残念な日本の大学
大学の教員をしていたら、日本の大学の偏差値と教員の研究力が一致しないことが多いことがわかります。
残念ながらTOP大学だからといって、すべての教員が一流の研究をしているか?と言われたらそうではない現状は見過ごせません。一方、非常に面白い研究をしている先生が、何でこの大学にいるのだろう?と思うようなこともあります。
なので、せっかく偏差値の高い大学に入ったとしても、研究室選びを間違ってしまうと地獄となるような研究室が存在します。
「大学受験の偏差値≠研究能力ではない」
ので、大学ファンドなんていうのは必要ないというのが私の意見です。
対案として、
①科研費の基盤S、A、Bの採択数を増やせばいいだけです。科研費の申請書は、研究者のアイデアと能力をアピールし、専門家によって審査されています。そのため、所属大学なんて関係なく、個人や研究グループの能力が評価されます。
②もし、増やせないのであれば、科研費S、A、Bを獲得している教員を優先的に大学ファンド獲得大学に移動できるようにすれば良いと思います。公募内容に、基盤S、A、Bを獲得している者に限定すれば良いと思います。
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