見出し画像

私のキリスト信仰の視点から……

私は、

キリスト教の牧師

を生業(なりわい)としている。

また、アンデレ宣教神学院(日本福音宣教会主宰)という神学校で、教鞭も執っている。

神学校というのは、

キリスト教の牧師や伝道者、専従者の養成を行う学校

である。

なので、私の後に続く、キリスト教の教職者となっていく人材の育成にも、携わっている。

……

2022年度の春のことであった。

神学校の教授会で、当該年度の担当授業科目を決める時であった。

私が、『キリスト教倫理』を教えることになった。

キリスト教倫理というのは、

キリスト教信仰の視点から、
現実の世界で生じている様々な事象を、
どのように受け止め、
理解し、
それに向き合い、
関わって行くのか?

ということを考察する課目である。

……

そこで、取り扱う項目として、一番に上ったのが、

 LGBTQ

のことがあった。

ちょうど、LGBTQを推進している人たちに対して、キリスト教の保守的な立場の人々が、NBUS(性の聖書的理解ネットワーク:Network for Biblical Understanding of Sexuality)というWebsiteを立ち上げた。

そこで、

『ナッシュビル宣言』

Network for Biblical Understanding of SexualityのWebsite(日本語選択)

を出して、自らの信じるところを明確に表明した後であった。

勿論、LGBTQの推進派からは、強い反発を受けていた。

なので、トピカルな話題であったことは間違い無い。

……

さらに、ちょうど、ロシアによるウクライナへの侵略戦争が勃発した直後であった。

キリスト教倫理では、

戦争

というテーマも、主要なものの1つである。

但し、日本人には、いつになく肌身に迫る話題として突きつけられていた。

日本は、北方領土で、ロシアと隣接している。

すると、ウクライナの危機は、決して他人事ではない。

ウクライナも、

「非核三原則」

を遵守していた国である。

日本も同じ立場を固守している。

ロシアのウクライナへの侵攻は、否応なく、平和ぼけした私にも、国防について、真剣に考え始めるきっかけをくれた。

勿論、北朝鮮から度々発射されるミサイルも、考えるべき切迫感をもたらした。

……

安倍晋三元首相の暗殺事件は、テロについて考察する大きな出来事となった。

山上徹也という人物が、

単なる「私怨」!!

から、安倍元首相を射殺するという凶行に及んだ。

自分の母親が旧統一協会に財産をむしり取られたことが、その理由だった。

安倍元首相が旧統一協会に関わっているのではないか、という思い込みから、銃撃に及んだ。

安倍元首相については、高橋洋一氏の動画チャンネルから、その果たした功績の大きさを、深く教えられていた。

なので、まさに、

「日本の宝の喪失!!」

に、当日は言葉を失った。

だが、この暗殺事件について、妙なことに、山上を擁護するような論が、次々と現れた。

これは捨て置けない!!という思いが募った。

……

そんなおり、キリスト教・ペンテコステ・カリスマ運動系の雑誌、

『ハーザー』(マルコーシュ・パブリケーション)

マルコーシュ・パブリケーション Website

から、寄稿の要請が来た。

そして、『20世紀神学の終焉』という記事を書いた。

「20世紀神学の終焉」ー安倍晋三元首相の暗殺事件と金子道仁牧師の参議院当選に 藤林イザヤ

10年前にも連載をしていた雑誌であった。

久々にペンを……いや、キーボードを打つようになった。

……

2023年からは、毎月寄稿するようになった。

すると、情報を収集してきたLGBTQに関しては、

「LGBT理解増進法」

が可決、施行される運びになった。

勿論、収集してきた情報を元に、記事を書いた。

「LGBT理解増進法にどう向き合うか?」(前編)ー藤林イザヤ

テロについても、山上事件からずっと考察してきた。

その中で、2023年10月7日(土)、

ハマスというイスラム過激派テロ組織

が、イスラエルに対して、むごたらしい

民間人無差別テロ攻撃!

を行った。

1200名以上が殺され、
240名を超える人たちが、
人質となった。

このことについても、「デマゴーグに載るな!」と寄稿して論じた。

「デマゴーグに載るな!ーハマスはイスラム過激派テロ組織だ!」藤林イザヤ

結果的には、「デマゴーグであるハマス」に載せられて、「反イスラエルのプロパガンダ」に呑み込まれてしまった。

……

しかし、こういう発信をする中で、noteのことに思い至った。

私は、キリスト教全ての代表ではない。

従って、私の発信することが、

キリスト教の総意ではない!

ことは、言う迄もない。

しかし、一人のキリスト信仰者として、

キリスト信仰の視点から
どのように考えるのか?

ということは、noteで、もっとシェアしていけば良いのではないか、と思いついた。

そういったことから、これから記事をアップして行くことにした。

ちょくちょく、フォローして頂いて、購読頂ければ幸いである。

……

基本的には、無料の記事と、有料のものがある。

無料の記事は、エッセイ的な内容になっている。

有料のものは、外部の引用などについて、脚注を付けており、読者が、その脚注の記事や情報から更に学びを深めることができる。

有料記事は、月に

最低4本

はアップする予定である。

もし、購読なさる方は、単品の購読よりは、月額購読がお勧めである。

月額購読は、

550円(税込)

である。

ちょくちょく、無料の記事も、アップする予定であるので、それも楽しんで頂ければ幸いである。

…………………………

この文書は、2260文字です。

よろしければサポートをお願いいたします。 頂戴したサポートは、より良質な記事をご提供するために、有効に使わせて頂きます。よろしくお願いします!