𝑫𝑨𝑰𝑲𝑰

21歳オス。たぶんヒト科。カナダに生息していたが、いろいろあって今は早稲田の森に生息す…

𝑫𝑨𝑰𝑲𝑰

21歳オス。たぶんヒト科。カナダに生息していたが、いろいろあって今は早稲田の森に生息する希少種。記事はすべて個人の意見であり、私が所属する団体や学校等を代表するものではありません。ご意見は私個人まで。

マガジン

  • 知人者智、自知者明

    小学館のメディア Steenz さんに取材していただいた際の記事をご紹介します。私の今までの活動や展望について、お話ししています。

  • 日常を非日常に

    日記・随筆・意見文などの投稿を始めてました。簡単に時間が流れてしまわないように、noteに日常の記録を残していきます。月1記事程度を当面の目安に、好きなように好きなだけ書きます。

  • 15歳の冒険

    カナダ留学をしていた経験をいくつかのnoteにまとめています。留学やワーホリ、海外移住をしている方や考えている方に役立つnoteを書いています。

最近の記事

  • 固定された記事

noteで日常を非日常に

日常は思ったよりもすぐに過ぎていくものである。 それは日常自体に焦点を当てる機会が非常に少ないからであると思う。毎日なんとなく過ごしていくうちに月日は勝手に経過していく。 僕は高校生時代にやり残したことが沢山あると思っている。なぜなら殆どの高校生活の時間をカナダで過ごしたからである。 留学という大きな経験を得た一方で、文化祭や体育祭、制服ディズニーなど日本の高校生としては当たり前のことをする機会を自ら捨てたのだ。 当然のことだが、非凡な日常を送るためには平凡な日常を捨

    • おわってないのに勿体ない

      3月15日、早稲田大学の同輩とともに静岡県は南伊豆町という町を訪れた。今春2度目である。 私は大学入学以降、昨夏には青森県田野畑村の青鹿寮に1週間ほど滞在したり、昨年11月には2泊3日で福島県双葉郡の復興状況や福島第一原子力発電所などを見学したり、今春にも福島県大熊町で地元住民の方々からお話を伺ったりと、地方創生に関する学びを深めてきた。 今春は南伊豆町より「観光客から関係人口へ 若者が南伊豆に関わる施策を考えよう」というテーマを与えられ、2ヶ月という限られた時間のなかで

      • 【 お知らせ 】浜崎洋介氏 講演会開催のお知らせ

        みなさんは「保守」という言葉にどんなイメージをお持ちですか?あまり良いイメージでない人も多いかもしれません。しかし、本来「保守」はリベラルな意味を含み、個人の自由や権利を保障する立場です。右左という現代によく見られる過度に単純化された表現に踊らされず、芯を持った思考を得るために。近代文学、近代思想の両方にお詳しい浜崎さんのご講演を聞いて、わたしたちと一緒に勉強しませんか。 私が運営に関わっております、講演会「浜崎洋介、学生に与う 保守言論人の歴史と現代」へお誘いさせていただ

        • 私たちの国の名前は

          ニッポンという国家はいつからかジャパンと呼ばれるようになった。ジャパンは日本人がつけた名前ではない。しかし、多くの国民は何とも思っちゃいない。 ほとんどの同輩は知らないだろうが、あの「東洋の魔女」もJAPANではなくNIPPONのユニフォームを身につけている。この頃はまだ国際的にも「ニッポン」であった。 「ジャパン」という世界的にも特異な名称が使用されるようになったのは、明治時代に入り日本が西洋化を進め始めた時期である。その当時、外国からの観光客や商人らは、日本を「ジャパ

        • 固定された記事

        noteで日常を非日常に

        マガジン

        • 知人者智、自知者明
          0本
        • 日常を非日常に
          20本
        • 15歳の冒険
          15本

        記事

          なくなるものとなくならないもの

          先日、成人の日を迎えた。 民法改正によって成人年齢は18歳に変更になったものの、わたしの住む地域では「はたちの集い」と名前を変えて20歳での以前と変わらない事実上の成人式を挙行することとなったようだ。 わたしは高校生時代をカナダで過ごしたことから地元の友達とは若干疎遠気味であった。数年前、私がバックアップせずに携帯の機種変をしたために卒業時に交換した同級生とのラインが消えていたため、連絡手段が無い同級生もいた。 そんななかの成人式、私自身が同級生の顔覚えているかもよく分

          なくなるものとなくならないもの

          開かれた大学たる早稲田

          早稲田大学は「無門の門」に象徴される通り、開かれた大学の代表格である。 まずは「無門の門」について説明する。早稲田大学の正門は大隈講堂正面の入口であるが、他大学のように大きな銘板や建造物が存在しない。これを無門の門と呼ぶ。セキュリティなんてものは存在せず、誰でもキャンパス内に合法的の立ち入ることができる。中は幼稚園のお散歩コースやピクニック等、多用途に利用される。 大学が「無門の門」を採用したのにはワケがあるとされる。これは早稲田が開かれた大学であることを象徴している。早

          開かれた大学たる早稲田

          数百万円は無駄だったのか

          今日は昔話から。 私は運が良く経済的にもある程度恵まれ、教育投資にはそこそこに積極的な家庭に生まれた。 教育投資に積極的、といってもなにかを強制されることはないものの、私がやりたいと言ったものには何事も応援してくれる両親であった。 しかし、マセガキだった私は幼い頃はスポーツに打ち込んだり遊びに時間を費やすことなく、公文や英会話教室、個別指導塾などに通った。 そのまま私は中学生になり、高校受験やその後の進路を意識するようになったことから、塾以外の習い事をやめ、長期休暇や

          数百万円は無駄だったのか

          ビリギャルと学歴ロンダリング

          「学歴ロンダリング」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 これは元々いた学校よりもレベルの高い学校に進学して良い学歴にアップデートすることを指す言葉である。 特に「ロンダリング」という言葉はマネーロンダリング(資金洗浄)といった汚い言葉にも使われることがあるからか一般的には良いイメージがなく、裏口入学は勿論、推薦入試制度を利用したり、家庭教師をつけたりするなど、多くの外的要素を含んだ「セコい」方法で最終学歴をより良いものにした場合に用いられることが多いと感じる。 一方

          ビリギャルと学歴ロンダリング

          傍観と中立の差

          ウクライナ情勢は悪化の一途を辿っている。 専門家ですら予想できなかったプーチンの強い決意による開戦であるが、民主主義陣営の結束によるロシアに対する過去に例をみない国際的圧力の拡大もまた予想外だったことのひとつである。 その中、国連はその機能不全が問題視されているが、国連総会や安保理での各国国連代表によるロシア、ウクライナ、国際社会、そして地球市民に訴えるスピーチが話題となっている。 うち、私は国連緊急特別会合におけるオーストリア代表の言葉が非常に印象に残っている。 今

          傍観と中立の差

          塾費用の補助で教育格差が是正されない複雑なワケ

          塾の必要性は、日本の教育において未だ高く留まっている。いや、むしろ以前より高まったとも言えるだろうか。大学受験や高校受験といった受験期にはもちろん、日々の学習においても学校でのフォローが不十分だと感じて塾に通う生徒も非常に多いのが現状である。 この現状に問題意識を持っている市民は多いだろう。 なぜなら、塾は義務教育の対象外で十分な行政の補助がなく、貧困家庭の生徒と裕福な家庭の生徒との間で受けられる教育の程度に違いが生まれてしまうことが容易に理解できるからだ。 では、この

          塾費用の補助で教育格差が是正されない複雑なワケ

          「生きる」とは

          人間における「生きる」と人間以外の動物における「生きる」の定義は違うように思う。 先日、こんな文章を目にした。 本など読まないヤンキーのほうが、むしろしっかり生きています。若くして結婚して、子どもをたくさんつくって、仕事をして、家族を支えていくというほうが人間としても生物としても正しい。大学を出て頭でっかちになって、オレは何かできるはずだと妄想して、勘違いして大学院まで行ってしまい、結局仕事がなくて結婚もできない。それでいて「結婚なんて意味がない」とか「家族なんて幻想だ」

          「生きる」とは

          言葉を縛る

          言葉は進化していくものだ。 日本で最も有名であろう辞書である岩波書店発行の「広辞苑」は十年に一度程度、改訂が行われる。2018年に発売された第七版では 「スマホ」「ツイート」「朝ドラ」など、第六版刊行後に収集した十万語の候補項目の中から厳選し、現代生活に必須とされた新語一万語を追加で収録している。 広辞苑のホームページには以下のような文章がある。 日本語の語彙と表現は、古代から現代に至るまで、日本語を使う無数の人々によって大きく豊かに育てられてきました。この日本語という

          ラジオは廃れたのか

          数年前から僕はラジオを聴くようになった。 きっかけはカナダへの留学で、四六時中英語を喋って夢すら英語で見るようになっていた当時の僕は日本語を「聴く」機会を欲していた。 とはいっても、「基礎英語」のような真面目なお勉強番組を聴いているわけではなく、基本的には深夜帯に放送されるくだらないものものばかりだ。 しかし、ラジオではテレビであまり観ないような歌手や俳優のくだらないトークを聴くことができたり、歌も無差別的に流れてくるので今の流行を知ることができるとともに、不朽の名曲や

          ラジオは廃れたのか

          割とよくあるタイプの君よ

          予測していなかった繋がり点と点との繋がりは予測できない。 あとで振り返って点と点との繋がりに気づくものである。 スタンフォード大学の学生らの前でこのように話したのはアップルの創業者の1人として有名なスティーブ・ジョブズである。 点と点との繋がりがどうたらこうたら、というのはよく歴史について勉強するときに聞くことが多い。 歴史のひとつひとつの出来事や人物を覚えることは大きな意味を持たない。その点が重なり合い、やがて線となって現代につがっているから我々が今の世に存在すること

          割とよくあるタイプの君よ

          「英語喋ってみて」って聞くの、やめませんか

          僕は今年の2月に約2年間に及ぶカナダ留学生活を終えた。 カナダという国には縁もゆかりも全くなく、当然ながら永住権もないので、現地の高校卒業要件を満たすだけの単位を取得して帰国した。 久しぶりの日本は美味しいご飯や素敵な文化、景色の宝庫であった。とりあえずは僕が留学前によく行っていたようなところに足を運ぼうと思ったが、1人で行くのはなんだか寂しいので留学中はなかなか会えなかった友達たちに付き合ってもらった。 その最中、ある友達が「2年以上もカナダに行っていたんだから英語で

          「英語喋ってみて」って聞くの、やめませんか

          高学歴の勘違い

          ある日、ツイッターでこんな文章をみた。 この文章には違和感を覚えた。 この違和感の正体はなんだろう。今日は学歴について少し考えてみよう。 - - - 僕の退学した日本の高校はいわゆる進学校だ。その高校の同級生の一部は自らの高校のことを「自称進学校」と呼んでいるようだが、早慶や国公立に相当な合格者数を出しているのだから進学校と呼んでも差し支えないだろう。これは彼らの謙遜の一部、もしくは世間に「頭がお堅い奴ら」だと見られたくないが故の自称だと思われる。 そんなところに進

          高学歴の勘違い