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(参考にならない)日本山岳向けバイクパッキング3ヶ条

日本には、ヒルクライムに担ぎ上げ藪こぎトレイルライドをこなす総合格闘技的な世界「山岳サイクリング」というものがあります。
MTBができるよりも前から日本にあったサイクリングの一ジャンルです。

そんな山岳サイクリングにのめり込んだ自分が思う日本の山岳向けバイクパッキング(自転車荷積み)の3ヶ条を自分勝手に述べてみようかなと思います。
矛盾だらけかつ自分勝手なので、あまり参考にならないかも知れないです。

①重くするなら前荷重

後ろではなく、前に重い荷物を集中させます。
この画像だと、ハンドルバーに15㍑のポケッタブルザックをそのままくくりつけています。
そして、サドル後ろはマット+カッパを括りつけていますが、重量は1kg以内に納めています。

前荷重だと、体感する車体の重さが軽くなります。尻を引っ張られるような不快感が無いんですよね。
だから、登りで軽快なんです。山に入るにはヒルクライムが必須の日本において、登りを楽にする工夫は欠かせません。
MTBとかだとドロッパーシートも使いやすくなるかと。
まあ、力説こそすれ、これは好みの問題かも知れないです。大型サドルバッグでひょいひょい登っていく人もいますから、、

フレームのみに集約するのも悪くないですが、担ぎ難くなるのがイヤなのでやっていません。
ちなみに、古くからの山サイやってる人の多くは、ザックに荷物を集約させる場合が多いです。

②素早いモードチェンジ

要は、荷物を負担する側を迅速に切り替え可能にすると言うことです。
オンロード・トレイル・担ぎ・輪行等、複数の用途に適した荷物配分を迅速に切り替え=モードチェンジができれば、蓄積する疲労も減り、より余裕をもってツーリングを楽しめると思います。

現在は前の項でも書いたように、ポケッタブルザックをハンドルに括りつけ、そこに重めの荷物を集約しているので、それさえ外せば、容易に持ち運びできる重量になります。
以前は、背負っているザックは空っぽにしておいて、担ぎの多い場面では自転車につけた荷物をザックに移すという方法もとっていました。

はじめからザックを背負っていると、結構疲れますし、ロングライドも組み込んだ数日間の山岳サイクリングだと結構背中のムレがストレスになります。
前の項と矛盾しますが、ザックになるサドルバッグ等はそういう面ではいいのかなーとか思ったりします。

③とりあえず乗る

走り出す前に最高のパッキングはあまりできません。
出来てもごく稀ですね。
悩んでてもしょうがないから、諦めてとりあえず走ります。

走りながらその道のことを理解し、これからのことを予測し、パッキングを改善していくことで、次回のツーリングで荷物の厳選が可能になります。
キャンプ+自転車ツーリング+αの装備を自転車に集約するのは結構ハードルが高いですから、何も最初から小型に納めずに、ザックを背負えばいいと思います。

個人的に、バイクパッキングは人に与えられる型に縛られずにやってなんぼだと思っています。
特に荷物の軽量化に関しては、誰かが提示した型を参考にするのは大事なんですが、それ自体をまねてしまうのは少し危険です。
自分は、シュラフを基本的に持たなかったり、防寒具を持たなかったりとか、そういう軽量化をしがちです。これは、自分がそこそこ体脂肪があって、耐寒訓練をしてるから可能なのであって、寒さに弱い人は絶対マネしちゃあいけないわけです。
アレは持ったほうがいい、これを持ったほうがいい、という意見は参考にしつつ、取捨選択は自分の経験と体質や技術に応じた範囲ですることで、自分だけの装備を洗練することが出来るのではないでしょうか。いや、むしろ、その過程こそ楽しみの一つといってもいいかも知れません。
そういう意味でも、とりあえず乗るというのは、非常に大事だと思います。

①~③をまとめると、
走り良い装備、取り回しの良い装備、そして実践的な装備
以上三つの条件に集約されるのかなと思います。
前荷重とか、モードチェンジとか、そんなのは自分のサイクリングにあてはめて勝手に言ってるだけだから、たぶん人によって昇華の仕方はいろいろあるかと思います。

なんだかんだ偉そうに書いてきたけど、自分、最近そんなに乗ってないということに気づいたので、今度の週末はじっくりどこかに行こうかな、などと考えている次第であります。

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