ドーナツの旅/溝呂木一美
ドーナツ探求家の溝呂木一美さんオススメのドーナツがふんだんに載った一冊。
日本のドーナツの歴史やドーナツのスペルの話から始まる本書。
ドーナツはdoughnutとdonutの表記がある、とは考えたこともなかった。面白い。
ドーナツは味がいいだけでなく、見た目もかわいい。
店舗も看板も袋もデザインが凝っていることが多く、そんな写真を見ているだけでワクワクするし、幸せな気持ちになる。
遠方のドーナツ屋さんはなかなか行くのが大変だが
通販のドーナツでオススメのところも載っているのでありがたい。
山崎パンといったスーパーでも売っているドーナツやミスド等チェーン店のドーナツといった、日本人になじみの深いものから
個人店でしか販売していないこだわりドーナツまで幅広く紹介している。
全国にはこんなにドーナツが売っているのか、と驚く。
また、8日のみ不二家でドーナツを販売していると初めて知った。
個人的に特に気になったのが『I’m donut?』と『HUGSY DOUGHNUT』
アイムドーナツは88種類ものドーナツが売られており、甘いドーナツだけでなく、食事系ドーナツも豊富だという。選ぶのが楽しそう。
ハグジードーナツは家族経営のお店で、夫婦の関係性が素敵だと思った。
ドラゴンのドーナツやハートのクイーンをイメージしたドーナツ等、ネーミングも見た目も遊び心があって美味しそう。店内の様子も素敵。
読んでいて幸せな気持ちになれる本。
そして今すぐドーナツを食べたくなる一冊でもある。
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