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FIREします。

火ではありません。

FIREって聞いたら、一般的には「火」を思い浮かべます。僕も中学生の時に英語の授業で「火」「解雇する」という意味で習いました。

余談ですが、僕の仲間には、自分のことを歩くパワースポットなんて言ってる熱い奴がいて、そいつの口癖は「FIRE」でした。言葉まで熱いので読んでみてください。経歴が面白いと思います。笑


今回僕が話したいFIREは、「労働から解放されて、経済的に自立すること」のFIREです。

FIRE(Financial Independence Retire Early)ムーブメント:経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルを啓蒙するムーブメントである。


2010年代ぐらいからこの言葉は注目され、ミレニアム世代に広がりました。

いろんな人がいて、「働きたくねえ!」っていう怠惰な人から、何かやりたいことがあるけどリスクがあるから保険を持っときたいというような目標のある人まで。この考え方は日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米ではメジャーな考え方らしい。

この考え方をちょっと前に知り合いの経営者さんから聞いて、「え?火ですか?」とトンチンカンなことを言ってしまった。

「違う違う、だいごくん。リスクヘッジは大事だよ。」と丁寧に教えてもらったのだが、とてつもなくワクワクしたのを覚えている。

その時から一層、お金について勉強するようになり、今では書店に行けば、そんな類の本ばかり目がいって、気づけば手には5冊ほどの本がいつもある。家に本が溜まってきたので一旦、書店封印します。


FIREの条件は?

そもそもFIREというのは経済的に自立していて、会社の給料とかに依存してないことを指します。

つまり、家賃や交際費・食費など、普段の生活での支出以上の利回りなどの収入(労働収入以外で)が入ってくる、「生活支出<利回りなどの収入」の状態のことです。

日本でこの言葉をあまり聞かないのも、長寿化や年金問題・消費税の増税など支出が増えているのに対して、会社からの収入が減少しているから幻の存在になりつつあるのかもしれません。今の若者は”欲しがらない世代”とも言われているので、諦めてしまっているのかも。

近年では長寿によって、退職時期が伸び、給料は減っているので、貯蓄はできず、一生働かないきゃいけないなんて言われています。すでにイタリアでは”老後”なんて言葉はなくなっているそう。たまにいるコンビニの高齢者がスタンダードになる時代は遅かれ早かれやってくるのは明白です。

実は国もそうなることをわかっています。でも言えないんです。支持率が落ちてしまうから。「なんか対策しろよ!」なんて他人任せな人がなんか言ってくるのはもうわかってるんです。そこで政府が打ち出したのはWワークOK。自分の身は自分で守ってね、なんとかしてね。って暗に言っているんです。

それに気づいた人が次から次へと副業を始めて、別の収入を取ろうとするようになりました。それの最強形態がFIRE。


知っていますか?アメリカでは副業をしている人は90%以上。日本ではまだ15%と少ない。アメリカではお金は転がすもの。日本では貯め込むもの。圧倒的にお金に対するリテラシーが違います。

世の中のほとんどの人は何かに依存して生きています。会社に依存してたり、自営業の人でも仲間に依存したりしています。そういう状態を脱出することができたら時間や心にも余裕ができるのは考えなくてもわかるでしょう。

一方では、せかせかと汗水垂らして死ぬまで一生働く。一方では、南国でトロピカルジュースでも飲みながら豊かな老後を送る。極端に言えば、これぐらい違ってきます。

でも、経済的に自立しようなんぞ、一般ピーポーには無理だ。そんな絵空事聞き飽きた。なんて思っている人も多くないですか?

頑張れば誰でもできる可能性はあるんです。


4%ルール。

1992年にはアメリカでベストセラーになった本、Your money or your lifeの中や、FIREという言葉としては出てきませんが、2000年代にベストセラーになった「金持ち父さん、貧乏父さん」という本の中でも経済的自立の概念は紹介されています。

先ほど”お金を転がす”と書きましたが、それです。

労働収入でFIREしようというより、最終的にはお金がお金を生み出す状態を作って、支出<収入になりましょう、ってもの。


その中の概念で4%ルールというものがあります。

4%ルール:ポートフォリオの4%で1年間を生活することができたら95%以上の確率で30年間は資産は無くならない。

つまりポートフォリオが、

・1億 → 400万円/年

・2億 → 800万円/年

・3億 → 1200万円/年

となれば、4%の利回りでこれだけ年間で入ってくる計算です。もしパーセンテージを3%、2%と利回りを下げれれば、年数が伸びるらしい。

で、もしあなたが1年の生活費が400万で過ごせるのであれば、1億貯めれば、FIRE達成。30年間の生活は統計上95%以上の確率で守られます。

もうちょい裕福な生活したいなーと思うのであれば、どんどん貯められるといいですね。

欧米では、若い時から計画的に経済的自立を目指す人が後を絶ちません。


何もないならFIREを目指してみるといい。

別に特別だから目指せる訳でもないんです。めっちゃ貯金したり、若い頃から投資で資産を大きくしたり、そこらへんに普通に歩いている人がFIREしているのも珍しくありません。


”知っている”か”知らない”か。

”目指す”か”目指さない”か。

ってだけの問題。


1億って聞いたら確かに凄そうに聞こえますが、月3%の利回りで10年間3万円を入れて運用し続けると、1億近くなったりします。確か12年ほどで1億を超える計算だったはず。

毎月3万円ぐらいならコンビニで買い食いとか、変な飲み会とか削るだけで捻出できなくもない金額。ちょっとした努力が後々になって大きくなってきます。

なんでこんなに大きくなるの?って疑問を持っている人もいるはず。その答えは「複利」だ。


かの有名なアインシュタインもこんな言葉を残しているようです。

複利は人類最大の発明だ。お金持ちは複利で稼ぎ、貧乏人は利息を払う。

天才物理学者ですら「宇宙で最も偉大な力」だと言っています。


僕はこの複利の力を使って、20代のうちにFIREしよう、と考えています。お金が全て、なんて言いません。が、あれば守れるものがあるのも事実です。

自分の時間や自由。家族や仲間。現在や未来。色んなものを守ることができます。

僕らが生活をしていて最も使うツールは「お金」です。しかし、「お金」の勉強は学校教育では全く習いません。生きていて最も使うはず、一番近いツールのはずなのに。むしろ人によっては「お金」は汚いもの、なんて教育を受けたりもします。

逆です。お金は「通行手形」。

お金というツールが悪いわけではなく、使う人が綺麗か汚いかの問題。ちゃんとお金に使われるのではなく、使うことができたら、良い方向に転びます。

将来やりたいことがない。したいことがわからない。なんて思っている人は、まずはお金を稼いだり、資産を大きくすることを目指してみるといい。間違いなく可能性が最大化するので。

何かしたい!ってものが見つかった時に、その何かに飛び込めるように今のうちから準備できるといいですね。

好きなものがいつか出てくるっていう偶発的なものに人生を賭けるより、確実にできるような必然的なものに注力している方が、QOLも上がって、人生も豊かになるんじゃないかな?

僕はやりたいことも、守りたいものも、たくさんあるので目指しますが、目指してみると面白いかもです。

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