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黙食は孤独のグルメであり、マインドフルネスである

ひとたび注目されるやあっという間に広まり、誰もが耳にする当たり前の言葉となった「黙食」。気が早いけれど、今年の流行語大賞決まりでいいんじゃないかとさえ思えてきます。
さて、この黙食ですが、我慢してやっても続かないしストレスになります。どうしたら楽しめるか考えたところ、一つの結論にたどり着きました。

それは、「孤独のグルメ」。

松重豊さんがただただ食べるだけの、アレです。松重さん演じる井之頭五郎(以下、井之頭先生)こそ黙食のスペシャリストであり、私たちの手本たる存在です。
番組を観たことのある方はご存知でしょうが、井之頭先生はその時の心が(舌が、胃が)欲する物に忠実にお店を選び、注文します。また、食事中も言葉は発しません。しゃべっているのはあくまで心の声です。完全な黙食。しかし、先生にとってこの時間は、豊かで喜びに満ちています。

黙食を楽しむコツは、自分に素直であることだと思います。その時食べたいものを食べる。そして、素直に、思うままに味わう。

仕事のことや、周りの人など余計な一切を気にせず、
自分の感覚に寄り添い、身を委ねる。

これは、立派なマインドフルネス。脳疲労は軽減するし、幸福感が増します。だからこそ、ハードワークっぽいのに井之頭先生は頑張り続けられるのでしょう。
多くの情報を求め、多くの人と交流する。このように「外」へ意識を向けることが一つの豊かさでしたが、これからは「内」、つまり自分自身に目を向け、自分で自分を満たしてあげられる力が、幸せの鍵になる。数年前からマインドフルネスは注目されてきましたが、コロナ禍の現代においてその重要性が増していると言えるでしょう。

孤独のグルメ的黙食で、幸せ時間を作りたいですね。

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