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初めての歌う海賊団ッ!

栃木県では歌う海賊団ッ!という団体が有名である。

幼稚園や保育園、特別支援学校等だけでなく、県内イベントではホールで公演もしょっちゅうしている。
活躍は県内だけに留まらず、全国でも活動している。

 
私は名前は知っていたが、まだ生で見たことはなかった。
先日両親が栃木県150周年記念イベントで見たらしく、話題にしていた。

うちの職場には前から歌う海賊団ッ!のCDがある。
私が入職する前に買ったかもらったかしたらしい。

 
そんな歌う海賊団ッ!のコンサートに招待され、急遽仕事で見に行くことになった。

利用者と会場に行くと、既にたくさんの人が集まっていた。
さすが歌う海賊団ッ!人気だ。

 
話すことが得意ではない利用者が、開演時に自分からパチパチと手拍子をしていたのが微笑ましかった。

 
うちの職場以外の他の福祉施設も招待されていた。

 
歌う海賊団ッ!は名前の通り、海賊団に扮した団員約10人からなる。
せんちょーが歌を歌い、他のメンバーが踊ったり、パフォーマンスをする。

せんちょーは歌が上手い。

 
歌う海賊団ッ!といえば、ファミリーコンサートだ。
歌って踊れるような曲が続く。
曲の合間にはダンスのレクチャーをしたり、声出しの練習をしたり、客いじりをしたりと子どもウケしそうだと思った。

 
うちの職場の利用者は座ったまま振り真似をしたり、手拍子をしていたが
他施設は席を立ち、思い切り体を動かしていた。

同じ障害者施設とはいえ、対象的だなぁと思った。

 
歌う海賊団ッ!の歌やパフォーマンスに子ども達は喜んでいた。
歌う海賊団ッ!は楽しく明るい気分にさせてくれるし、元気になる。
約一時間のコンサートはあっという間に感じた。

 
コンサート後、せんちょーさんがシングルファーザーと知った。
子どもが小さい時に奥さんが急死したらしいから大変だっただろう。

ステージで明るく面白いせんちょーを見た後だったから、その情報にビックリした。

人の幸せは見た目では分からない。

 
帰り道、「歌う海賊団ッ!面白かったね。」と利用者が笑い、楽しそうに歌ったり、振り真似をしていた。

12月はバタバタな日々が続いているけれど
楽しい思い出がまた一つ増えた。

 
歌う海賊団ッ!のコンサートに行けてよかった。

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