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星々の舟/村山由佳
タイトルと表紙に惹かれて購入した「星々の舟」。
読むのは二回目だ。
この小説のメイン登場人物は一番大切な人と死別か離別をしているのだけど
それでも傷や痛みを抱えながら前を進もうとする。
読んでいて胸がギュッと掴まれるような切なさがある。
「幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない。」
この一文が印象的。
大切な人を失った後
時間や他の誰かで解決するような恋なら
生きるのは容易いのかもしれない。
人は一人では生きていけない。
誰かに支えられ、誰かを想い生きていくのだと思わされる作品。
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