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「仕事は楽しいかね?」デイル・ドーテン(きこ書房)


第1回目は、デイル・ドーテン著「仕事は楽しいかね?」です。

この本は、普通のサラリーマン(筆者)が“たまたま”天候の影響により空港で夜を越すことになり、そこで“たまたま”出会ったおじいちゃんが“たまたま”大実業家の成功者で、そのおじいちゃんと朝まで語り明かした内容と、そこで得た教訓、その後の筆者の変化が記されています。

読みながらとてもワクワクする内容でした。

ということで、
今回印象に残ったものの中から2つピックアップしてみます。


1つ目は
「明日は今日と違う自分になる」

これは、マックス(成功者のおじいちゃん)が今までに掲げた唯一の目標です。
マックスは、どうせ人生思い通りになんかならないのだから目標は掲げない。今日の目標は明日のマンネリだ。と語っています。ただし一つだけ、この目標だけ掲げたといいます。
「明日は今日と違う自分になる。」
シンプルですが、決して簡単なことではありません。
要するに、毎日変化し続けるということです。
人は変化を嫌う生き物なので、変わることには大きなエネルギーを使いますし、すぐに安定を求めてしまいがちですよね。(ホメオスタシスとかってよく聞きます。)
本書で出てくる言葉なのですが、「人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好き」なんです。
みんなが嫌がるからこそ、だからこそ常に「変化」することができる人は突き抜けることができるのだと思いました。

2つ目はこちら。
「もし宇宙が信じられないようなアイデアをくれるとして、君はそれにふさわしいかね?」

もし素晴らしいアイデアに出会ったとしても、それを活かせる人間でなければ意味がないということです。
あなたはこの問いに対して、すぐにYESと言えますか?
またマックスは、そもそもどう新しいアイデアを生み出すのかを実践を踏まえて教えてくれます。一言でいうと、
「新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。」
つまり、アンテナの張り方、意識の持ち方次第でアイデアに気づくことができるかは変わるのです。何も意識していなければ、アイデアをアイデアとして認識できません。
どれだけそれに対して心を開くことができるかが大切なんですね。
本書では実例として、コカ・コーラやリーバイスの話が出てきます。とても興味深く、分かりやすい内容でした。


この本を読んでのアクションプランは、


「毎日、昨日の自分を超える」です。
もっと気の利いた何かを言いたかったのですが、僕はこの考え方が目から鱗すぎたので、シンプルにこれにしました。
常に、変化し続ける。難しいですが、意識するのとしないのでは天と地の差があると思います。何も考えなければ「いつも通り」に戻ってしまいますから。現状維持≒退化です。

この本は僕のバイブルにしようか悩んでいるくらい僕にとってはいい本でした。とても読みやすいですし、就活を控えた僕にぶっ刺さりました。
ここには書ききれないけど記しておきたいことが山ほどあるのですが、きりが無いので絞っています。

最後にもう一つだけ。
「完璧とは、ダメになる過程の第一段階」
僕は本書に出てくるこの言葉で、完璧を追い求めるのは辞めました。
気になる方は本書を手にとってみてください!
(アマゾン・プライム会員は今ならKindleで無料で読めます。)

それでは。

Daigo

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