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失敗リアルタイムアタック
社会人になって初めての年末。多くのことを学び、成長できた1年になったと同時に、多くのことで失敗した1年でもありました。選ぶ側から選ばれる側に変化したことで、考えるべきことも変わってきたような気がします。手厚い研修とOJTを受け、秋ごろから大きなプロジェクトで実際的なプロジェクトリーダーを任されたこともあり、とても濃い1年だったなという感想です。今回はそんな2023で学んだことをサクッと振り返ってみたいと思います。
こんにちは、だいきです。
研修を受けたり、先輩方からアドバイスを貰ったり、ビジネス書を読んだり。たくさんの知見や金言と出会いましたが、その中でもよく出くわす言葉がありました。
Quick &Dirty
直訳すると、早く汚く。その意味は、荒削りな内容でいいからまずは早く終わらせて共有しろという考え方です。荒削りとは、だいたい2割程度の出来栄えを意味します。全体像が分かるような内容の薄い2割。レベルの低い2割。絵画を作る際のデッサンみたいなものだと言えばイメージしやすいでしょうか。そうやって他の人の知見を借りながら、方向性が間違えていないか確認しながら仕事を進めていくことが、結果としてやり直しを減らし効率を上げることに繋がるという訳です。
資料を作るにしても、営業するにしても、何かを設計するにしても、職種や業界はさほど関係ありません。成功しようが失敗しようが、まずやってみて、早くフィードバックを得て、間違いを修正していく。Microsoftやmeta(旧フェイスブック)など、世界の名だたるテック企業から始まった考え方のようです。だから英語なんですね。
入社前にイメージしていた仕事の進め方とは、もはや真反対でした。私の隣のチームのマネージャーは、最速で管理職に昇進して年収1000万を超えた所謂シゴデキですが、やはりQuick &Dirtyを常に意識しているように思えます。
どんなに優秀な人でも失敗する
彼らはそういう考えを持っており、いかに速く失敗して軌道修正できるかに重点を置いています。仕事が進めば進むほど修正が難しくなるから。スタートする前から失敗する前提で動いているので一見変な話のように聞こえますが、なんだかんだこれが1番速いのです。
さらに言うと部下が思った通りに動いてくれなかったり、自分が失敗してしまっても、臨機応変に対応できる。常に対処策を用意しているからです。失敗する準備ができているからです。大事なのはKPIを達成する事であって、達成までの道筋はひとつじゃない、ということを示唆しているようにも思えます。
彼らは速く失敗すること自体に価値を見出しています。もはや失敗版リアルタイムアタック。失敗RTAです。と言うか彼らは失敗を失敗と考えてすらいない。検討より検証を。速く汚く。こういった泥臭いとも言える思考が、お客様に高い価値を提供できる源泉になっているような気がしました。
2023は他にも多くのことを学びましたが、いろいろ書きすぎると収集がつかないため一旦1つに絞ることにしました。今回はQuick &Dirtyという考え方。自分の会社で全社的に浸透しているとまではいきませんが、30代以下には浸透している考え方という気がします。
冒頭で話しましたが、私も秋頃からプロジェクトリーダーとして頑張っています。もちろん先輩方にフォローしていただきながらですが。最初から正しい方法を知っている人がいればその人に教えてもらいますが、多くの場合はそうじゃない。だからこそ、如何に正しい方向性を早く見つけるかが勝負であり、それは失敗する速さで決まるのだと肝に銘じておきたいと思います。
完璧であるより、まず終わらせることが重要だ。
ーマークザッカーバーグー
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