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天疱瘡という難病の体験記_第4話 体重低下に気づく

2日連続で、眠れない。
そして、昨日より眠れずに、おそらく2時間くらいの睡眠でした。
原因はいくつか思い当たるので、ちょっと、生活を見直すことにしました。

そんな2023年7月24日(月)の始まり。
今日は、平日ということもあって賑やかでした。

1日のスケジュール

7:00 読書
8:00 食事
8:30 PC、書類記入
9:30 トレーニング    安静時脈拍66〜70
   3階✖️5セット6分 運動後脈拍142
   3階×5セット   運動後脈拍140
   体重67.4(※入院後の測定)
10:00 休憩 読書
12:00 昼食
13:00 栄養士さん来る。栄養量上げる相談する。
14:00 階段昇降 安静時脈拍80
   3階×5セット 運動後脈拍140
15:00 仕事
17:00 シャワー
17:30 プランク30秒×5セット 脈拍84
18:00 夕飯
21:00 消灯

運動強度と運動負荷を上げてみる

以前に、noteで書いた生活不活発病の通り、いかにこれを予防するかが原因疾患の治療と並んで重要だと考えています。

と同時に、昨夜眠れない一つの原因が、活動量の低下でもあると思い、昨日より多めの運動負荷を設定しました。

運動内容は、階段昇降×3セット×3回です。
今回は、昇降ともに小走りで行いました。
1往復あたり約1分、昇段75段でした。
3セット終わると、脈拍が大体140前後。
運動強度とすると、約60%〜65%だったので概ね良好でした。

階段

ちなみに、特に運動上のリスクが無い方は、カルボーネン法というのが運動強度の参考になると思います。

目標とする心拍数と運動強度の関係は下記の式で算出できます。

(220-年齢)-安静時心拍数)×運動強度(%)+安静時心拍数

カルボーネン法

運動強度は、40%~60%を目安に行うとリスクが少なく効果的なので、参考にして頂くと良いと思います。

また、自覚的には「ややきつい」位がちょうど良いです。ボルグスケールという運動強度を簡易的に把握する方法で、リハビリテーションの際に患者さんにお伝えする指標でもあります。

下記に、わかりやすく記載してあります。


栄養量は大丈夫だろうか!?

しかし、その前提には必要なエネルギー量(摂取)が保たれていなければ、過剰となる運動(消費)によって、痩せていきます。

そのためには、最低限体重を測る必要があるのですが、実は入院して一度も体重を測っていません。

私自身、理学療法士で通いのリハビリテーションの施設を運営しているのですが、体重測定は利用が始まったら真っ先に行う検査の一つです。

基準となる数値がなければ、そのそも変化が分かりません。

これは、若年者の入院、もしくは自立歩行が可能だから考慮されていないのか、はたまた栄養管理的な診療報酬に該当しないからなのかわかりません。

というわけで、自分で測定して管理しなければ、かなり危険です。
そこで、看護師さんに「体重測れますか?」と聞いたら、測れるということで測定をすると、「67.4kg」。

最近は、68~69kgだったので、1キロくらい減っていました。
ちなみに、身長は180なので、BMIは体重/身長/身長なので、68/1.8/1.8=20.98となります。
BMIはまあ、標準です。
詳細は、こちらを。

このタイミングで気づけてよかったです。
そして、この程度の減少ならまあ許容範囲内なので大丈夫です。

そこで、午後にたまたま病室に回ってきた栄養士さんにエネルギー量について相談したら、食事量が増量となりました。

そもそも入院時のカロリーは1800kcalで、2000kcalへ増量が可能とのことなので、お願いすることにしました。

これで良かったと思いつつ、本当に足りるの?と思って調べてみると
やはり足りなそうです。

基本的な計算式は、

①基礎代謝量(kcal/日)=基礎代謝基準値(kcal/kg 体重 /日)×基準体重(kg)
②推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル

日本人の食事摂取基準(2020 年版)


日本人の食事摂取基準(2020 年版)
日本人の食事摂取基準(2020 年版)

また簡易的な資料は、下記を参照にしてみてください。

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4e.pdf

また、下記に日本医師会が簡易的にエネルギー量を推定できるサイトを作成していたので、良かったらこれ使ってみてください。

ステロイドの副作用となるのは、肥満、高血圧や糖尿病も当然ありますが、ステロイド云々以前に、栄養量が足りなければ、低栄養(≒栄養失調)となるのでこれも要注意です。

ステロイド (副腎皮質ホルモン)の飲み薬について_東京医科大学HPより

この辺り、医療従事者としっかり連携しながら、状態をコントロールしていきたいです。

明日は、改めて自分の身体活動レベルを調べ、さらに食事ついて改善できるか、看護師さんや栄養士さんにどう伝えるか考えていきたいと思います。

サポート有難うございます。難病の治療や入院費に当てさせて頂きます。勇気頂き感謝です🙇‍♂️