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久しぶりにアカペラやって思ったこと

OVERACTの頃からの仲のじゅんぺいに誘ってもらって、企画でアカペラをやってきた。割と斬新なコンセプトのやつ。ちゃんとお披露目できるかはまだ分からないけど。

なんというか、人と音楽やって一つの曲を完成させていくのって楽しいし、やっぱりすごくやりがいがある。たとえ趣味だとしても、すごく音楽やってるなって思う。こういう時間を圧倒的に多くしたいなと感じる。

めちゃくちゃ当たり前のことを言ってるのだけど、なんか思うところがあって。


というのも意外と、今まで1人で黙々と歌い続けてきて、まだ誰とも一緒に歌ったり、伴奏してもらったことがない…って人は多い。

誰かと一緒にカラオケに行ったことはあるけど、2人でめちゃくちゃハモりを練習して1曲を仕上げるとか、そういう経験はない。

ライブに出たことはあるけど、今まで全てオケに合わせての歌唱。

とか。


ソロで歌やってて、今まで人と(ほとんど)演奏したことない人は意外と多いのだ。

実際に人と音楽をやって一つのモノを創り上げていく過程はめちゃくちゃ勉強になるし、そこでしか得られないモノがたくさんある気がする。

今まで一人で黙々と歌を練習してきたけど、なんか行き詰まってしまった人。どうにかして伴奏者を探して人と音楽をしてみるといいかもしれない。

生演奏っていうのはカラオケとは全く違う。自分が間違えても、テンポが走ってもモタついても、機械は完璧に同じ演奏を繰り返すが、人は違う。

それを体感してみて初めて気づくことは予想以上に多いはずだ。今のあなたに足りないものがたくさん感じられるかもしれない。


僕はたまたま常に人と、しかも4〜6人くらいで演奏するアカペラから音楽活動が始まったのは運が良かったかもしれない。当たり前のように、人と音楽をすることの難しさと楽しさを感じることができていた。

ただ、アカペラはめちゃくちゃ難しい演奏形態だと思う。どうしてこんな難しい演奏形態で音楽を始めたのかっていまだに思うくらい。それまで音楽経験が皆無だった僕は、おかげでサークル内の同期で一番音が取れないやつって言われてた。

そこから少しずつマシな実力にしていくために苦労したけど、いまだにアカペラはめちゃくちゃ難しいなと思う。何が難しいって、全体の調和をいろんなベクトル(ピッチ、ハーモニー、リズム、音量バランス、発声とか…)から常にアンテナ立てて気にかけて、その上で歌心全開で歌っていくのが難しい。永遠の課題な気がする。これはどの演奏形態にも言えることではあるのだが、アカペラはそのアンテナをより強く張り巡らさないといけない気がする。


だから、苦労はしたけどアカペラをやっていて本当に良かったなと思っている。人とやっている意識、自分たちで創り上げていく意識は本当に大切だ。

普段、一人カラオケで歌っているときも、誰かが生で演奏してくれていると感じながら歌えたらとてもいいかもしれない。

何が一番言いたいかというと、自分の歌に自信があるかないかに関わらず、とにかく人と音楽をやってみること。それって趣味レベルだったとしても、やっぱり音楽の楽しさを感じられるはずだ。

それが今のあなたを急成長させるきっかけになるかもしれない。


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