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【カナダ高校留学生必見】English12 完全攻略法まとめ

こんにちは、DAIKIです。

English12を無事履修することができたので今回はEnglish12の総まとめです。今回がEnglish12のレポートの最終回です。

(noteのネタがないときにとりあえずEnglishの課題コピペしてそのまま上げることももうできなくなるのか…)

最終回なので今後English12に挑戦していく皆さんの不安をほぼ完全解消することができるようなnoteを時間をかけてぎっしり書きました。

そもそもEnglish12とは

まずはじめに…僕はBC州内の公立学校でEnglish12を履修しました。どこの州でもだいたい同じような内容だと思いますが、異なる点もあるかもしれません。他州在住の方はあくまで参考程度にご覧ください。

カナダBC州の殆どの学校は単位制で卒業までに必ず履修しなければならない「必修科目」も指定されています。それさえ取れば早めに卒業することも、逆に取れなければ卒業もどんどん遅れていくシステムになっています。

その中でも最難関なのがEnglish12です。

「いや、日本で英語の成績良かったし大丈夫っしょ」とお考えの皆様。甘い。僕は中学時代英語は中1からオール5、中2次には英検準二級も取得していますがそんなのは比になりません。

English12とはカナダ人からすると「高3 国語」。日本での高3の国語をイメージしてみてください。本読んで詩読んで文章書きまくって古文も読めるようにならなきゃいけなくて…。そう。それを英語でやるのです。勿論、相当ハイレベルなので留学生のみならずカナダ人でも落第する人はいます。

どうですか?鬼畜でしょ:)

不安が一気に押し寄せた皆さんのために今回のnoteではEnglish12を僕がどうやって攻略したのかについてお話します。


注意:先生や学校によっても難易度ややる内容は違います。僕の学校はそこまで特異な学校ではないので、多くの学校で僕のやり方が通用すると思いますが、あくまで参考程度にご覧ください。

English12の内容

僕の学校の、当時担当だった先生のカリキュラムはこんな感じです。

ENGLISH STUDIES 12—First Quarter

Teacher: Mrs.

​Required Supplies​: 1 1⁄2 - 2 inch binder, a journal for creative writing, writing utensils, lined paper, access to the internet

English 12 will focus both on composition and literature activities.

COMPOSITION Creative Writing

· Several weeks will be devoted to creative writing. Within this time period, students will create a portfolio of writing from which final submissions will be chosen for publication.
Academic Writing
- Lessons on integrating quotes properly
· Persuasive Essays: five paragraph format
· Synthesis Essays
· Bibliography

​LITERATURE

Short Stories (week 1)​
- short stories will be read and analysed in regards to the following elements: plot, setting, character, point of view, conflict, theme
- Irony and satire will be highlighted in several short stories

Hamlet​(Weeks 2 and 3)
- study of Shakespeare’s play structure
- analysis of language and background of the playwright
- comprehension of plot, conflict, character and theme
- five paragraph persuasive essay

Thematic Literature Unit (weeks 4, 5, and 6)
This unit will employ historical novels, poetry, song and film to explore the darker times in history where people chose to persecute others.
- read and discuss several modern novels
- reading response journal
- on-line book chats
- in-class discussion
- synthesis essay

​Independent reading (This will start during weeks 7, 8, 9 and 10)
- Reading goals will be set
- Reading response journals and on-line book reviews
- Final project (character sketch or book trailer)

Poetry (week 8)
-study of figurative language
-rhyme scheme analysis
-variety of genres {descriptive, narrative, epic, ballad, lyrical, sonnet, ode, elegy}
- close reading

Creative Writing (weeks 9 and 10)

COURSE EVALUATION
10% Creative Writing
40% Essays and projects
20% Unit Exams (short story, Poetry, ​Hamlet)​ 10% Homework Assignments
20% Final exam

多分標準的なカリキュラムだと思います。

強いて言えば、creative writingはカリキュラムに入れる先生と入れない先生がいるらしいです。

この中でも難関な分野は…どれも難しいです。

例えば、シェークスピアの「ハムレット」という作品は何百年も前に書かれた戯曲です。難しい言葉が山ほど…というか難しい言葉しか載っていません。英語にもいわゆる古文、古語が存在します。「ハムレット」を理解するためには古文、古語のニュアンス、意味を理解できるようになる必要があります。シェークスピアに関しては多くの学校でEnglish10、もしくはそれ以前から授業に取り入れられており、English12を取る前にも多少触れる機会があるかと思います。

poetryというのは日本語で言うと「詩」です。以下に詩の単元をはじめるにあたって基本的な事として覚えさせられる単語一覧です。これをきちんと理解しなければまず詩の勉強はできません。

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以上。はい、難しい〜。

ちなみにこれ、上記にある通り「not strictly」なのでここに書いてある文言以上に覚えなきゃいけないことはあります。

不安がさらに増した皆さんに僕が実践をオススメする良いマークを取るコツを紹介します。良いマークと言っても80%くらいが限界だとは思いますが「マークどうこうよりも、とにかくパスしたい」というような方には役立つと思います。

良いマークを取るコツ

① とにかくessayを極める

English12の最重要はessayです。
というかEnglish12のみならずカナダの高校全体でマークを大きく左右する要素はessayです。

ただ、essayはそれを書くためのテーマに合ったthesisを考えたり、それをサポートするevidenceとなるquoteなどの抜き出しに非常に手間がかかるだけで、それらができてしまえば書くこと自体はそこまで難しいものではありません。

essayを書く際には、予め指定された型(何段落あるかなど)に沿って、書き始める前に軽く全体の内容を別の紙に書き出します。body paragraphがきちんとbig theisのevidenceになっているか、同じことに2回触れてしまっていないか、主張が変わっていないかなどを書き始める前にチェックする必要があります。これはエッセイ全体のクオリティを左右する非常に重要な作業で、テストなどの時間がない場合でもきちんと行うことをお勧めします。

書く際にはこれらを文章にしてただ打ち込んでいくだけなので、時間は勿論かかりますがそこまで難しいものではありません。書きたいことを書いていけば(きちんとessayを書き始める前の紙が書けていれば)文字数制限なんて簡単に超えますのでそこに関する心配もあまり要りません。

writingに関しては自分の知ってる単語と文法だけを使えるので高得点が狙いやすいです。essayは書けば書くほどコツが分かってくるのでできるだけ多くを書いて練習しましょう。

例として、以下に僕がEnglish12を受けているときに書いたessayを貼っておきますので良かったら参考程度にご覧ください。

・persecution essay
複数のソースを組み合わせて書くsynthesis essayという形のessayです。迫害に関して、2つの本をevidenceとして作ったessayでEnglish12で書いたessayとしれは最長でした。IELTSやTOEFLのessayとは比にならない長さですので、読む際はお気をつけて。85%の評価を取った、個人的にそこそこ満足しているessayのひとつです。

・short story essay
The painted doorという十数ページしかないshort storyについてのessayを書きました。学期の一番最初にほぼ何も習わず書かされたessayなのでクォリティは低め。上記の「persecution essay」とレベルを比べるとEnglish12で僕の英語力がどれくらい上がったかが何となく分かると思います。ってか、このstoryめちゃくちゃ気持ち悪い奇妙な話だったなぁ。

② 先生に媚びを売れ

English12の難易度はどこの高校でも高いですが、先生によっても難易度は変わります。

運悪く、僕の学校のEnglishの先生は全員評判が悪く、僕の担当だった先生は留学生が辞書を使うことを過度に嫌う先生でした。セメスターのスタート時点では僕に対する先生のイメージは決して良くはなかったと思います。

そこで生徒がすべきことは先生のお気に入りになることです。

実際に僕がやったのは
・挨拶
・授業後に雑談
・質問をまわりの数倍する
・日本からのお土産をあげる
など。

最終的に仲良くなって、今でもいろいろ喋るようになりました。頑張ってる姿勢とフレンドリー感を先生に示せるように努力しましょう。生徒側としても気軽に質問できるようになるしテストの情報をちょっと聞けたりして得なことが多いです。

留学する前にやるべきこと

文法は中3くらいまで頭に入っていれば構わない(実際僕もそう)ので、とにかく書く量読む量を増やしていきましょう。

「書く」に関してはとにかくessayです。essayの形を頭にいれて、IELTSやTOEFLのwriting section問題を利用するなどしてとにかく書きましょう。

essayを書く上で大事にすべき点は
・big thesisが明確か否か
・hookを含むか
・paragraph分けができているか
・bodyがbig thesisのevidenceになっているか
・conclusionでbodyをまとめていて、新しい情報は出していないか
・Iやyouを使用していないか

…もっと細かく言えば色々あるんですが、Englishを受ける前のessayとしてはこれらが含まれていれば完璧だと思います。

「読む」に関しては、僕のEnglishの授業では最大で700ページくらいの本を読みました。その本を読むために与えられた期間は約2週間ほどでした。正直、日本語でもそこまで長い本を読まない僕は結構キツかったです。summaryくらいはネットを検索すれば出てはきますが、それではquoteが抜き出せなかったり、essayなどを書くための理解として不十分になってしまいますので、結局は読むことになります。

まずは日本語からでも構わないので読書になれること、英書ではどうやって読めば一番理解できるか自分なりのコツを見出しておくと読書系の課題に取り組む際に役立つかと思います。

以下に僕がEnglish11.12で読んだことのある本のうち、主要なものを貼っておくので、心配なのであれば買ってみて読んでみるのもいいと思います。

English10
・The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian・Romeo and Juliet

English11
・Of Mice and Men・Macbeth

English12
・Hamlet・The Help
・Maus

上記の本でなくても読書することは力になると思います。すべての単語を理解しようとはせずに、話の流れや概要だけ理解できれば大丈夫なので速く読めるようにとにかく量を増やしましょう。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

English12はやはり難しいですが、勉強すればパスはできます。パスできない人の殆どがただカナダで生活しているだけで、自主的な勉強をあまりしていません。ですので、留学前から本を読んだりessay書いてみたり少しずつ勉強していけばなんとかなります。

このnoteを見ても不安な点やわからない点などあればTwitterのDMで教えて下さい!できるだけ返信します。

English12のレポートはついに今回で終わりになります。

これからもちょくちょく留学情報などをnoteで発信していこうと思っていますので是非今後もときどき覗きに来てくれると嬉しいです。

ではでは。

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