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世の中は2種類の人間で構成されている。

名言による二分化。

俺か、俺以外か。

では、ありません。ROLANDさんも好きな方ですが、今回は別の人の話です。


ランサーズというクラウドソーシングの仕事依頼サービスの会社を経営している秋好社長という方の言葉です。

そもそもランサーズとは2008年に日本で初めてクラウドソーシングのプラットフォームを作った会社だ。そこから”副業元年”と言われる多くの企業が副業を解禁し始める2018年から特に爆発的に伸びている会社で、そこでは2000億を超える仕事がランサーズを介して行われる。

そんな大企業の社長が書いていた言葉で、僕自身も実感していて、共感した文章を紹介します。


世の中には2種類の人がいる。自分の価値観の正しさドリブンな人。結果の正しさドリブンな人。当然成長は後者。そういう人はチームの成長にコミットする。そうすると副産物として自分も成長するし、自分の中の成功体験としての正しさも増えていく。


シンプルだけど実は難しくて自分に厳しい生き方で、結果を出し続けるには重要な考え方だなあと思いました。


結果主義のこの世の中。

「自分の価値観の正しさに従って生きる人」と「結果の正しさに従って生きる人」。

この2種類の人間がいて、結果の正しさに従って生きる人の方が良いよね、って秋好さんは話しています。

正直僕もなんですが、どうしても価値観を優先して結果を後回しにしてしまうことが何度もあります。そういう時ってだいたい自分の弱さとか気持ちのいい意思決定をして、逃げてしまう時だったり。

自分の価値観はこの2020年のたった半年だけでも大きく変わって、昔の価値観では正しかった(好きだった)ことが、今の価値観では正しくない(嫌い)ことがたくさんある。

成長する上で価値観は変わり続けるのに、その価値観だけで決定していると成果や結果はどんどん遠のいていくんだと今は感じます。

「どちらが成果が出るか?」より「どちらが自分がやりたいか?」に負けてしまうことがあり、これに打ち勝ち続けることが自分に厳しく生きることだと思います。

(過去の記事で、やりたいことをやればいい、と書いたような気もしますが、あくまでやりたいことのフィールドで結果を出すということにはフォーカスを置かないといけないということです。)


プロフェッショナルになる。

「どちらが成果が出るか?」を選ぶ時ってだいたい自分が面倒だな、気乗りしないな、と思うことばかりです。

何かで一流と言われているプロフェッショナルの方達は、この勝率が異常に高い人たちです。

プロとしてやっている人は結果にこだわり続けています。わかると思いますが、プロは結果を出さないと戦力外通告を受け、クビなのです。契約にもよりますが、来年の職や自分の生活が担保されていない非常に厳しい世界です。

よくテレビ番組とかで、プロ野球選手の戦力外通告のその後など放映されていますが、まじで残酷。

「お金をもらえる」か「お金をもらえない」か。

これが「プロ」と「アマチュア」の違いです。

これはもちろんビジネスの世界でも一緒で、お金を稼がないと死んでいきます。好きとか言ってられません。まずは食っていけるように結果を出さないとその先がないんです。

これがちゃんと理解できて、実行まで移せたら、ビジネスという荒波の中でも次第に生き残っていく術は身についていくでしょう。


本当の仲間。

この社長は年代的には、ゆとり、さとり世代と言われている世代よりも上になりますが、自分の価値観の正しさを、本当にやるべきことから逃げる言い訳に使ってしまうことが僕にはまだまだあります。

「僕はこうと決めたから〜」と自己正当化バイアスによって現状維持しようとしてしまう。

これはあなたにも当てはまるのでは?

気持ちいいことより、やるべきことを言ってくれる、言い合える、関係性こそが生涯残る人間関係で、お互いにやるべきこと、成果が出ることから目をつむり合う人間関係は、ただの足の引っ張り合いです。

傷の舐め合いだけをして、お互い気持ちよくなるのはもはや友達ですらありません。本当の友は言いにくいことも、言ってくれて良いところも悪いところも受け止めて、一緒に高め合える人だと僕は思っています。

ビジネスにおいては仲間が欲しいですし、有事の際に「僕の価値観は〜」と言って責任放棄する人間とは一緒にやりたくありません。

もちろんできる仕事の幅や役割は違いますが、自分の結果にフォーカスして、自分のポジションを死守できる人が良いですよね。

でも、そういうのって大抵がしんどいことです。でもそんなしんどいことをするからこそ信頼できる仲間になるんでしょう。

「うおぉ〜、やりたくねぇ。。。」って感じることこそ、本当にやるべきことな可能性が高いです。


世の中は大抵めんどくさい。

あの有名な映画監督である宮崎駿氏の口癖は、「めんどくさい」です。


世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。


と言っています。

アニメの世界はめんどくさいの連続なんでしょう。滑らかに見える映像はパラパラ漫画のような細かい絵の連続で、しかもそれが手書きだったりします。同じような絵をちょっと動くキャラクターに合わせて何枚も何枚も書いていると考えると途方もありません。

そりゃめんどくさい。

でもその小さな積み重ねが大きなことを為し、大きな結果に繋がっています。

映画界で宮崎駿氏といえば、日本だけでなく、世界ですら知らない人はいない名巨匠となりました。

その裏には、途轍もない努力と、「めんどくさい」と言いながらも前に動き続ける結果への貪欲さによって成り立っているものだと感じます。

結局は自分自身の弱さとの戦いなんだな、と。

考えてみてください。

周りの人はちょっとめんどくさいことがあれば、大抵諦めます。自分のダイエットですら3日と続きません。

その中で頑張り続けることができれば、突き抜けるのは想像に難くないでしょう。世の中はめんどくさいことの積み重ね。ちょっとの忍耐があれば勝てます。


あなたは勝てば官軍、負ければ賊軍の競争社会で、価値観を大切にしますか?それとも結果を大切にしますか?

サポートよろしくお願いします!頑張ります :)