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語る、聴く、受け取る。シェアハウス生活で感じるともに生きるよろこびの循環。
シェアハウスに6年以上住んだ。
3~4人の住み込みバイトでルームシェアもあれば
100人も入居者がいるシェアハウスは、これ家なん!?と思った。
コンセプトが料理のシェアハウスで(ぼくは料理が下手だ)毎日シェアメイトがシェフばりの料理を振る舞ってくれたときもあった。
いろんなところに住んでみて、もう一人暮らしには戻れないなーと思う。
それはまあシェアハウスが楽しいからなんだけど、、、なんだけど!
正直なところ、むちゃくちゃめんどくさいことはたっくさん起こる。(それはもうたぁっくさん!)
友達と大阪でシェアハウスを運営してたときは、毎日リビングに20人が雑魚寝。なんて日もザラにあった。掃除したって翌日には元通りのぐっちゃぐちゃ。(泣笑)
風呂場にゴキブリの卵を発見して、テラフォーマーズ状態(幸い孵化する前だったので勝利した)
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人間はみんなユニークだから、それぞれこだわるポイントも全く違う。
上裸でリビングうろうろする人とか
お金の計算こまかい人とか
シンクに洗い物をためる人、絶対にためたくない人(同棲したらよく揉めるやつ)
人と人がともに暮らすというのは、楽しいこと以上に、複雑なことが多い。
ぼくは、その複雑さの中に豊かさとよろこびのヒントが隠されているんじゃないかと思い、豊かなつながりをはぐくむシェアハウスの探求を続けている。
語りがある日常
シェアハウスなんて、めんどくさいことばっかりだよ!というと
だったら1人で生きればいいじゃない。とはならないのが人間だと思う。
みんな、一人ひとりが”自分の人生の物語”を生きている。
仕事があって、恋愛があって、家族があって、趣味があって、喜怒哀楽があっちいったりこっちいったり。毎日のように気分が変わる。
それは平凡なんかじゃなくて、ドラマチックだ。
なんだかすごく情緒的な話になるけれど
そんな大切な物語をたった1人で抱え込んでおくのは、寂しくないか?
今日はこんなことがあってね…
最近気分がよくなくてさ…
ねえちょっと聞いて!嬉しいことがあったの!
そうやって自分の物語を、誰かと分かち合えることは豊かなことだ。
自分の話ができること、それを最後まで聴いてもらえること。
たったそれだけで、日常は色鮮やかになるんだよ。
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つい先日、今一緒に暮らしているシェアハウスのメンバー5人で近況をシェアしてたときのこと。
Kくんが「仕事でショックなことがあってさ…後輩が仕事サボってて、みんなの前で怒っちゃったんだよね」と、自分の話をし始めた。
それに対して、他のメンバーはじっくり話を聴いて、できるアドバイスを伝える。
それを受けてKくんは「これは成長する絶好のチャンスだ!」とポジティブに。(素敵!)
このやりとりを見ていたTちゃんはぼくに「こうやって自分の悩みを話すのはやっぱ大事なんだなと思った」と。ボソッとつぶやいた。
この一連の流れの中に、大切なものがたくさん詰まっていると思う。
- 自分の語りを始める人
- 語り手にお役立ちする人
- 語りをみて自分も語りを始めたいと思う人
語りはつながりを生む。
そういうことだとぼくは思う。
利他について
ぼくの中で最近のホットトピックである「利他」
端的に言えば他者へのお役立ちのこと。
KくんとTちゃんの間にあるものが利他の象徴だと思う。KくんはTちゃんのために自分語りをしたわけではない。(はずだ。)
しかしTちゃんの中でむくむくと芽生えた「語りたい」という想いが確かにある。
そこにGive&Takeの関係はない。それでもKくんとTちゃん両者にとって意味のある何かが生まれている。利他って、そういうところから感じ取れるものなんじゃないだろうか。
利他について。詳しくはまた別の機会に書こうと思う。
こんな暮らしはいかがですか?
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ぼくの探求は、ともに生きるよろこびを感じ合える暮らしづくり。
シェアハウスという形で、人と人が豊かなつながりをはぐくんでいける環境を作っていきたい。
「役に立つ、から意味があるへのシフト。」
パブリックスピーカーの山口周さんの言葉が響いている。
ぼくたちが暮らすはぐくむハウスは(シェアハウスです)
キッチンが充実してます!とか、ハイグレードな備品を置いてます!とか、役に立つ機能を一番の売りにしているわけではない。(もちろんそれも大事!)
目に見えない、けれど生きていく上で見失いたくないものがあると信じている。語り、つながり、豊かさを感じる。
うまく言葉で説明できないこの感覚を、分かち合っていく暮らしはどうでしょうか。よかったらいつでも遊びにきてください。
はぐくむハウスをご案内します。
はぐくむハウスインスタグラム(お気軽にDMお待ちしてます)
@sharehouse_suny
シェアハウスの詳細
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