(自己啓発)勝つ組織&プロセスエコノミーを読んで

前回の玄奘三蔵とは大きく逸れた自己啓発本を2冊読んだのでその感想を皆さんとシェアする。

今回拝読したのは福富信也さん著作の「勝つ」組織 集団スポーツの理論から学ぶビジネスチームビルディングと尾原和啓さん著作のプロセスエコノミー あなたの物語が価値になるの2作。
読むきっかけとなった背景には、日々悶々とし乍時間を過ごす中、私自身スポーツ(体を鍛えること)に夢中になっておりAmazon PrimeでAll or nothingというサッカーチームのサクセスストーリーにFocusした番組にはまっており、スポーツとビジネスで共通することは無いのかと気になり手に取って拝読。またPodcastで夢中になっているCOTENラジオで登場されていた尾原さん(詳しくは本を読んでみてください)という人柄に惹かれたのが背景。

前者の作品の結論からシェアすると、スポーツとビジネスに共通する点は主に精神面であり、「組織づくり・運営」という観点で重要になってくるコミュニケーションで特に其々共通する点だと感じた。強い個が組織となり、1+1>2以上の結果を残していく上での組織間の対話方法では「リスペクト」を持ち「徹底的に意見をぶつける」ことが大事だと語られており、元来コミュニケーションとは異なる意見が生じる場合にのみ発生するものという根本的なものに立ち返ることができたのは新たな気づきだった。
一方、ビジネスにおける組織は今回の著者福富さんがコーチを務めてたサッカー型組織に近いのか、或いはより個人能力が組織の結果に影響を与える(と個人的に考える)野球型組織に近いのか、は追って研究を進めたいと考える。個人的には競争に「勝つ Or 負ける」の2軸しかない場合はサッカー型理論が、点数(スコア)=利益と考える場合には野球型理論が当てはまるのではないかと考え、ビジネスにおける組織がどういった環境下でどういった目標(ありたい姿)を目指しているのか次第で適用できる組織論は異なるのではと考えている。両者に共通することは、1個人としての戦闘能力を上げることはプラスでしかないということ。改めて自己研鑽に努めようと思った。

後者の作品については従来の思想・イデオロギーに囚われず、自分にとっての幸せとは何かといった、より自分の内部に目を向けた(東洋)思想に関するチップスが詰められていたと感じる。同作品の中で取り上げられていたものの1つに、「自分のやりたいことがわからない」場合のチップスがあり、尾原さん曰くMust→Can→Willの順で取り組んでみなさいとあった。日々自問自答する中で辿り着いた答えはまさに上述の尾原さんのいうまずはやってみるという精神だったので思わずビビッときた。
今私が所属する組織でどれだけの役割・業務にトライできるかは自分でコントロールできないが、幸いにも水からロケットまでと比喩される通り、他社と比較して幅広いフィールドは用意されている気がする。勿論、全ての業務に携わることは不可能であり、一刻も早く自分の得意な分野・好きな分野を見つけることに越したことは無いと思うが、食わず嫌いせずにどれだけ幅広いことに挑戦してみることが大切だと改めて気づいた。

自分は何が得意で何が好きなのかわからなくて悩んでいる人がいればぜひこの本を読んで少しでもチップスを手に入れられるといいなと思う。



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