessel氏は述べています。
個人的にはデータや数字で、物事を把握するのは好きな方なのですが(時間の使い方などをスプレッドシートで管理していますw)、選挙やCovid-19などここまで規模が大きくなると想像がつきませんでした。
企業だけでなく個人の利用も見込んでいるようですが、オープンソースライブラリという時点で使う人は限られてしまうのではないかと。エンジニアの方からすれば簡単でも、そのハードルは高いはず。
僕も多くを理解できている訳ではありませんが、アプリ1つで完結するくらいにならないと個人の利用は伸びない気がしました。
Strava $110M / Series F / フィットネスアプリ
参照元/URL:https://www.strava.com/
フィットネスアプリを提供するStravaがシリーズFで$110Mを調達。
Sequoia Capital、TCVがリード、Dragoneer Investment Group、Madrone Capital Partners、Jackson Square Ventures、Go4it Capitalが参加しました。
2009年に設立されたStravaは、現在195カ国で7000万人以上が利用しており、2020年には毎月200万人以上のペースで利用者が増加しているそう。
Stravaの共同創業者兼CEOのMichael Horvath氏は「今回の資金調達は、Stravaを世界中のアスリートにとって、必要不可欠なものにすることを意味します」と述べている。
北沢:時期的にも追い風になっているStrava。僕は初めて知りましたが、ググった感じだとサイクリングをする方の知名度は高い様子。
SNS的要素もあり、ユーザー同士で撮った写真、アクティビティを見ることができたり、区間毎でタイムを自動集計し、ユーザーランキングを表示することも可能だそう。
上記以外にも、2014年から「Strava Metro」という世界規模の歩行者・自転車走行ルートのデータを集めたアクティブトランスポートデータを提供。
Stravaにアップロードされたデータを集約し、交通パターンを可視化。ユーザーが安心して移動できるインフラを整備しているとのことで、Covid-19の影響もあり、移動手段として徒歩や自転車の利用が増えたことで、今まで以上にユーザーにとっての機能的価値が高まっていると感じました。
ランニングや、サイクリングなどスポーツ全般に言えることだと思うのですが、自分のためにやっていることに加えて、友人に共有するものに変わってきているのかなと。
SNSの普及により、以前から日々の行動を「共有すること」当たり前になっていましたが、それがスポーツにも表れているのが、日頃運動をしない僕としては不思議でした。
「走っている俺カッコいいだろ?」的な人もいるとは思いますが、記録を残すついでに、他の人のも見てみたい、比べてみたい、と思うのは、自然な感情なのかもしれません。
Tourlane $20M / Series C / 旅行予約
参照元/URL:https://www.tourlane.com/
旅行予約プラットフォームのTourlaneがシリーズCで$20Mを調達。
創業者のJulian Stiefel氏とJulian Weselek氏に加えて、Sequoia Capital、Spark Capital、DN Capital、HV Capitalがこのラウンドに参加しました。
2016年にドイツで設立されたTourlaneは、世界50カ国以上の都市のプロバイダーと直接連携し、移動、フライト、ツアー、アクティビティなどを1カ所で予約できるサービスを提供している。
また、同社のサービスに登録する際の目的地などを含めた質問対応を元に、ユーザーにあった複数の旅行オペレーターとコンタクトを取ることができ、オーダーメイドの旅行プランを作成することが可能。
プランの作成に加えて、リアルタイムで旅行費用やフライトの空き状況を、サービス内で確認することができるそう。
Covid-19の影響を受ける前は、約290人の従業員がいましたが、現在はレイオフを行い、半分はパートタイム勤務の従業員を含めた約250人、一部はドイツ政府の支援を受ける形で運営されています。
北沢:日本だと、旅行業界は航空会社エアアジア・ジャパンが破産手続きの申請をし、JALやANAの従業員が家電量販店ノジマなどに出向するなどが話題になっており、人件費に加えて機材の維持費用など、特に大変な時期だと感じます。
Tourlaneの事業はツアーコンサルティングで分野が少し違うとはいえ、昨年の同時期と比べて予約率が20%という話もあり、そんな中の資金調達は厳しいものがあったのではないでしょうか。
先日、上場申請をしたAirbnbも、多くの人々が旅行計画をキャンセルしたことを受けて、収益が大幅に落ち込んでいることを明らかにしています。
想像になりますが、ツアーコンサルティング会社で従業員が約250人というのは多いような気がします。初めの登録や、目的地の確認から提案などもチャットボットやその他ツールである程度カバーできそうですし(対面で申し込みたい人も今は少ないはず)。
JALで思い出したのですが、確かガイアの夜明けで取り上げられていたのを覚えています。成長戦略として期待されているジップエアというLCC(格安航空事業)について、経費削減で荷物の搬入から清掃などを自社で行い、今は貨物専用便として運用されているそう。
話が逸れましたが、旅行業界は持久戦な部分が非常に大きいので、いかに継続していけるのか?が一番の課題であり、今回の資金調達は必須のものであったと感じました。
Turtlemint $30M / SeriesD / 保険
参照元/URL:https://www.turtlemint.com/
インドの保険プラットフォームのTurtlemintがシリーズで$30Mを調達。これまでの資金調達総額は$55Mへ。
GGV Capitalがリード、Mercian Family Ventures、MassMutual Ventures、SIG、Blume Ventures、Sequoia Capital India、Nexus Venture Partners、Dream Incubator、Trifecta Capitalが参加した。
インドの人口13億人のうち、保険に加入しているのはごく一部に過ぎません。インドの大手信用格付け・調査会社ICRAによると、2017年の時点で保険に加入しているのは人口の3%未満とのことです。
2015年に設立されたTurtlemintは、インド国内の40社以上の保険会社と提携し、150万人以上の顧客との仲介の役割を担っている。
Sequoia Capital Indiaのプリンシパル、Harshjit Sethi氏は「同社は過去4年間で100倍以上の成長を遂げており、1000億ドルの市場になる可能性がある市場の中で、最も急成長しているスタートアップの1つである」と述べています。
北沢:保険の普及率が約3%と聞くと、相当少ない数に聞こえますが、インドの人口は13億人なので既に3900万人は何らかの保険に加入している計算に。
12億人以上にまだリーチできることを考えたら、市場として伸び代しかなく、GAFAMを筆頭にインドが注目されている理由が伝わるかと思います。
取り扱いとして、自動車保険や自転車保険、健康保険に生活保険の4種類があります。その中でまたいくつかの種類に分かれているのですが、自動車保険の「ゼロ減価償却自動車保険」が気になりましたw
そもそもインドの保険の普及率が低いのは、広い国土や貧富の格差に加えて、料金の自由化や政治的介入による影響があるそうですが、ハッキリしたものが見つからなかったので詳しい方がいたら教えて頂きたいです。
今年の3月に経済産業省が発表したインドに関する医療についてのレポートがあったので、興味のある方は下記リンクからどうぞ。画像のような市場規模から、医療規制、政策動向などについて記載があります。
参照元:医療国際展開カントリーレポート 新興国等のヘルスケア市場環境に関する基本情報 インド編
以上です。
そういえば二日程前に、Andreessen Horowitzが$1.3Bのアーリー向けファンドと、$3.2Bのレイター向けファンドの組成を完了したとリリースがありました。
この$3.2Bという金額は、2019年5月に組成されたLSV Fund I($2B)を超える、a16z史上最大規模のファンドになります(違っていたら教えてください!)。
過去のファンドの投資先やリターンについても調べているので、そのうち記事にできたらいいなと。
来週は、30日月曜日に更新予定です。
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