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年食っても聞いていいですか


設計業は誰かに聞きたくなる場面が多い。
ここは法規的に問題ないか、
このデザインの見た目はどうか、
現場で問題が起きたがどう対処すべきか。
「聞いてしまえば一瞬だから聞いてしまえ」
と言ってくれた先輩がいた。
かなりありがたいと思えたが、今改めてこの言葉を振り返ると、
「一人で悩んで立ち止まってしまうぐらいだったら」
という隠れた前置きがあっての
「聞いてしまえば一瞬だから聞いてしまえ」
だったように思う。
少し成長を重ねた29の僕が、それでもやっぱり聞きたいことがあった時は、
やっぱり聞いてしまっている。
どこか気が引けると思うのは、やっぱり聞いちゃいけないこともあると感じているからだ。
その聞いちゃいけないことというのは、
ずばりこれっていうのではなく、
人によって聞いていいのと、あまりよくないのがあるのだと思う。
パッと見のデザインをよくしたくて誰かに聞くのであれば、 パッと見のデザインが一番いい人に聞くのがいいし、
解決策は思い浮かぶがいまいち自信のないものには、 そういった場面を解決するのが得意な人に聞くのがいいし、
仕事に対してやる気があがらなくて困っているのであれば、 ここ最近でやる気があがった人にどうやってあがったか聞くのがいい。
何でもかんでも同じ人に聞くとやっぱり困らせてしまうが、 内容によって細かく聞く人を変えると、何より聞き手がうれしいんじゃないかなと。
だからやっぱり聞くことはいいことだと思うし、どんな内容だったら喜んで聞いてくれるかを想像するのがいいことだなぁと思う。

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