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QAエンジニア-技術統括インタビュー|第三者検証会社出身のプロがスタートアップに見る未来。|DAIJOBU株式会社

今年1月に立ち上がったweb3特化のソフトウェアテスト支援サービスを提供するDAIJOBU。
組織も立ち上げフェーズになり続々と優秀なQAエンジニアの方々が参画してくれています。
今回は、そのQAチームを束ねる技術統括の上野さんにインタビューを行いました。「どうしてDAIJOBUに?」「DAIJOBUのQAエンジニアチームはどんな組織?」など興味深いテーマになっていますのでぜひ最後までご覧ください。


★上野さんプロフィール★
大学院修了後,SIer にて要件定義から運用まで経験.
その後大手第三者検証会社にて,アジャイルテスト支援,QA 組織立ち上げ支援,アジャイル推進支援に従事する傍ら,グループ長補佐として人材育成,組織拡大,採用業務に従事.
現在,DAIJOBU株式会社のQA技術統括としてQAエンジニアチームの統括とクライアントへの価値提供に従事.
・Agile Japan EXPO代表理事(2022-現在)
・JaSST Tokyo実行委員(2018-2023)※2021年より実行委員長

▼大手第三者検証会社で様々な経験を積んだQAエンジニアがなぜDAIJOBUに?

——まず、第三者検証会社での経験が豊富な上野さんにジョインしていただけたことが最高に嬉しいです!DAIJOBUにジョインしていただいたきっかけはなんだったんでしょうか?

きっかけはDAIJOBUでQAをしている元同僚の紹介でした。
実は第三者検証会社を退職してからイギリスに渡航し、現在バーミンガム大の大学院で社会学の研究をしており、特にビジネスやリーダーシップについて勉強しているんです。その中で、QAエンジニアとしての経験を活かしつつ、スタートアップフェーズで制度や組織を整備していくところに興味がありました。
それでCEOの山中さんとお話しすることになり、話しやすくて親みのあるリーダーシップスタイルや、「QAエンジニアの給与を上げたい」「ナイジェリアの雇用を創出したい※」という考え方に共感しました。そういったCEOの「いい情熱」に専門性を持つ方々が集まっているな、人がついてくる組織だなと感じたのでジョインすることにしました。

——「人がついてくる組織」。大事なことですね!
※補足:DAIJOBU社はナイジェリアにソフトウェアテストのオフショア拠点を構え、現地の雇用創出を推進しています。

▼QA責任者として、ゼロイチで組織づくり

——上野さんがDAIJOBUでやっていることは何でしょうか?

現在の役割はQAエンジニアの技術統括として、顧客のソフトウェアテスト支援とDAIJOBUのQA組織づくりに注力しています。DAIJOBUはまだ設立まもないスタートアップフェーズの会社なので、組織の基盤となるルールや文化を作っていくことも重要になります。
第三者検証会社の経験・知見を活かして、チームの一員として企業の文化やバリューを定着させることに貢献したいという意欲がありますね。

——いいですね。組織づくりの観点で大事にしていることはありますか?

メンバーそれぞれの専門性を尊重し合い、建設的なコミュニケーションを大切にしています。
組織作りにおいては、当たり前のことを丁寧に冷静に行う姿勢が重要だと感じています。
大きな企業のQA組織ではチームメンバーが遠慮して意見を言わない雰囲気があり、積極的な意見交換がしにくい状況も散見されます。そういったトップダウン的なコミュニケーションのQA組織ではナレッジが活性化せず、人が成長しにくいのではないかという仮説があるからです。小規模な組織ではカルチャーが重要であり、初期メンバーの影響力が大きいので、組織内での建設的なコミュニケーションと専門知識の共有が重要視されると考えています。
その中で、意識していることとしては、それぞれの専門性をぶつけ合うこと、それを怖がらずに建設的なコミュニケーションをとっていくことです。意見が、批判や否定に捉えられないような伝え方で、全体を良くしていくための雰囲気やコミュニケーションスタイルが大切になると考えています。

▼立ち上がって間もないDAIJOBUのQAエンジニアチームの実情

——DAIJOBU社のQAチームの特徴は?

一番感じるのは、QA共有会(DAIJOBUでは毎週QAチーム内でのシェア会を行っている)のような横のつながりを活かして、案件ごとに出てくるノウハウをシェアしながら頭を使ってチームの専門性を高めていっていることですね。チームメンバーが積極的で魅力的な方々で構成されており、定例会議でも積極的な意見交換が行われています。
そういうスタンスのQAエンジニアの方々が集まっていますね。知識って減るもんじゃないですからね。
あとCEOのオープンな人柄が影響しているのか、いい意味で世話好きな人が多いです。カオスな状況の中でも、意見を出し合いながら進めることができています。

——面白いチームですね!組織づくりのゼロイチで取り組んだことは何かありますか?

CEOと連携しながら①QAエンジニアの等級ラダーを作成②オンボーディングフローの構築をしました。

①QAエンジニアの等級ラダー

DAIJOBU社はweb3に特化した品質保証を実施する会社として,組織の立ち上げフェーズにあり、急速に仲間を増やしています。そこで必要になるのが,どんな仲間と働ければ,DAIJOBUのミッションを実現できるかです。まずはこれを明確に言語化すること。そしてどんなスキルを身につけ、どんなことを経験していくことができれば、QAエンジニアとしてのキャリアアップになるのか。一口にQAエンジニアといっても,案件によって必要なスキルは様々ですし,求められる経験値も異なります.自身をふりかえってみても,担当した案件,コミュニティや会社で出会った方々,クライアントに育てていただいた面が多分にあることを実感しています.DAIJOBUもQAエンジニアが成長できる場所であり続けたいと考え,入っていただいた方がキャリアパスをイメージしやすいようにキャリアラダーを作成しました。
どんなものを作成したかの詳細は、QAテックブログの記事で詳細を確認下さい。

②オンボーディングフローの構築

QAエンジニアで既にweb3に非常に詳しい人は世の中に多くありません。QA技術に長けた人材がジョイン後、最速でweb3領域のプロダクトの支援に入っていけるような、ドメイン知識をシェアするオンボーディングフローをつくりました。動画とnotionで自己学習していいただける状態と、Slackの自動化を活用したシームレスなオンボーディング体験を提供できるようになりました。まだまだ改善の余地がある部分なので数ヶ月に1度はアップデートをかけて、新しくジョインされる方のキャリアアップのスピードを上げていけたらと考えています。

web3知識を学習するためのnotion
オンボーディングを円滑化するSlack活用

▼DAIJOBUのQAチームの今後

——QA責任者として今後どんなQAチームをつくっていきたいと考えていますか?

QAの責任者としては組織やメンバーに貢献したいと考えています。もっともっと「QAエンジニアの価値を上げていくこと」ができると思っているので、関わるQAエンジニアの方々をみんなハッピーにできる組織でありたいとCEOとも毎日話していますね。一つの大きなミッションだと思います。
なので1期目からQAの等級ラダーを作ろうとか、成果貢献した人にはしっかり給与還元していこうという話が出てきたこともそれに繋がっているなと思いますね。

また、いまは「品質保証」の過渡期で、品質保証の在り方が変わってきているタイミングだと考えています。スピードも質も求められる中で、新しい技術に対して、今までのやり方が正しいとは限らないので、そのとき求められている、時代に合った品質保証のあり方を一緒に探求していける。そんなチームにできたら嬉しいですね。QAに対しての考え方も一緒にアップデートしていきたいです。そういう方もいらっしゃると思うんですよね笑 それが第三者検証の立ち位置にあり、まだ組織の立ち上げ期で柔軟性を持っていて。さらにドメインが最先端なweb3メインに置いているDAIJOBUだからこそやりやすいのではないかと考えています。

最後にメッセージ

——現在、絶賛メンバー募集中かと思いますが、どのような方がDAIJOBU社のQAにマッチすると思いますか?

そうですね。今は組織の立ち上げフェーズなので、創業期のカオスな感じを楽しみながら、QAチームやソフトウェアテスト支援事業を作っていく過程に興味をもって進めていける方だと思います。それぞれの専門性をぶつけ合う議論のスピード感をもってチームを運営していきたいので、そういった意識で知見を出し惜しみせずにシェアしあえる環境を作っていきたいです。議論や探求を通じて成長したいという人が相性が良いのではと思いますね!

「テストポリシーを1から作ってみたい」
「web3などの最先端領域にも興味があり、スキルを伸ばしていきたい」
そういったニーズがある方はぜひ一度お話してみたいです!
現時点での興味度は問いませんので、noteのいいねでもTwitterフォローでも何かアクションをいただけると嬉しいです!


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