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介護や医療や福祉のこと

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医療や介護についての記事をまとめています。
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2018年4月の記事一覧

喫煙と健康被害(石巻市)

外出すると受動喫煙の機会に悩まされます。例えば、飲食店、公園、歩いている時など、いかにタバコを避けているか。しかし、いくら避けようと思っていても、100%それを防ぐことは出来ません。自分に非がないにも関わらず、一方的に受動喫煙の機会に暴露されます。 世界では、2014年までに49カ国で屋内全面禁煙の法規制が施行されています。日本での受動喫煙対策は、W H O に よ る と 4 段 階 評 価 の「 最 低 レ ベ ル 」となっています。 そんな中、石巻エリアはどうか

健診や保健指導の限界

健診(や従来の医療)の限界は生物学的要因しか見れないこと。 リスクを発見した後のアプローチも従来の保健指導(や治療)だけでは限界がある。 雄勝(東日本大震災)で学んだのは、規模が小さく地域に密着しているがゆえに社会的なアプローチまで実践していたこと。 地域包括ケアやSDHと呼ばれる実践は、小さな地域では既に行われている。

森田洋之のプロフィール

1971年、僕は横浜で生まれました。 海沿いを走る京浜急行の金沢文庫とか金沢八景とかあの辺りです。 当時その周辺はまだ裏山や畑があり、比較的のんびりしていました。 裏山の小さな池でザリガニ釣って帰る途中、知らない農家のお爺ちゃんが畑の横の湧き水を飲ませてくれたのを今でも覚えています。 親や親族に医師や医療従事者は一人もいません。 そんな中で僕が医師になれたのは、偶然というか何というか…。 一橋大学にいた当時、僕は公認会計士になろうと思っていました。 先輩や同級生はみん

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何が出来ないか見極める:なぜ、介助をするのか言えますか?

これまでに、「「どうやったら卒業できますか」、「何をしたら良くなりますか?」という質問を良く聞いてました。 これらは、一方向性ではなく、双方向性です。目的が明確であれば、何をするのかも明確になる。また、目的が曖昧でも適切な内容をして入れば生活は改善し、目標が明確化しやすいです。 今まで、目的の明確化や目的の可視化については伝えてきたのですが、今回は実際に「すること」ということについて考えて見たいと思います。 今回は、「歩く」や「転倒」を改善する視点で考えます。 これら

¥100

「死」について考えるはじめの一歩。

「死」について、考えた方が良いのは分かる。 けど、「何から始めたら良いかわからない」、「どうやって家族と話せば良いかわからない」、という人が多い。 それは、「死」について考えなければならない事が、多く、複雑で、大変だと感じているからかもしれない。 また、「できれば家族は触れたくないと思っていると、自分が思っている」からかもしれない。つまり、思い込んでいて話せない。 また、昨日はこういう声があった。「親にエンディングノートを描いて欲しいけど、どうやったら良いか分からない