見出し画像

まだまだ道半ば

2018年に社労士試験に合格してから約2年。
まだまだ活かし方や方向性について道半ばですが、だいぶ見えてきた事があります。
これもうまくいった事ばかりでなく、うまくいかなかった事から、本当の自分の気持ちを知ったり、失敗や悩みも何かしら自分への道標なのかなと思えたりします。

社労士試験を受けた本当のきっかけ
そもそも社労士試験を受けたきっかけは、会社を良くしたいとか、周りに知っている人がいなかったとは言え、会社のやっている事に疑問を持つようになったから。労働者という立場で感じた事からでした。

合格後
合格後、開業して…ということも考えましたが、そこで見た景色に何か違和感を覚え、結局何も活動することはなく今に至ります。

本当の気持ち
社労士試験を控えた中でこのような事を言う事は夢や希望を潰してしまうことになるかもしれませんが、今の社労士がやっている事って結局は会社、事業主にとって都合の良い世の中、会社を作る事にしか繋がらないと感じました。それは当然ですが、報酬を事業主からもらっている以上、そこに応えるのは当然です。
ただ自分のきっかけややりたい事を考えると、もちろん働く人も変わる必要はありますが、会社も変わっていかないといけないと考えています。
会社に入るということだけを考えても、入る側は自問自答しながら苦労して入るのに対し、会社側は退職者が出た理由も考えることなく、その点を改善する事もなく新しく人を迎え入れるわけです。
それでは離職が続く。それだけであればまだ良いですが、それによって人は悩みや苦労を重ね、人生も壊してしまったり、心を壊してしまう人もいる。
「世の中として、それっておかしくないですかね。」これが自分を動かした当初の気持ちだったんだと思います。

そして休職の経験
その後自らも休職やメンタル不調を経験しました。働く事が分からなくなり、やがては人生すら分からなくなる。そうやって皆意欲をなくして、一度きりの人生を悲観してしまう。
当事者としての意識も芽生えました。「本来働くって楽しい事なのに…」とある方に言われた事もありますが、こんな人が多くいるのに、働く事が楽しい事になるとは思えなかったし、自分も思った事は一度もなかったです。

見えてきた方向性
もともと人の話を聞く事が好きだったり、性格的にも女性的だったり、やはりそういう社会的弱者の味方でありたいと思うのが本心です。
ただそういう方の話を聞いて、良い言葉をかけていく、それだけで根本が変わっていくとは思っていないですし、先に書いた通り会社や社会も変わっていく必要があるんだと思います。
どんな人でも輝ける社会を作るためには、悩みを抱えながらも、その人らしく適応していけることだと思いますし、そういう人も社会や組織の一員になれる環境が必要なんだと思います。

自分の得意なことは仕組み作りなので、人の心理やそういった事を社会にどう取り入れ仕組み化していくか、みたいな事が本当にやりたいことなのかなと思うようになりました。
社労士として規則整備や評価制度だけやっていても、会社の都合の良い社会にしかならない。
生産性をあげても、本当に従業員に還元されるのかは分からない。
やりたい事をやるには、社労士だけでは不十分なんだと思うようになりました。
もちろん働く法を知っているということは、今後も活用できるでしょうし、その点は強みになるか思います。
今後は心理の方向へ目を向けてみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?