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ベーシックスキル(基礎)の重要性について

 井上選手は多くの偉業を成し遂げた今もなお、基礎であるシャドーボクシングのトレーニングについて、毎回100%の力で時間をかけて取り組むことが伝えられており、(NHK 王者・井上尚弥の10ラウンド)よい影響を受けた。また、所属ジムの大橋会長からは、誰もが手を抜きたくなるような地味な練習を、ここまでしっかり向き合うチャンピオンは過去に見ないと語っており、基礎の重要性を再認識できた。
 一方で、変化が激しく、不確実性が高いビジネスにおいて結果を残すには、応用(実践)から入り、課題が見つかったときに初めて基礎を補う方法が効果的であると聴く。理由として、基礎を積み上げても、実践に活きるとは限らないからである。また、これまでの成功事例は陳腐化して活かせず、上手く進めるには自ら行動を起こし、いち早く最適な答えを見つけ出す必要があるからである。
 スポーツとビジネスは概念が異なるものの、私の母校である國學院久我山高校ラグビー部は、実践を重視することで過去に5度の全国制覇を成し遂げたものの、今となっては低迷の一途をたどっている。基礎の重要性を認識しないまま、時間を過ごしたことが理由として考えられる。

 ビジネスにおいても、基礎が重要と考える。定型業務を機械的にこなすのではなく、メールについては、毎回相手がわかりやすいよう丁寧に記述し、プレゼン資料の作成については、伝えたいポイントに考え、試行錯誤することにより、強みや自信が湧くと考える。それは井上選手から学ぶとおり、基礎を怠ることなく、毎日100%の力で取り組むことで、初めて自分なりの勝ち方(持論)が見えてくる。加えて、実践による内省、改善を繰り返すことで大きな成果につながることを示している。

  

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