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【転職】内定後のオファー面談で必ず聞くこと【重要】

皆さんは転職活動の際、内定後のオファー面談の存在を知っていますか?

実は僕もエージェントになるまでは知りませんでした。
結構知らない方も多いみたいなので、今回は内定後のオファー面談について、必ず聞いた方が良いことも含めてお伝えします。

いざ入社してみると「こんなはずじゃなかったのに」となるケースが多くあります。

・残業が多い
・休日出勤がある
・そもそも業務内容が違う
・職場の雰囲気が殺伐としている

聞いていた話と全てが違う

せっかく必死で勝ち取った内定のはずなのに、入社早々から「辞めたい」なんて思いたくないですよね。

オファー面談をすればそんな状況を回避できる可能性があります。

◆そもそもオファー面談とは

まずはここから話しましょう。

オファー面談は、内定先と労働条件のすり合わせや入社意思の確認を行う面談です。

内定の際に「雇用条件通知書」や「労働条件通知書」を貰うと思います。

給与や休日、福利厚生などがおおまかに記載されている書類です。

いわば「この内容であなたを採用しますがどうですか?」という書類です。

この書類に承諾をすると「内定受諾」となり採用が確定するわけですが、オファー面談は「内定受諾」の一歩前に行います。

簡単に言えば入社前と入社後にギャップが生じないようにするための面談です。

そのため、内定受諾するにあたり懸念事項があれば、オファー面談で全て払拭させましょう。

1つでも懸念が残るようであれば検討もしくは辞退も視野に入れます。

また、オファー面談では通常の面接では聞きづらいような内容を聞いても大丈夫です。

むしろガンガン聞いてください。

それで内定が取り消しになることはありません。

◆オファー面談をオファーしてこない会社もある

ただし、全ての企業が必ずオファー面談を実施しているかと言えばそうではありません。

全くやらない会社もあれば、内定者から言われれば対応する会社もあります。

ちなみに、オファー面談を全くやらない会社の入社は避けるべきというのが僕の個人的な意見です。

オファー面談は"入社前と後でギャップが生じないようにするための面談"です。

それは会社側も同じです。

会社側も、内定者が今どんな気持ちでいるか、どんなところを懸念に思っているかを確認し、もし不安材料が多いようならどうにか解消できないか努力をしたいのです。

会社側も「こんなはずじゃなかった」と思ってほしくありません。

なのにそれを怠るということは

・オファー面談をすると都合が悪い
・オファー面談をするほどの余裕がない

どちらかである可能性が高いです。

「そしたら"内定者から言われれば対応する会社"も一緒では?」と思ったあなた。

入口はそうかもしれないですが、オファー面談をやらない会社って結構あるので、内定者から言った場合でもするかしないかでは雲泥の差であることは間違いないです。

◆オファー面談で確認すること

①労働条件

内定の際に貰った雇用条件通知書や労働条件通知書に相違がないか必ず確認してください。

そして、給与や休日、残業について細かく確認して問題ないです。

【基本情報】
・入社予定日
・勤務地
・所属部署
・業務内容
【給与】
・年収
・基本給
・時間外手当
※見込みの場合は見込み時間と超えた場合の支給について
・その他手当
・賞与について
【休日】
・年間休日数
・定休日
・週休2日or完全週休2日
・シフト制の場合は月の休日数
・夏季休暇や冬季休暇
・有給休暇について
【残業】
・1日どれくらいか
・月どれくらいか
・(労働条件と合わせて)残業代について

特に給与や休日、残業は、面接の時に聞きたくても聞けない内容なので懸念や疑問がある場合は必ず聞きましょう。

労働条件とのすり合わせももちろんですが、求人情報と相違がないかもしっかり確認してください。

②職場の雰囲気

ここ最近は面接がオンラインで完結することが多いため、オフィスに足を運ぶことが少なくなってきています。

そうすると自分がどのようなオフィスで働くのかイメージできない可能性があるため、可能な限りオファー面談はオフィスで行ってもらいましょう。

その際に確認するべきは、職場の雰囲気です。

非常に抽象的な表現ですが、これはもう自分の感覚に頼るしかありません。

合うか合わないか。
自分の直感で判断します。

と、こんなことだけを言うのも申し訳ないので、オフィスを見る上でのポイントを挙げておきます。

・社員同士の会話
・備品の扱い方
・業務への取り組み方

これも捉え方、印象の問題になってしまいますが、例えば社員の会話がどのように行われているかを例にとります。

この際、雑談でも指示でも共有でも何でも良いですが、社員間でどのように、そしてどれくらいの頻度でコミュニケーションを取っているかに着目してください。

オフィスの広さや社員の人数にもよりますが、あちこちで社員同士がコミュニケーションを取っている様子が見られれば、コミュニケーションを頻繁に取る会社であると判断できます。

それを良いとするかそうでないとするかは、人によるため結局感覚での判断にはなってしまいますね。

社員同士あまり話さない方が良いと思う人もいらっしゃると思いますし。

③面接官以外の社員と話す

可能な限り、面接を担当してくれた人以外と5分でも良いので話す機会を作ってもらいましょう。

これはやはり現場ではどのような社員が働いているかを確認する上では重要な工程です。

なるべくなら
・配属予定の部署の人、チームの人
・自分より半年くらい前に入社した人
・自分と年齢が近そうな人
・自分が気になっている人

最後の"気になっている人"というのは、例えば過去に上司のパワハラが原因で退職したという方は、自分の上司になる可能性がある人に会わせてもらうのが良いでしょう。

懸念や不安を払拭するためにその原因となってしまいそうなポジションの人を仮定してお願いしてみると良いかと思います。

◆こんな時どうする

オファー面談をしたからと言ってその場で内定受諾をする必要はありません。

「いつまでにお返事すればよろしいですか?」と聞いて、しっかり考えるようにしましょう。

①他の選考が残っている

これは状況によります。
例えてみます。

オファー面談を実施した会社をA社
最終面接が残っている会社をB社

7/1にA社オファー面談→7/8が返答期限とした場合

①B社結果待ち
②7/5にB社最終面接
③7/8にB社最終面接

この場合、何で悩んでるかというとA社が第一志望ではないからですよね。

B社が第一志望だけど、B社で内定が出なかったらA社でも良い。

転職活動を進めていけばこのような悩みや葛藤が生まれます。

まだ①であればA社の返答期限に間に合う可能性もありますが、②③は面接後そこから更に1週間程しないと選考結果が出ません。

そんな時はA社に「〇日にB社の最終面接があるので〇日まで期限を延ばせないか」と交渉をしてみましょう。

ただし、この時点でB社に面接日程を前倒してもらうのはリスクがあります。

「A社の返答期限が7/8までなので面接早めてくれませんか?」

そんなこと言われたらB社は「じゃあそっちいけよ!」ってなりますよね。

なのでこうならないために、事前に予定を組む段階で回避しましょう。

内定受諾までの期間は1週間〜2週間が相場です。

仮に返答期限を最短の1週間と定めたとすれば、7/5にB社の面接を行うのであれば7/10頃にA社のオファー面談を組みましょう。

そしてB社で内定が出るのが1週間後の7/12だとしても、A社の返答期限7/17まではまだ数日あるので、ぎりぎりオファー面談も可能にはなります。

もしオファー面談と最終面接が入り混じる時は、結果が動く可能性が低いオファー面談を動かすようにしてください。

最もなのは、B社の面接をもっと早めに設定することですが…。

②内定を辞退したい

その際ははっきりと辞退の旨を伝えるのみです。

オファー面談をやったからと言って必ず受諾しなければならないわけではありません。

むしろオファー面談をやったからこそ辞退することができたと思うことにしましょう。

その際も断りづらいからと言って期限を延ばしたり連絡を怠ったりしてはいけません。

オファー面談をしてくれたという誠意には誠意で返しましょう。

◆最後に

いかがでしたか。
オファー面談の重要性をわかっていただけたでしょうか。

内定者にとっても会社にとっても「こんなはずじゃなかった」とならないよう、懸念や不安なことは全て拭うオファー面談を実施しましょう。

今回も読んでくださりありがとうございました。
またお会いしましょう!

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