「高等学校情報科等強化によるデジタル人材の供給体制整備支援事業」第1回オンライン学習会に参加した
こんにちは。高校で情報の先生をしていますTakitoです。
ご高覧いただきありがとうございます。
今回、「高等学校情報科等強化によるデジタル人材の供給体制整備支援事業」第1回オンライン学習会「情報Ⅰにおける指導と評価の一体化」に参加しました。気になった内容を書き記しておきます。太字がセミナー内容。細字は自分の感想。
評価と指導の関係性
生徒評価により生徒の理解度が分かり、どの指導に注力するべきか分かる。生徒評価により出題した課題が適切だったか分かる。評価して終わりではなく、評価から指導を改善し、次に生かすことが大切。
1学期の成績が決まりホッと一息ついていた自分にはグサッと刺さった。
1学期が終わってから振り返るのが大切。本当にその通りだ。
事例報告:昨年度の授業を振り返って今年の授業をどうするのか
情報Ⅰ「(1)情報社会の問題解決」の単元は(2)以降の導入である。そのため、(1)の内容を(2)以降のどこで取り上げるか見定め、(1)の単元にあまり時間をかけず、どの内容を引き算するか考えると良い。また、総合的な探求の時間や数学と上手く調整して指導内容の棲み分けをすると良い。
どの学校でも情報科は時間数不足で困っている。今回の発表事例では、単元の合体と他教科との協力で時間数を上手く調整している。
単元の合体は情報科の中だけ決めることができ、また、プログラミングとデータ分析など親和性の高い分野もあるので比較的難しくない。ただし、他教科との協力はそうはいかない気がする。教科横断は、学習指導要領にも記載されているものの、それぞれの教科のスケジュールと目標もあってハードルが高い。
定期考査の試験解説にはあらかじめ撮影した動画を使っている。
動画にしたことで、生徒が動画を一時停止して考えなおしたり、疑問に思ったことを検索してより深く学ぶ姿があった。
昨年度のプログラミングの基礎指導は、教員のデモンストレーションの後、生徒が自分でプログラムを作る指導法だった。この指導法は教員のペースで進むため、一度つまづくとリカバリーが難しい、他の人に聞くのをためらわれるといった反省点があった。そこで、今年は外部サービスの個別ドリルを利用する。これで、それぞれが自分のペースで学習を進めることができる。
スゴい。これは完全に「個別最適な学び」「主体的対話的で深い学び」の実現。ただ、私の担当授業で同じことをやるのは正直自信がない。やるなら、生徒の学習へのモチベーションを高めるためのなんらか仕掛けが欲しい。それがあれば、上手くいく気がする。
中学までの学習内容が定着しているか把握するため、年度当初に神奈川県の研究会が実施ている情報科導入テストを使っている。
情報科導入テスト、これは良いことを聞いた。調べてみたら、今年度はすでに終了しているので、来年度にむけて検討してみよう。
この学習会の動画は、そのうち文科省のyoutubeチャンネルに掲載されるようです。ここ1年くらいで急激に文科省のyoutube動画めっちゃ見るようになった。
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