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大地の再生 能登震災復興支援レポート② 輪島市東山集落編 2/2 ※図解付

輪島市東山集落 道路メンテナンス編2/2 はじめに

2024年8月22日から23日にかけて、震災後の復興活動の一環として、能登の復興支援活動の視察と経過観察が行われました。この日は、合同会社杜の学校の代表である矢野さんを中心に、杜の学校スタッフ及び大地の再生の最前線で活躍するメンバーが参加しました。今回の作業では、矢野さんが震災後から取り組んできた復興現場のメンテナンスと経過観察を行いました。

レポート①はこちら

今回は、レポート②として、震災で傷ついた道路へ施すことが出来る大地の再生流メンテナンス方法(応急措置方法)について解説します。


道路の穴の補修方法とその重要性

地震により道路にできた大きな穴への応急処置は、まず穴の中に枝を敷き詰め、その上に砕石を配置します。この時、路面の形を平坦ではなく、かまぼこ状に整えることで、水と空気が道路の脈にゆっくりと流れるように施工しました。こうすることで、水が適度に地面に染み込み、地面全体が安定します。
特に災害地では、被災地から出た木枝や木材、砕石などを活用し、応急的に浸透効果のある処置を行うことが可能です。地域の人々が協力して行うことで、場の安定性を保ちながら、災害の影響を最小限に抑えることができます。

災害地にある資材を活用しながら応急処置をする

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